短編コラム 異業種から学ぶ仕事の極意 漫画だからわかりやすい伝わる オススメ漫画作品レビュー

【短編コラム】異業種から学ぶ仕事の極意――”消防士編” 漫画作品レビュー

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

最近、会議の進行役を任されたのですが、いざ始まると「進行マニュアル通りにいかない」ことだらけ。誰かが急に話を脱線させたり、予想外の質問が飛んできたり……。思わず「これ、現場でどうやって回してるの!?」と心の中で叫びたくなりました… (´Д⊂ヽ

そんな時ふと思い出したのが、異業種の現場を描いた漫画たち。特に消防士業界の漫画は、マニュアルやルールがきちんとあるはずなのに、現場では必ず“イレギュラー”が発生しているんですよね。でも、そのたびに登場人物たちは慌てつつも、仲間と知恵を出し合い、なんだかんだで乗り切ってしまう。
あの独特の臨場感や、失敗から学ぶ姿勢は、どんな業界でも通じるものがあるなあと感じます。今日は、そんな“現場のリアル”を描いた消防士漫画から、私たちの仕事にも役立つヒントを探してみましょう。

作品名:め組の大吾(曽田正人)

ヒーローは背中で語る…現場のリアルな判断力

消防士漫画の金字塔と言えばこれ!『め組の大吾』は、火災現場の緊張感や命を預かる現場ならではの“判断力”を、ダイナミックなコマ割りや迫力満点の演出で描き出します。主人公・大吾が、幼少期の体験から消防士を志し、現場で失敗と成長を繰り返す姿には、思わず「これ、職場でもあるある!」と頷きたくなる場面が盛りだくさん。

例えば、第3巻の火災現場では、まず現場到着後に「現場状況の確認」「安全確保」「役割分担」の手順を徹底し、消火活動を開始します。消火活動中、煙の広がりや倒壊リスクなど想定外の事態が発生しても、隊長の指示に従い「一時退避→再度安全確認→消火再開」と、段階的に冷静な判断を積み重ねていく様子が描かれています。特に、消火活動の基本手順(現場確認→安全確保→消火開始→人命救助→撤退判断)が忠実に再現されており、マニュアルの重要性と現場での“運用方法”がよく分かる構成です。

また、仲間との連携やリーダーシップが、表情やセリフ回しで生き生きと描かれているのも見どころ。大吾の成長を追いながら、「自分も明日から一歩踏み出してみよう」と思わせてくれる、そんな熱量が伝わる作品です。

作品名:消防女子!!(佐藤青南・上遠野洋一)

女性消防士のリアルな奮闘と、現場の多様性に学ぶ

「消防士=男性」のイメージを覆す『消防女子!!』は、新米女性消防士・高柳蘭の奮闘を描いたヒューマンストーリー。横浜市消防局を舞台に、女性ならではの視点や現場での苦労、そしてチームの多様性が、ポップなコマ割りや絶妙な間合いのセリフでテンポよく描かれています。

第1巻では、蘭が初めて火災現場に出動し、緊張と不安を抱えながらも、マニュアルに沿って冷静に行動する姿が印象的です。消防業界では、現場ごとに「安全確認」「役割分担」「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」が徹底されており、漫画でもそのプロセスがリアルに再現されています。特に、イレギュラーな事態発生時に蘭が仲間と即座に情報共有し、臨機応変に役割を変える場面は、どんなビジネス現場でも応用できる“柔軟な組織運用”の好例。

また、職場の多様性やダイバーシティの大切さも、蘭と個性豊かな同僚たちのやり取りから自然に伝わってきます。漫画ならではの演出で、緊張とユーモアが絶妙に交錯し、「失敗しても、次に活かせばいい」と背中を押してくれるシーンが多いのも魅力のひとつ。お気に入りのキャラクターは、蘭の同期でムードメーカーの女性消防士。彼女の前向きなセリフには、現場の空気を和らげる“ユーモアの力”も感じられます。

作品名:神命のレスキュー(キリエ)

リアルな取材と現場描写、1分1秒の判断が運命を変える!

実際の消防局の協力を得て描かれた『神命のレスキュー』は、九州の架空都市を舞台に、新人消防士のリアルな成長と、現場の緊迫感が伝わる作品です。第2巻では、湖に車ごと落ちた老夫婦の救助や、崖下に転落した少女の救出など、現場でしか見られない緊迫した行動が詳細に描かれています。

この作品の魅力は、作者が消防局での訓練や新人育成課程を徹底取材し、装備や手順、マニュアルの運用までリアルに再現している点。現場のマニュアルは「決められた手順を守る」だけでなく、「状況を見極めて柔軟に対応する」ことが求められる、と作中でも語られています。ビジネスでも、危機対応時には“現場のリアルな声”を聞きながら、マニュアルをベースにしつつ臨機応変な判断が重要です。

また、主人公・叶之助が仲間と共に葛藤しながら成長していく姿は、どんな現場でも「失敗を恐れず挑戦し、経験を積む」ことの大切さを教えてくれます。印象的な演出は、救助現場の緊張感を高めるコマ割りと、キャラクターの表情の変化。まさに「漫画だからこそ伝わる現場の空気感」が味わえる一作です。

後記:現場(会議室)の火事は、消防士じゃ消せないぜ…

今回ご紹介した消防士漫画たちは、マニュアルやルールの“現場での生きた使い方”を、キャラクターの奮闘に加え、漫画ならではの迫力ある描写で伝えてくれました。
『め組の大吾』では、火災現場の緊張感がダイナミックなコマ割りと大胆な構図で表現され、特に大吾が「現場の状況は一瞬で変わる」と汗を拭いながら叫ぶシーンは、ページをめくる手が止まらなくなるほど。『消防女子!!』では、蘭たちの不安や決意が繊細な表情の描写で伝わり、「失敗しても、次に活かせばいい」というセリフが心に残ります。『神命のレスキュー』では、緻密な背景とリアルな装備描写、緊張感を高める細やかなコマ運びが、救助現場の臨場感を一層リアルに。
どの作品も、漫画だからこそ味わえる“現場の空気”と、手順や工夫を重ねて仲間と乗り越える大切さを、存分に感じさせてくれました。

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