「絵のテーマが決まらない!!」ネタ不足に困ったときの対処法!

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

絵描きの皆さんは、絵のテーマ決めに悩んだ経験はありませんか?

いつでもすぐに描きたいテーマが浮かんでくれば作業がはかどりそうですが、
なかなかそう都合良くはいかないもの。

今回の記事では、テーマとは何かというところから、
テーマの決め方や、ネタ集めの方法までをご紹介していきます!

そもそも「テーマ」って何?

「テーマ」という言葉を辞書で調べると、「主題・基本的な思想内容」とあります。
つまりテーマとは「絵の中で一番伝えたいこと」。いわば作品のゴールです。

そのため、テーマが決まっていないまま作品を作ると途中で世界観がズレる、絵がうまくまとまらないなどの問題が起こることも。

テーマを固めるメリットを3つ紹介

テーマを決めて絵を描くと、作品や作業にどのような違いがあるのでしょうか?
ここからは、テーマを固めてから絵を描くメリットについてご紹介します。

作業に迷いがなくなる

上記の通り、テーマは作品のゴールです。
はじめにテーマを固めてしまえば、あとはそこに向けて完成度を上げていくだけ。
作業中に迷うことも少なくなり、作業がスムーズに進みやすくなります。

「テーマがないことがテーマ」「偶然生まれた表現や思いつきを楽しみたい」、という場合でなければ、テーマは先に固めておいたほうがいいでしょう。

イラストに統一感が出やすい

テーマを決めて描くことで、イラストの雰囲気や構図、キャラクターの表情などが自然とテーマに沿っていきますよね。
結果として、全体的に統一感のある作品に仕上がる可能性が高くなります。

作業時間の短縮になる

テーマを真剣に考え始めると、なかなか時間がかかるものです。
そのため、つい「描きながらテーマを考えればいいか」、と思ってしまう時もあるかもしれませんが、「描きながら考える」はいわば賭け。
素早く描き始められる代わりに、後で迷走して余計な時間がかかってしまう可能性があります。

多少時間をかけてでも先にテーマを決めておけば、後で時間をムダにしない効率的な作業がしやすくなるでしょう。

テーマ出しのポイントとは? 3つの方法

ここからは、テーマ出しのポイントについてご紹介していきます。
ポイントをおさえれば、テーマに困った時に出しやすくなりますよ。

好きなことをテーマに

テーマが全く思いつかない、またはスランプで絵の調子が悪いといった時には、自分の好きなものをテーマに絵を描いてみましょう。

例えば動物が好きなら、

動物が好き

特に犬が好き

特にコーギーが好き

コーギーのお尻が可愛くて好き

「コーギーのお尻の可愛さ」をテーマに絵を描こう!

というように考えを掘り下げていくと、簡単に、かつ使いやすいテーマを決めやすくなります。
好きなものから決めたテーマなので、興味のないものや嫌いなものを描くよりずっと作業がはかどりやすいはずです。

スランプから抜け出す方法については以下の記事でも紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
【絵が描けない時はどうする?今すぐ試せる、スランプから抜け出す方法!】

ネタ帳を作る

プロのイラストレーターやデザイナーの中には、ネタ帳を持ち歩く人が多くなっています。
日常の中で面白いと思ったことや体験したこと、興味のあることなどは、忘れないようネタ帳に書き残しておきましょう。
書き溜めたネタが、のちのちテーマを考える助けになってくれるかもしれません。

編集者のおすすめは、毎日の「夢日記」を残すこと。
夢ならではの突拍子のない展開や変な風景は、一風変わったテーマを考えるための良いヒントになってくれますよ。

外に出てみる

ネタ帳をオススメしましたが、これを充実させるにはアート作品や面白い人、行ったことのないお店、壮大な景色などと積極的に出会う必要があります。

特に仕事で絵を描いていると部屋にこもりがちですが、時には外に出て、面白いものを探してみるのもいいでしょう。

では、オススメのネタ集め方法について、具体的にご紹介していきます。

オススメのネタ集め方法『3選』!

テーマ決めに悩まないためには、日頃から多くのネタを集めているかどうかが重要なポイント。
ここからは、日常的にネタを集める方法をご紹介していきます。

作品集や雑誌

好きな作家の画集写真集は非常に参考になるので、いつでも見返せるように一通り揃えておきましょう。
またジャンルを問わず、雑誌もネタ集めにオススメです。
男性キャラクターを描くために男性ファッション誌を買う女性イラストレーターもいるので、そのときそのときの流行を知ることができますし、興味のあるジャンルの雑誌にはときどき目を通すといいかもしれません。

美術館やイベント

SNSやwebサイトなど、ネット上でもアーティストの作品を見ることはできますが、生で見る作品の迫力はひと味もふた味も違うもの。
時には美術館へ足を運んだり、アート系のイベントに参加したりして作品の現物をじかに見るのも刺激になります。

常に面白いことを探して生活する

面白いものや面白い出来事はこの世にたくさんありますが、自分から探さなければ、なかなか見つからないもの。
あらゆることに興味をもち、積極的に面白く思う姿勢でいれば、ネタのストックもどんどん増えていくことでしょう。

まとめ

最後に、今回の内容を簡単にまとめました。

  • 絵のテーマとは「作品の主題」であり、作品の中で「一番伝えたいもの」のこと
  • 自分の好きなものからテーマを考える、日頃からネタ帳を作っておくなどの工夫で、テーマ決めが楽になりやすい
  • テーマの元となるネタは、アート作品や作品集をはじめ、日常で出会うあらゆるものから集められる

作品は絵が上手いだけでも、壮大なテーマがあるだけでも成り立ちません。
画力向上のために絵の練習をするのも大切ですが、表現したいテーマを見つけることも同じように大切です。

これを機に、ご自分の絵のテーマについて、ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか?

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。