写真を撮影するとき、不本意に画面がブレてしまった経験がある人も多いでしょう。
動画も静止画と同じように画面がブレてしまうことがあります。
ブレた画面を見続けると酔う可能性があるため、動画では特にブレに注意する必要があります。
動画でブレを避けるにはどのようなことに気を付ければいいでしょうか? 動画のブレ補正について知りたい人に向けて、ブレを補正する方法やおすすめアプリなどについてご紹介します。
画面がブレやすいシーンとは?
ビデオ撮影の際、いつでも画面がブレるわけではありません。
ただし以下のような場合はブレが生じやすいため、事前に気を付けておくと良いでしょう。
風などで手が固定できないとき
ブレが発生する原因は、撮影機器自体が動いてしまうことにあります。
手に持って撮影する場合、自分では固定しているつもりでもわかずに手が動いてしまう場合があります。特に風が強い日など、手が固定しづらいときは注意が必要です。
走りながら撮影するとき
何かを追いかけるときなど、走りながらの撮影は基本的に画面がブレてしまうと覚悟したほうが良いでしょう。
この場合は、大幅なブレにならないよう配慮するのがポイントです。
被写体が動いているとき
動物や乗り物など、動きのあるものを撮影するときも要注意です。
とっさの動きを捉えようとすると、つられてカメラを動かしてしまいがちです。あくまでカメラは固定しておきましょう。
ブレを補正する3つの方法
動画のブレ補正にはいくつかの方法があります。
ここでは主な方法をご紹介しますので、参考にしながら作業してみてください。
カメラの手ブレ補正機能を使う
一番簡単なのは撮影時にカメラの手ブレ補正機能を使う方法です。
スマホを含めほとんどのカメラに搭載されていますが、あらためて設定などをしっかり確認しておくと良いでしょう。
専用機器でカメラを固定する
撮影時にブレを防ぐ機器を使うのも一つの手です。手ブレ補正機能を使用してもブレる場合があるため、専用機器で固定すれば安心して撮影できます。
撮影後に動画を補正する
動画編集などのアプリやソフトに搭載された補正機能を利用する方法です。
撮影時にはわからなかったブレを発見したときに便利でしょう。後で調整できるため重宝します。
スタビライザーを利用してみよう
手ブレを防ぐためにはカメラを固定する必要がありますが、手作業ではなかなか難しいのが現状です。そこで便利なのがスタビライザーです。
ここではスタビライザーについてご紹介します。
スタビライザーとは?
スタビライザーは手ブレを抑えて撮影できるカメラ用のアクセサリーです。カメラを固定できるため、高性能のまま被写体をしっかり撮影できます。
さまざまなタイプがあるので、撮影シーンに合ったものを選択するのがベストでしょう。
電動タイプのメリット
激しく動いてもブレないのでスムーズな動画が撮れます。機器によってはモーションタイムラプスなどの撮影も可能。
吊り下げ機能搭載のものもあり、さまざまなシーンに対応できます。
軽量で折りたたみ可能なタイプを選べば、気軽にどこへでも持ち運びができ旅先での撮影にも最適です。
手動タイプのメリット
電動式のような細かい調整は難しいものの、シンプルで初心者にも扱いやすいのが特徴です。
1万円以下で購入できるものもあり、試しに使ってみたいときには丁度良いでしょう。コストパフォーマンス重視で選びたい場合には最適です。
ブレ補正におすすめの無料アプリ
スマートフォンで撮影や編集をする人に向けて、ブレ補正におすすめのアプリを2つご紹介します。
それぞれ補正するタイミングが違うので、自分に合ったものを利用するのがポイントです。
シンプル無音カメラ 高画質&動画
撮影時にブレ補正できるカメラアプリです。被写体を追いかけながら臨場感のある撮影ができます。もちろん静止画にも対応。
音をたてずに撮影できるため、公共の場所や飲食店での撮影、ペットなどを驚かせずに撮影したいときなどに最適です。
外部サイトへ:シンプル無音カメラ 高画質&動画
Googleフォト
Android版Googleフォトでは撮影後にブレ補正できます。編集設定でスタビライズを選択すると、手ブレ補正処理が完了します。
激しい動きの撮影でもこの機能を利用すれば動画を滑らかに仕上げられるので、撮影してみたらブレていたという場合の対策アプリとしても活躍するでしょう。iOS版での実装も期待されています。
外部サイトへ:Googleフォト
まとめ
動画のブレ補正は、撮影時にも撮影後にもできます。カメラに搭載された手ブレ補正機能を使ったり、スタビライザーを使ってカメラを固定したりすれば、ブレのない動画が撮影できるでしょう。
もしブレてしまった場合は、ソフトの編集機能を使って簡単にブレ補正が可能です。ただし全ての編集ソフトで補正できるわけではないので、編集に頼りすぎないほうが良いといえます。なるべく撮影段階でブレの対処しておくと後々楽でしょう。