絵を描くのが好きな方の中には、イラスト業界やゲーム業界で活躍したいと考えている方も多いのではないでしょうか。現在ではどんな人でも絵を描いて報酬をもらえますが、継続的に仕事を得るのは簡単ではありません。
たくさん依頼がほしい場合は、ポートフォリオの作成がおすすめです。ここではポートフォリオの内容や作り方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
受注を増やすには?
イラスト制作の受注を増やす方法はいろいろあります。すぐに始められる具体的な方法としては、以下の3つが挙げられます。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオはイラストレーターの名刺代わりになるものです。自分が得意とするイラストや今までの実績などを掲載し、クライアントにアピールする目的で作成します。
SNSで情報発信する
SNSでイラストレーター専用のアカウントを作って、情報発信するのも一つの手段です。投稿内容を気に入ってもらえれば、広く拡散されて仕事につながるかもしれません。
コミッションサイトに登録する
有償でイラストリクエストができるコミッションサイトへの登録も、有効な手段です。登録して作品を公開しておくだけで、依頼がくる可能性があります。
コミッションについては以下の記事で詳しく説明しています。
→イラスト制作を依頼する『コミッション』てなに?相場は?
ポートフォリオとは?
ポートフォリオは、売り込みの必須アイテムとなる作品集です。就職活動では企業や採用担当者へのアピールにもなり、イラスト以外にもWebデザイナー志望者などが利用します。
ポートフォリオの内容に決まりはありませんが、幅広いテイストのイラストを組み込むと受注幅が広がります。また、既に実績がある場合はその内容を記載しておくのもポイントです。
自分にはどんなスキルがあるのか、今までどんな経験をしてきたか、作品紹介で存分にアピールして受注につなげていきましょう。
ポートフォリオに載せる内容は?
ポートフォリオはバランス良く作成するのがおすすめです。具体的にはどのような内容を盛り込めば良いのでしょうか?
最低5点は必要!多ければ多いほどいい
作品は5つ以上用意しましょう。なるべく多い方が、得意ジャンルをアピールできて良いです。カラーイラスト以外のデッサンやラフもOK。出版社の場合は書籍の挿絵という仕事もあるため、モノクロイラストも混ぜておくと良いかもしれません。
得意分野のイラストを入れる
同じ塗りで同じテイストの絵が5点以上あると、クライアントから得意分野と認識されます。得意なイラストほど受注しやすいので、自分の強みとなるテイストはしっかりアピールしておきましょう。
背景、モンスター、バリエーションなど
ゲーム会社の場合、キャラクターデザインだけではなく、モンスター、アイテム、背景などを描く仕事もあります。人物以外の作品も積極的に組み込むと、技術をアピールできて受注幅が広がるでしょう。
奥付
メールアドレスなどの連絡先を含んだ奥付は必須です。いざ依頼しようとしても、連絡先がわからないと検索しなければなりません。奥付があればすぐに連絡できるので親切な印象を与えます。
ではポートフォリオの作り方について、具体的にご紹介していきます。
ポートフォリオの作り方
作品を選んだら、さっそくポートフォリオを形にしてみましょう。売り込みたい相手に応じて、ポートフォリオの形式は変わってきます。
PDF形式のデータにする
メールに添付したりフォームから送信したりする場合は、PDF形式のデータにしておくのがおすすめです。一つのファイルにまとまっている方が見やすい上、どこでも同じように表示されるのでトラブルを回避できます。PowerPoint、Word、Photoshopなど、PDF形式での出力が可能なソフトで編集すると良いでしょう。
印刷して冊子にする
企業に直接訪問する場合は、印刷して冊子にするという方法もあります。同じ冊子をいくつか作ってクライアントに配布するのも一つの手です。
データより手間がかかりますが、実際に印刷されたときの色味や緻密さもチェックできるため、印象が強くなる可能性があります。なお、持ち込む際は事前にメールでアポイントを取っておきましょう。
ポートフォリオサイトを作る
一番簡単なのは、WEBサイトにギャラリーを作ってポートフォリオ代わりにすることです。ネット上ならいつでも作品を入れ替えられて手軽でしょう。また作品に対する注釈も入れやすいです。クライアントにアピールする際は、URLを教えるだけなので手間がかかりません。
まとめ
ポートフォリオを作れば受注増加に一歩近づきます。まだ作成したことがないという方は、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。これから作る場合は、ポートフォリオを意識して作品制作をするのも良いかもしれません。
もっと手軽に受注したい場合は、ポートフォリオとなるギャラリーを併設しているコミッションサイトへの登録がおすすめです。実際のポートフォリオが完成するまでに、こつこつ実績を積んでおきたいという人にも向いています。