近年、SNSアカウントや、ブログを持っている人は多くなっていますよね。
それらと比べると、個人サイトを持っている人は少ないのではないでしょうか?
しかし、イラストレーターにとって、個人サイトを持つのは大切なこと。
今回の記事では、イラストレーターがサイトを持つ重要性と、サイトづくりのポイントについてご紹介していきます。
個人サイトを持つ、2つの重要性
イラストレーターが個人サイトを持つ重要性は、大きく分けて2つあります。
ポートフォリオの代わりになる
サイト上で作品を公開すれば、ポートフォリオ(作品集)の代わりになります。
長い間、作品を紙に印刷してまとめたポートフォリオを企業の面接に持ち込む……というのが、絵の仕事を受ける一般的な方法でした。
しかし最近では、個人サイトやネット上で作品をまとめた「Webポートフォリオ」も増えてきています。
Webポートフォリオのメリットは、サイトのURLを知っていれば、いつでも作品を見てもらえる点です。
また、印刷でデジタルイラストの色味が変わったり、絵全体が劣化したりする心配がないのも、大きなメリットといえるでしょう。
大勢に向けて作品をアピールできる
個人サイトは、SNSやイラスト投稿サイトのように、自分の作品を発表する場になります。
個人サイトの場合、サイト全体を自分の作風に合わせてデザインできるので、より自分らしさや作品の世界観を伝えやすくなっています。
SNSに個人サイトのアドレスを明記しておけば、作品に興味を持った人がサイトを見にくる可能性も大いにありますよね。
とくにSNSで一定の人気を得ているなら、かなりの人に見てもらえる可能性があります。積極的に利用しましょう。
おすすめのHP作成サービス4選!
サイトの効果について解説してきましたが、実際に個人サイトを作るにはどうすればいいのでしょうか。
ここからは、商用利用もOKな無料HP作成サービスをいくつかご紹介していきます。
【WIX】
URL:https://www.wix.com
ホームページ作成で有名なサイト。
専門知識がなくても、気軽にオリジナルのホームページを作成できます。
スマホに合わせた画面表示も設定でき、非常に便利な仕様。
画像のアップロード容量は500MBまでで、独自ドメインは有料版でのみ使えます。
【Ameba Ownd】
URL:https://www.amebaownd.com
サイバーエージェントが提供する、HP作成ツール。
デザインに凝った、お洒落なホームページが比較的簡単に作れます。
スマホの表示も美しく、アップロードの容量は無制限と、とても嬉しい仕様ですね!
【FC2ホームページ】
URL:http://web.fc2.com/en/
FC2はHTMLの知識が必要になってくるので、サイト初心者には少し難しいかもしれません。
しかし、無料版でも広告が表示されない点と、独自ドメインが使える点は非常に魅力的。
容量も1GBと多くなっているため、多くの画像をアップロードするユーザーからも人気です。
【Jimdo】
URL:https://jp.jimdo.com
有名なホームページ作成ツール。システムは「WIX」と似ています。
テンプレートがあるので、好きなデザインを選べば簡単にホームページが作れます。
アップロードの容量は500MBですが、有料プランなら無制限になります。
魅力的なサイトを作る4つのコツ
ここからは、魅力的なサイトを作るコツをご紹介します。
自分の好みや作品の雰囲気にもよりますが、基本的には以下のコツをおさえれば、見やすいサイトになるでしょう。
サイトデザインを統一する
好きなものを適当に詰め込んでしまうと、デザインの統一性がなくなってしまいます。
「淡い色使いの作品が多ければ、白やパステルカラーで統一する」、
「暗い雰囲気の作品が多ければ、背景も黒や暗い色で統一する」など、
サイト全体のテーマを決めて考えていきましょう。
デザインが思いつかない時は、他のイラストレーターやデザイナーのサイトを、参考にするのもいいかもしれませんね。
ただし、そっくりそのまま真似するのはNGです。
デザイン、背景を目立たせすぎない
サイトデザインに自分らしさを出すのは大切ですが、あくまでも作品がメイン。
サイトの背景やデザインが派手だったり、うるさすぎたりすると、メインのはずの作品が目立たなくなってしまいます。
作風にもよりますが、サイトデザインはカラフル・賑やかにしすぎず、なるべくシンプルにまとめるといいでしょう。
見せたいものを見やすい位置に置く
自分の代表作や最新作、受賞した作品など、見せたいものは、サイト内で見やすいところに配置しましょう。
具体的には、サイトのトップページに代表作を載せる、最新作をすぐに見られる位置に置く、などの工夫をするとより効果的です。
自分以外の人の意見を参考にする
自分では完璧に仕上げたサイトだと思っても、他人から見ると足りない点や、おかしな点が残って見える場合があります。
とくにサイトの見やすさ、分かりやすさなどには、サイトの中身を知り尽くしている自分では気づきづらいもの。
そのため、完成したサイトはすぐに公開せず、ひとまず友人や知り合いに確認してもらうといいでしょう。
他の人=第三者の意見を聞くことは大事ですよ。
仕事につなげるサイト作りのポイントはココ!
イラストレーターが個人サイトを作るのは、最終的に仕事に繋げるため。
ここでは、仕事をもらいやすくするポイントをご紹介していきます!
メールフォームを設置する
メールフォームは必ず設置するようにしましょう。
仕事用のメールアドレスを載せておいてもいいですが、メールフォームのほうが、手軽にメッセージを送りやすいですね。
SNSと連携させる
よくホームページのフッターに、FacebookやInstagramなどのマークやボタンがついているのを見かけますよね。
SNSアカウントを持っているのであれば、自分のSNSへのリンクを貼っておくといいでしょう。
逆に、SNSからサイトへのリンクを貼るのも忘れずにしておいてくださいね。
実績を載せる
自分の実績や経歴を、サイトの自己紹介ページなどに載せておくと、仕事を依頼する側が声をかける判断材料になります。
これまでに関わった仕事や企画、受賞経歴、展示会の回数など、できる限りアピールしておくといいでしょう。
ただし仕事で請け負った案件は、クライアントに自分の実績として掲載していいかどうか、確認をとることを忘れずに。
まとめ
最後に、今回のポイントを簡単にまとめました。
- イラストレーターが個人サイトをもつと、多くの人に作品を公開できると同時に、仕事を受けるためのWebポートフォリオとしても活用できる
- 作品やサイトを魅力的に見せるには、自分らしく、かつ作品の邪魔にならないサイトデザインに統一するのが大切
- 仕事を受けやすいサイトにするには、問い合わせフォームを作る、SNSと連携させる、自分の実績を載せるなどのポイントがある
自分のサイトを持っているイラストレーターは信頼されやすく、プロフェッショナルな印象を与える可能性が高くなっています。
これからイラストレーターとして本格的に活動を始めたい人や、まだサイトを作っていないイラストレーターの方は、
今回ご紹介した内容を参考に、サイト作成をしてみてはいかがでしょうか?