動画を限定公開したい!通常公開との違いと活用シーンを解説

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

現在では、個人的に撮影したスマホ動画をSNSなどに公開するのも日常的なことになっています。しかし、すべての動画が誰にでも見られる設定になっていると、少し不安になるかもしれません。このようなときに役立つのが「限定公開」という機能です。

動画サイトにある限定公開の機能は、個人だけでなく動画制作を行うすべての人々にとって有意義です。今回は動画を限定公開したい人に向けて、動画の公開設定とは何なのか、通常公開とどのように違うのか、適用するのがおすすめのシーンや注意点などについてご紹介します。

動画の公開設定とは?

ほとんどの動画サイトには、公開設定があります。どのような設定なのか、ここではその概要をご紹介します。

公開範囲を決められる

公開設定とは、公開範囲を決めるための設定です。通常の動画はアップロードすればすぐ全体に公開されますが、動画サービスによっては見せられる人を決められます。

限定公開

公開範囲のなかでも特に役立つのが「限定公開」です。この設定にすると、全員ではなく一部の人だけに動画を見せられます。どのように限定するかは動画サイトの設定方法によって異なり、「フォローしている人のみ」「ログインしている人のみ」「リンクを知っている人のみ」などがあります。

非公開

公開設定のなかには「非公開」という選択肢もあります。これは自分だけしか見られない設定ですが、公開中のものを一時的に見せたくないときなどにも使えて便利です。公開済みの動画にもう一度手を加えたい場合は、編集画面で非公開にしてから作業すると良いかもしれません。

サービスによる「公開」と「限定公開」の違い

通常公開と限定公開の具体的な違いはどのような点でしょうか。ここでは3つのサービスによる機能の違いをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

YouTube

YouTubeアカウントがあれば誰でも投稿可能で、プライバシー設定画面から「公開」「非公開」「限定公開」を切り替えられます。「公開」なら全体に公開され、誰でも動画にアクセス可能です。

「限定公開」の場合でもURLの共有はできますが、通常公開されている動画に比べて「検索結果、関連動画、おすすめに表示されない」「チャンネルに投稿できない」「登録チャンネル フィードに表示されない」などの違いがあります。

Vimeo

動画共有サイトVimeoは、公開設定を細かく設定できます。「全員」「自分のみ」「フォローしている人のみ」「自分のアカウントをフォローしているユーザーのみ」「選択した人のみ」「パスワードを持っている人のみ」から選べるので、用途に合わせて設定しやすいでしょう。

有料版サービスを利用すれば「プライベートリンクを所有している者のみ」も選択可能なので、本格的に限定公開に設定できます。

Googleドライブ

動画サイトとは異なりますが、動画データをやりとりする際に便利なのがGoogleドライブです。Googleアカウントがあれば、クラウドに動画をアップロードして特定の人に作品を公開できます。リンクを知っている人だけに見せられるほか、ダウンロード制限をかけることで限定公開が可能です。

どんなときに適用すると良い?

クエスチョン

便利な限定公開はさまざまなシーンで活躍します。とくに重宝するのが、以下のようなシーンでしょう。

顧客サービスにしたいとき

限定公開を使えば、有料で商品を購入した顧客に対しサービス動画を提供するのも簡単です。とくに顧客が多い場合は、一人ずつに動画を送る手間が省けて便利でしょう。動画そのものを商品として販売し、限定公開で提供するといった使い方もできます。

社内教育や学習塾で講義をしたいとき

限定公開の動画は教育の現場にも便利です。社員だけが動画にアクセスできるようにすれば、それぞれ別の場所にいても同じ教育が可能です。学習塾の場合も、通常公開と限定公開をわければ、より深く知りたい生徒だけに限定授業を配信できます。

家族や友達と思い出を共有したいとき

仕事で活用できる限定公開ですが、もちろんプライベートシーンでも利用できます。たとえば家族旅行の動画など、個人的なものを共有したいときにちょうど良いでしょう。遠く離れた親戚にも気軽に共有できて便利です。

そのほかにも、学校の友達や趣味のコミュニティで限定動画をシェアできます。

動画の限定公開の注意点

とても便利な限定公開ですが、注意が必要な場合もあります。とくに以下の2点には気をつけたほうが良いでしょう。

リンクがわかれば誰でも見られる

動画サービスによっては、限定公開といってもリンクさえ分かれば誰でも見られる場合があります。この場合は、何らかの理由で意図しない視聴者が該当の動画にたどり着いてしまう可能性があるので注意しましょう。

どうしてもアクセスを避けたい場合は、動画サービスを変えるか、動画CMSなどを使うと良いかもしれません。

ダウンロード後の転載や二次配布に注意!

ダウンロード可能な設定だと、動画データをほかのサイトに転載されてしまう可能性もあります。とくに海外サイトなどに転載された場合は、削除したくてもできないといった事態に陥る可能性が高いです。

転載や二次配布を避けたい場合は、ダウンロード不可にするなどの対処が必要でしょう。

まとめ

動画の限定公開はさまざまシーンに活用できます。ただし、サービスによって限定公開の機能にも違いがあるので気をつけましょう。とくに機密情報を扱う場合は、データファイルが漏洩しないように注意が必要です。動画サイトの公開設定についてあらかじめチェックしておくと安心かもしれません。

特典やサービスとしての配信にもぴったりな限定公開は、動画制作者にとっても役立ちます。この機能を使って、動画の可能性を広げていきましょう!

とは

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SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
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