動画を逆再生編集する方法は？活用法とおすすめ無料アプリ＆ソフト

動画編集にはさまざまなテクニックがあり、多くの技法を知ればその分作品の表現幅が広がります。どのような技法を取り入れるかは編集者の好みによりますが、少し変わった動画を作りたい場合は逆再生という編集が役立つでしょう。

テレビなどのリモコンには「巻き戻し」や「早戻し」といったボタンがあります。逆再生はこれらのボタンと同じ効果を作り出せる技法です。

今回は動画を逆再生したい人に向けて、逆再生の特徴や活用法、逆再生編集するのにおすすめのアプリ＆ソフトをご紹介します。

逆再生の特徴

逆再生にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、おもな特徴を2つご紹介します。

逆再生の機能を使うと、撮影した映像の時間の流れを逆にできます。時間がさかのぼっていくと考えるとわかりやすいでしょう。逆再生は現実にはありえない映像を作る技法の一つで、視聴者に大きなインパクトを与えられます。

動画作品で逆再生をいかすためには、被写体に動きや変化をつける必要があります。動きがないものは写真と同じで逆再生しても様子が変わらないため、編集の意味がなくなってしまいます。動きが大きいほど非現実感が増し、おもしろい動画が作れます。

印象的な動画作りに役立つ逆再生ですが、実際にどのような作品に活用できるのでしょうか。4つの活用法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

逆再生は手品などのネタばらしに利用されます。テレビでもよく使われるので一度は見たことがあるでしょう。そのほかにもメイク動画などを逆再生にすると、意外な素顔がわかるなど楽しくネタばらしできます。

ビフォーアフターで一気にネタばらしするより、徐々にわかっていくほうがドキドキ感も高まっておもしろいかもしれません。

ボールを投げた動画を逆再生すると、ボールが自動的に手の中に戻るような映像になります。まるでマジックのような不思議なシーンになるため、インパクトの強い作品が作れます。視聴者を驚かせるような動画を作りたいときにちょうど良いでしょう。

映画やドラマのようなストーリー性のある映像を作成している場合は、特定のシーンを巻き戻して検証するといった効果も出せます。たとえば事件性のあるストーリーなら、事件が起こった瞬間に時間に巻き戻して、視聴者だけに真実を提示することが可能です。

再生と逆再生を繰り返せば、無限ループ動画も作れます。このような動画はSNSで人気ですが、動画の一部のみループさせてインパクトを出すのもおもしろいでしょう。コミカルさを出したいときにおすすめです。

動画の逆再生はスマホからでも簡単にできます。ここでは逆再生に対応したスマホアプリを2つご紹介します。

動画を逆方向に再生できるアプリです。映像を0.1～2倍速に変換できるほか、スロー再生も可能。有料コンテンツを購入すれば、映像の一部を切り取る機能も使えます。フィルターなどの機能はありませんが、その分シンプルでわかりやすいです。

動画を取り込めば自動で逆再生するので、難しい操作が苦手な人にもおすすめです。

逆再生ムービーや逆再生ボイスを楽しめるアプリです。早送りやスローモーションの動画撮影機能も搭載されており、録音サウンド以外に音楽もつけられます。

9種類のフィルターを利用した動画加工や、ムービー前後の不要シーンのカットも可能。おもしろい音声ファイルを作りたい人にもちょうど良いでしょう。

デスクトップパソコンなどで動画編集している場合は、逆再生対応のパソコンソフトを使うほうが便利でしょう。逆再生の編集が可能なソフトも2つご紹介します。

シンプルで初心者でも使いやすい動画編集ソフトです。一般的なものから高度なものまで、動画編集にかかわる機能がそろっています。逆再生編集の操作は簡単で、動画をダブルクリックして「逆再生」をチェックするだけです。編集後の逆再生動画は、速度の調整もできるので便利でしょう。

対応OSはWindows、Macです。

外部サイトへ：BeeCut

手軽に本格的なビデオ編集ができる高性能ソフトです。逆再生のほか、スロー再生や高速再生にも対応しています。50種類以上のエフェクトや切替え効果も搭載されているので、これ一つで動画を完成させたい人にもちょうど良いでしょう

一般的な動画フォーマットは網羅しており、BGM・ナレーションの挿入や編集も可能。3Dや360度動画の編集にも対応しています。

Windows、Macともに利用可能です。

外部サイトへ：VideoPad

動画を逆再生すると、インパクトの強いおもしろい作品を作れます。ネタばらしやループなど、逆再生だからこそ表現できるものもたくさんあるので、ぜひ動画制作に役立ててみてください。

逆再生はアプリやソフトで簡単に編集できます。この機能を一度も使ったことがないという人は、この機会に逆再生対応の編集ツールを検討してみることをおすすめします。

便利な逆再生機能を利用して、一味違った作品を作っていきましょう！