デジタルイラスト制作の注意点、画像サイズについて解説する記事

デジタルイラスト制作の注意点!画像サイズはどのくらい?

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

「仕事で絵を描く」というと、今はデジタルイラストのイメージが強いですよね。

皆さんはデジタルイラストを描いた際、
「ファイルサイズが大きすぎてメールで送れない」
「画面上では完璧だったのに、印刷したら画質が悪かった」

なんて経験をしたことはありませんか?
特にデジ絵初心者ですと、分からないことや問題がどんどん出てきてしまうはず。
そこで今回は、デジタルイラストのサイズの注意点をご紹介していきたいと思います。

大きすぎも小さすぎもNG!

絵のサイズ、というと、非常に初歩的な話に聞こえるかもしれませんが、意外と理解していない人は多いものです。今更人に聞けないよ!と感じている人も多そうですね。
オリジナルの作品を趣味で描いている時にはサイズで何かしら失敗しても大きな問題にはなりません。しかし仕事で作ったものとなると、クライアントに送ったり確認してもらったりする必要が出てきます。

大きすぎると人に送れない?

画像が大きすぎると、メールで相手に送れないという問題が発生します。
画像が大きい=高画質ではあるのですが、あまりにも重すぎて送れないのでは本末転倒ですよね。
送れないだけならまだ良いですが、ファイルをダウンロードするのにかなりの時間がかかったり、クライアントのパソコンのメモリを圧迫したりするようだと相手に迷惑がかかります。

小さすぎると画質が大変なことに

「大きい画像が良くないなら、なるべく小さくして送ろう」と思うかもしれませんが、小さくしすぎれば画質は当然ボロボロに。絵の魅力は半減どころではありません。
ファイルサイズが重くならないように気をつけつつ、ある程度のクオリティが保てるように設定しましょう。

画像を送る時のポイント

画像サイズでの大まかな注意点がわかったところで、続いては画像を送る時のポイントについてご紹介しましょう。

ピクセル・画像解像度に注意

画像を送る際に確認すべきなのは、ファイルサイズ・解像度です。
イラストの依頼を受ける場合、クライアントが「◯◯×◯◯pixel」というように画像サイズの提示をしてくれることが多いです。そういった場合は確実に指示されたサイズになっているのを確認してから作業を始めましょう。
解像度(dpi)は線のきめ細かさを表していて、使う用途によって設定するべき数値が変わってきます。WEBで使うイラストであれば72dpiが基本ですが、印刷する場合、画像が300dpi以上ないと画質が悪くて使うことができません。依頼された絵がWEB用なのか印刷用なのか、事前にクライアントに確認しておきましょう。

保存形式

ファイルの保存形式も、使う用途によって変更しなければなりません。
保存形式の種類を「拡張子」と言いますが、これはファイル名の最後につく「jpg」や「pdf」などといった文字のことです。種類によって特徴が違うので、画像の使用目的によって拡張子を変えないとそもそも相手のパソコンで開けなかったり、不必要に重くなったりします。
絵を印刷する場合は、拡張子が「pdf」のものが推奨され、WEB用の場合は、「jpg」や背景が透過できる「png」、「gif」を使用することが多いです。

確認が大切

最終的に一番大切なことはやはり確認です。
クライアントに送る前に、画像のサイズや解像度、保存形式が指定通りになっているか最終チェックをしましょう。
締め切りに追われていたりすると、慌てて確認不十分なまま送ってしまうかもしれません。しかし相手に送ってから、または印刷してから問題が発生してしまうと、修正で余計な時間も手間もかかってしまうので、イラストが完成したらファイルの確認を全て終えるまでは緊張感を持っておくようにしましょう。

キャンバスは大きめがオススメ

人に送ったり保存したりする時の注意点などを紹介してきましたが、実際に絵を描いている時や、作業を始める際にはどんなポイントがあるのでしょうか。

大きめキャンバスで作業するメリット

サイズがある程度大きくないと細かい部分の描き込みが難しくなるので、特別なこだわりが無いのであれば、「1500×1500」「2000×2000」などの大きめサイズに設定するのがおすすめです。広いキャンバスで作業をして、完成してからサイズを圧縮しても特に問題はありません。
逆に小さいキャンバスで描いていたものを後から大きくしようとすると、画像を無理やり引き延ばすような状態になり、画質が悪くなってしまうので注意してくださいね!

サイズを試す

特に慣れていないソフトやパソコン、ペンタブを使う場合、ソフト内にデフォルトで用意されているキャンバスサイズを幾つか試してみると良いでしょう。
使っていくうちに、「500×500じゃ小さすぎて描き込みができない」「2000×2000は自分にはちょっと広すぎるな」など、自分に合ったサイズが分かってくるはずです。

ではイラストのサイズ変更、”リサイズ ” をするのにオススメなサイトやソフトについてご紹介していきます!

リサイズにオススメなサイト・ソフト紹介

画像のサイズを変更したり、ファイルサイズを軽くしたりできる便利な無料サイト・ソフトをご紹介します。

【Caesium】

URL:https://saerasoft.com/caesium/
対応形式が豊富で、画像を綺麗なまま圧縮することができるソフト。
圧縮前の画像と圧縮後の画像を比較することもできます。

【ORPALIS PDF Reducer】

URL:https://pdfreducer.orpalis.com/
PDFファイル専用ですが、4段階で画質を選ぶことができ、まとめて複数のファイルを圧縮できるソフトです。

【Compressor.io】

URL:https://compressor.io/
なんと、画質の劣化なしに最大で約90%圧縮することができます。
JPEG・PNG・GIF・SVGなどのファイルをドラッグ&ドロップするだけで圧縮できて便利。

【GigaFile便】

URL:https://gigafile.nu/
送りたいファイルをドラッグ&ドロップしてダウンロードのURLを取得し、そのURLからファイルをダウンロードできるサービスです。ファイルサイズの大きい画像を送りたい時や、大量のファイルを送りたい時に役立ちます。

まとめ

最後に、今回の記事の内容を簡単にまとめてみました。

  • イラストをクライアントへ送る際はサイズに注意。大きすぎも小さすぎも良くない。
  • イラストの解像度や保存形式に注意する。絵を印刷する場合は特に重要。
  • 大きめのキャンバスで作業し、後で圧縮するのがオススメ。
  • リサイズ、サイズ縮小用ソフトを上手く使えば、ある程度画質を保ったままファイルサイズを軽くできる。

イラスト作成とは直接の関係が薄いように感じるサイズの問題ですが、仕事で絵を描くなら無視できない重要なポイントです。
趣味で絵を描くにしても、細かいところで妥協せず、見る人に気を使えるのが一人前の絵描きなのではないでしょうか。

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。