動画制作ではさまざまな素材が必要になります。
映像やイラスト、BGM、効果音など、その内容は多岐にわたるため素材集めだけでも一苦労でしょう。
そのようなときに役立つのが素材配布サイトです。取り扱う素材はサイトによって違いますが、とくに使用頻度が高くなるのが著作権フリーの動画用素材でしょう。
ここでは動画用のフリー素材の概要や使用上の注意点、おすすめの著作権フリー動画素材サイトなどについてご紹介します。
著作権フリーの動画素材とは?
動画制作において著作権の明記なしに利用できる素材を、著作権フリー動画素材といいます。
それ以外の素材を利用する場合は、動画内や概要欄に素材配布元の明記が必要です。
著作権フリーの素材ではそのような文言が必要ないため、余分な情報のないすっきりとした動画が作れます。
自作発言はNG!
本来「著作権フリー」という言葉は、著作権が存在しないか放棄された状態のことを指します。
しかし素材配布サイトは著作権を放棄していないことがほとんどです。著作権フリーは著作権譲渡とは異なり、自作発言はできないので注意しましょう。
使用するときの注意点
便利な著作権フリー動画素材ですが、利用の際には注意点もあります。
実際に使用するときは以下の3点をチェックしておくと安心です。
利用規約の範囲内で使用する
サイトや素材によって使用できる範囲は異なります。
編集や改変を禁じている素材もあるので、利用規約をよくチェックしてから使用しましょう。
商用利用の際は注意!
著作権フリーでも商用利用は不可という可能性があります。
動画を商用利用する場合は、著作権フリーかつ商用利用可能な素材を利用するのがポイントです。
頼りすぎると個性に欠けることも…
便利な動画素材ですが、使いすぎると素材の寄せ集めのようになってしまいます。自分の個性が出せないと魅力に欠けてしまうので、部分使いするのがおすすめです。
著作権フリーのおすすめ動画素材サイト
動画用の素材を扱っているサイトはネット上に多数あります。
ここでは、その中でもおすすめの著作権フリー動画素材サイトを2つご紹介します。
無料映像素材 フリー素材館
夕陽や夜景、空、雲など、風景を加工したものが中心の無料素材サイトです。
ロイヤリティフリーで自由に加工編集も可能。シンプルなので使いやすいでしょう。
美しいHD動画素材が無料で使えるのが特徴で、テレビ制作関係者などプロの方も利用しているようです。
外部サイトへ:無料映像素材 フリー素材館
動画素材.com
映像・ムービー素材を中心とした無料素材のダウンロードサイトです。
PC、スマホ(iOS)から利用可能。さまざまなファイル形式の動画素材を扱っており、VRで使えるものも用意されています。ロイヤリティフリーなので動画配信、PV、MVのほかクラブなどでも使用できます。
有料販売素材もあるため、気に入ったものがあればチェックしてみるのも良いかもしれません。
外部サイトへ:動画素材.com
海外の動画素材サイトにも注目!
先ほどご紹介したのは日本のサイトでしたが、海外発信のサイトにも面白い動画素材サービスがあります。
こちらも2つご紹介しますので参考にしてみてください。
MotionElements
200万以上のロイヤリティフリー高品質動画を提供している素材サイトです。
HDクリップ、グリーンバック映像、2K、4K、HD、HD720以上の高解像度の特殊効果映像まで、幅広い素材が揃っています。
有料範囲なら一度の購入で永久的に使用可能。商用利用もでき、無料範囲で使える動画素材も多数用意されています。
外部サイトへ:MotionElements
Pexels Videos
カテゴリー分けが細かくされており、さまざまなジャンルの動画素材が公開されています。無料で利用できるうえ商用利用も可能なので重宝するでしょう。
ダウンロードまでの手順がわかりやすく、言語選択から日本語も選べます。
世界中のさまざまなクリエイターが参加しているので、気になるイメージ映像素材を見つけやすいでしょう。
外部サイトへ:Pexels Videos
まとめ
著作権フリーの素材を使えば気兼ねなく自由に動画制作できます。著作権に配慮する必要がないので動画の表現幅も広がるでしょう。
動画素材は配布サイトによって傾向が異なるため、自分に合ったサイトを選ぶのが一番です。
サイトによっては4K素材など高精細なものも取り扱っているので、制作している動画の方向性によって素材サイトを変えるのも良いかもしれません。
便利な著作権フリー動画素材で、こだわりのある動画作りをしていきましょう!