自作ゲームでキャラクターの魅力を引き立てるには、立ち絵や顔グラフィックなどのイラストが必要不可欠。
しかし、ゲームの作者さんが自分で立ち絵まで自作するのは簡単なことではありませんし、こだわって作ればかなりの時間がかかります。
今回の記事では、立ち絵を自分で作成する方法や、イラストレーターへ依頼する際のポイントなどについてご紹介していきます。
自作ゲームにおける立ち絵のメリット
登場キャラクターの姿をイラストで表現できる「立ち絵」。
まずは、この「立ち絵」にこだわるメリットについて解説していきます。
キャラクターの魅力が引き立つ
立ち絵はキャラクターの個性を引き立て、より魅力的に見せるための大切な要素です。
また、ファンタジー系作品のキャラクターの場合、立ち絵によって服装や武器、種族などの特殊な設定をひと目で伝えられるというメリットもあります。
キャラクターの感情が伝わりやすい・共感されやすい
キャラクターが表情豊かに喜んだり悲しんだりする様子は、プレイヤーの共感を呼びやすいもの。
笑顔、泣き顔、焦った顔など、立ち絵に細かい表情差分を用意しておけば、よりキャラクターの感情が分かりやすく、プレイヤーから共感を得やすくなります。
見た人の興味を引きやすくなる
ソーシャルゲームでは欲しいキャラクターのために何万円も課金する人がいる時代なので、キャラクターのイラストに人を惹きつける力があることは分かっていただけるのではないでしょうか。
自作ゲームにも魅力的な立ち絵を用意することで、多くの人に興味を持たれる可能性が上がるかもしれません。
立ち絵を作れるサイト紹介
ここまでは立ち絵の大切さについて解説してきました。
では、実際に立ち絵を自作するにはどうすれば良いのでしょうか?
以下から無料で立ち絵が作れるサイトをご紹介しますので、悩んだ時の参考にしてみてください!
【てきとーツクール素材】
URL:http://tkool.kagati.com/
少年少女の立ち絵を作ることができるサイト。
「RPGツクール」シリーズ専用のグラフィックが多くなっていますが、それ以外のゲームに使えるフリー素材も少し配布されています。
【アニメのキャラクタージェネレーター】
URL:http://flashgamesspot.com/ja/play/anime-character-generator-a-useful-tool-to-create/flash-game/
ファンタジー系のキャラクターを作成できるツール。
キャラの肌色も変更できるので、ダークエルフや魚人など、種族にもこだわりやすいですね!
【キャラクターなんとか機】
URL:http://khmix.sakura.ne.jp/download.shtml
サイト内で立ち絵作成用のソフトが配布されています。
また、ページ内の関連リンクをクリックするとWeb上でも立ち絵の作成ができます。
【カスタム立ち絵 ver0.86】
URL:http://aebafuti.github.io/CustomStand/
女性キャラクターの立ち絵を作成できるサイト。
胸の大きさや髪の色など、かなり細かい部分まで設定できます。
イラストレーターに描いてもらう
ここまで、自分で立ち絵を作れるサイトをご紹介してきました。
しかし、
「キャラのイメージにぴったり合うものが見つからない」
「もっと表情差分が欲しい」
「イベント用スチルも作りたい」
など、もう少し立ち絵にこだわりたいと考えているゲーム作者さんは多いのではないでしょうか?
そんな悩める方々には、「イラストレーターに依頼する」という方法をおすすめします。
イラストレーターに依頼するメリット
イラストレーターに立ち絵を依頼する一番のメリットは、何と言っても「自分の指示通りにオリジナルのイラストを描き下ろしてもらえる」ということではないでしょうか。
製作途中で「もっとこうしてほしい」と要望を伝えることもできるので、交渉次第ではかなり理想に近い仕上がりになることも。
どうすれば描いてもらえる?
「是非この人にキャラクターを描いてもらいたい!」と思うような、好きなイラストレーターがいるのであれば、個人サイトやSNSから直接依頼のメッセージを送ってみるといいでしょう。
特にイラストレーターが決まっていない、依頼が初めてで不安があるといった場合には、個人対個人で絵の依頼ができるコミッションサイトで依頼してみると安全かもしれません。
立ち絵を依頼する際のポイント
ここからは、イラストレーターにイラストを依頼する際のポイントをご紹介していきます。
作風を確認しておく
アニメ調のイラストや写真のようなリアルタッチのイラスト、根強い人気があるドット絵など、イラストレーターによって作風はさまざま。
事前に相手の作風がゲーム全体のイメージ・世界観に合っているかを確認しておきましょう。
予算を簡単に決めておく
イラストレーターが提示している金額は、イラストの数や大きさ、納品期日、手法の違いなどによって大きく変動します。
自分がイラストにいくらまで払えるか、依頼前にあらかじめ計算しておくといいかもしれません。
イラストの相場については、こちらの記事も参考にしてみてください。
→『気になる!【イラストコミッション】の相場ってどのくらい?』
依頼内容・キャラクターの設定を詳しく伝える
ゲーム画面に表示させた時のことを考え、依頼時には画像サイズや解像度、保存形式などの希望を忘れずに伝えましょう。
また、描いてもらうキャラクターについては髪型・服装などの容姿だけではなく、性格や趣味などの内面や詳細設定を詳しく伝えておくのがポイントです。
その他、個人でイラストを依頼する際のポイントについては、こちらの記事に詳しくご紹介しています。
→『絵師に個人で絵を依頼する方法&守って欲しいマナー紹介!』
まとめ
今回のポイントについて、簡単にまとめました。
- クオリティの高い立ち絵や表情差分を用意すると、キャラクターの魅力が上がりやすい
- 立ち絵のようなキャラクターイラストは人の興味を引きやすく、それがきっかけでゲームをプレイしてもらえる場合もある
- 立ち絵を自作したい時には、専用のサイトを使うと便利
- イラストレーターに依頼すると、自分の要望を汲んだ立ち絵を描いてもらいやすい
ゲームにおいて、立ち絵は必ずしも必要なものではありません。
しかし、こだわりの立ち絵を用意すればキャラクターの魅力が増し、人の興味も引きやすくなります。
今回ご紹介した方法を参考に、立ち絵のクオリティにこだわってみてはいかがでしょうか?