イラストを描いてお金を稼ぐ方法には、「イラスト、ゲーム制作会社で正社員として働く」、「イラストレーターとしてアルバイトで働く」、「フリーランスで仕事を探す」など、さまざまなものがありますよね。
その中でも、イラストのアルバイトは手軽に始めやすく、メリットも多いため、初めて絵の仕事を経験する人にオススメの方法です。
今回の記事では、イラストのアルバイトを経験するメリットや、仕事を見つける方法についてご紹介していきます。
イラスト関係のアルバイトを経験するメリットとは?
まずは、イラスト関係のアルバイトを経験するメリットについてご紹介していきます。
働きながらイラストを学べる
仕事としてイラストを描くと、依頼者から絵に意見や感想をもらえたり、上司に構図や形の歪みを添削してもらえたりするため、個人で練習するよりも絵の上達が早くなります。
もちろん、アルバイトをするにはある程度の基礎画力が必要になるので、そのための個人練習は大切です。
しかし、絵の仕事を一度も経験していないにもかかわらず、元からプロ並みの画力を備えている人はごくわずか。
多くのイラストレーターは仕事をこなしながら、イラストの描き方や上手く見せる方法、素早く仕上げる方法などを学び、画力をつけていきます。
人脈が広がる
イラスト関連のアルバイトをすると、職場の社員やバイト先の上司などとの人脈が広がります。
上司からは絵の描き方や、仕事のしかた、社会人としてのノウハウを教わったり、イラストの仕事の情報を聞き出せたりする可能性があるほか、場合によっては、仕事を紹介してもらえることも。
仕事を得るために重要な「人脈」を広げられるのも、イラストのアルバイトを経験する大きなメリットといえるでしょう。
情報を得られる
実際に仕事の現場へ足を運ぶと、絵の描き方やペンタブ、ペイントツールなどの使い方、現在のイラストの流行など、さまざまな情報が得られます。
職場の先輩やバイト仲間とは積極的に会話し、情報収集をしましょう。
自分の実績になる
イラストのアルバイトを経験しておくと、就職活動時のアピールポイントになります。
書類選考や面接を有利に進められるほか、アルバイトで学んだ仕事のノウハウや、パソコンや道具の使い方、絵を描くスピードなどは、実際に働き始めた際、大いに役立つでしょう。
学歴・年齢不問のアルバイトが多く始めやすい
応募者の年齢や学歴を問わず、採用しているアルバイトは多くなっています。
重視されるのはイラストの質と、「イラストを描く仕事がしたい!」という気持ちの強さ。
業界未経験者、高校生や大学生など、どんな人にも道は開かれているので、気になるアルバイトを見つけたら、積極的に応募するといいでしょう。
どんなアルバイトがある?
ここからは、イラスト関連のアルバイトの種類について、いくつかご紹介していきます。
漫画家
漫画家といっても、週刊誌で連載を持つというようなプロの漫画家ではありません。
アルバイトとして募集されているのは、雑誌の一部に載せる四コマ漫画や、広告やWebサイトに載せる商品紹介マンガなどを作成する仕事です。
漫画家志望の人は、作品を編集社に持ち込みする、コンテストに出すといった活動の合間に、このような漫画の仕事を始めてみるのもいいかもしれませんね。
イラストレーター
現在、イラストレーターを募集している会社は多くなっています。
とくにスマートフォン向けアプリ、ゲームなどを制作する会社での募集が多く、主にキャラクターイラストやキャラクターデザイン、背景などのイラストが得意なイラストレーターを募集しています。
アシスタント
「イラストの仕事は未経験で、自分の絵のクオリティに自信がない……」という人は、まずアシスタントとしてアルバイトを始めてみるのもオススメです。
よく聞く漫画家やアニメ制作会社のアシスタントだけではなく、イラストレーター、デザイナーなどのアシスタントの募集も行われています。
まずはプロの下について勉強し、実力をつけてから他のアルバイトを経験してみるのも、絵の仕事を得るひとつの手段かもしれませんね。
では、実際にアルバイトの探し方について具体的に紹介していきます。
アルバイトの探し方
ここからは、アルバイトの探し方についてご紹介していきます。
ネットで探す
最近では、ネットで検索すれば、かなり多くの求人情報が出てきますね。
ネットで求人を出している会社には、WebポートフォリオやPDFファイルの履歴書の送付を希望しているところも多くなっているため、面接のために書類を持ち歩く必要がない場合もあります。
知人に紹介してもらう
ネット上で募集を行っていないアルバイトや、ネットでは募集終了したけれど、実は1人分定員に空きが残っているアルバイトなど、直接話を聞きに行くことで採用してもらえる仕事もあります。
周囲にイラストやデザイン関連の仕事をしている人がいる場合は、アルバイトの募集がないか聞いてみるといいかもしれません。
美術学校の求人に応募する
美術系の大学や専門学校では、校内でイラストの仕事の求人を募集していることがあります。
このような募集では、いわゆる「推薦」のような形で学校外の人よりも優遇されやすいため、気になる募集を見かけたら素早く応募しましょう。
フリーランスで働いてみる
特定の職場にアルバイトを申し込むのではなく、個人で絵の依頼を受ける「フリーランス」でも、イラストでお金を稼ぐことができます。
しかし、フリーランスで働くには、画力だけではなく、自分を積極的に売り込んで仕事を得る力も必要になるので、通常のアルバイトのようにお金を稼ぐのは難しいかもしれません。
何かしらのアルバイトと両立させたり、アルバイトをするほど時間に余裕がなかったりする場合には、ちょっとしたお小遣い稼ぎとして働く程度が無難です。
完全に独立するのは、実際に絵の仕事を経験し、仕事のノウハウを学んでからにしておきましょう。
まずはコミッションサイトなどで隙間時間にイラストの仕事を請け、徐々にイラストの仕事に割く時間を増やしていくという方法もおすすめです。
→コミッションサイト「SKIMA」
アルバイト選びのポイントはココ!
ここからは、イラスト関連のアルバイトを選ぶときのポイントについてご紹介しましょう。
目的を明確にしてアルバイトを探す
アルバイトを探す前に、自分の目的をはっきりさせることが大切です。
「絵が描ければどんな仕事でもいい」と考える人もいるかもしれませんが、イラストレーター、漫画家、デザイナーなど、将来的にどんな仕事に就きたいのか、そのためにはどんなスキルが必要なのか考え、アルバイトを選びましょう。
毎日通勤 or 在宅勤務?
イラスト関連のアルバイトには、仕事の性質上、在宅勤務可能なものも存在します。
他に仕事をしている、学校に通っているなど、働く時間がうまくとれない場合は、在宅で働けるアルバイトを探すのもいいかもしれません。
ただし、在宅ワークでは人脈を作る、仕事の情報を集めるなど、先程ご紹介したいくつかのメリットが失われてしまいます。
やむを得ない理由があり、どうしても在宅で働きたいという場合でなければ、なるべく職場へ足を運ぶ仕事を選ぶのがオススメです。
まとめ
最後に、今回の内容について簡単にまとめました。
- 絵を描くアルバイトを経験すると、お金を稼ぎながら画力を上げられる
- イラスト関連のアルバイトには学歴や経験不問のものもあり、未経験でも始めやすい
- 漫画家やイラストレーター、制作アシスタントなど、イラスト系アルバイトの種類は豊富
- アルバイトを選ぶ際は、働く目的を明確にし、自分の都合と照らし合わせてじっくり検討する
ひたすら個人練習を続けるよりも、仕事をひとつやり遂げた時のほうが、絵のレベルアップは早いもの。
年齢・経験問わず採用してくれるアルバイトも多くなっているので、画力向上や未来の仕事のためにも、イラスト系のアルバイトを経験してみてはいかがでしょうか?