デジタルイラストを描くときに便利なアイテム「ペンタブレット」、通称“ペンタブ”。
絵を描く多くの人が持っているペンタブですが、最近は種類が豊富になってきたので、デジ絵初心者の方はどれを買えば良いのか迷ってしまうかもしれません。
今回の記事ではペンタブを選ぶ際の注意点や、初心者におすすめの商品をご紹介していきます。
ペンタブとは?
ペンタブとは、タッチペンとパネルがセットになっている入力デバイスのこと。
パソコンで絵を描く際、マウスの代わりにペンタブを使うことによって、紙とペンで絵を描いているような感覚でイラストを描くことができます。
イラストを描く以外にも、写真の編集やデザイン制作などに利用されることもあります。
選ぶときに考えるポイント
初めてペンタブを選ぶ際は、どれを買ったら良いのかサッパリ分かりませんよね。
しかし深く考えずに買ってしまうと、後悔することになってしまうかもしれません。
以下に買う前に押さえておきたいポイントをいくつかまとめましたので、参考にしてみてください!
用途を考える
ペンタブを買う前に、まずは自分がペンタブを使って何をしたいのか考えてみましょう。
趣味でイラストを描きたいのか、それとも仕事で必要なのか。
「憧れの絵師さんと同じものを使いたい!」と思って高性能なペンタブを買っても、機能が多すぎて持て余してしまったり、
「一番安いペンタブでいいや」と値段だけ見て買ったら、仕事には合わないものだったり……
そんな失敗を避けるためにも、ひとまず落ち着いて、自分が何のためにペンタブを買おうとしているのか考えましょう。
サイズで選択
ペンタブのサイズは、基本的にSサイズ・Mサイズ・Lサイズから選ぶことができます。
小さめのペンタブは外出先などでも使いやすく、大きめのペンタブは入力範囲が広々としていて描きやすいです。
どちらが良いかは個人の作業スタイルによりますが、自分の作業デスクの大きさや、モニター(パソコン画面)の広さによって、合いそうなサイズをイメージしておくと良いかもしれません。
価格から考える
性能やメーカー、サイズなどによって、ペンタブの価格は変わってくるもの。
例えば、同じくらいの価格でも「高機能で小さめサイズのペンタブ」と「機能控えめで大きいサイズのペンタブ」があります。
予算内にあるペンタブ同士のスペックを比べ、自分の希望に近いものを選ぶというのも1つの手ですね。
初心者向けのペンタブ紹介
ここからは、これからペンタブを使ってイラストを描きたい初心者の方にオススメのペンタブを幾つか紹介していきます。
上記でご紹介したペンタブの選び方も参考にしつつ、自分に合ったペンタブを探してみてください。
Wacom製のものがおすすめ
ペンタブを販売している会社の中で、有名なメーカーは「Wacom(ワコム)」です。
あまりペンタブに詳しくなくても、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ここで販売しているペンタブは人気があり、利用している人も多いです。
メーカーを重視して選びたいという人には、Wacom製品がオススメですね。
おすすめの製品紹介
Wacom Intuos Small ベーシックスターターパックモデル
現在、圧倒的シェア率を誇っているWacom製品。
持ち運び用としても最適なスモールサイズで、付属アプリケーションも充実。
Wacom製品に興味がある・触ってみたいという方が初めに選ぶにはピッタリのペンタブです!
HUITON H420
中国のタブレットメーカー、HUION。
HUION製のH420型はコンパクトなサイズでコスパも良く、「とりあえずお試しでペンタブを買ってみたい」という初心者の方に向いています!
XP-Pen
こちらのペンタブも値段が安く買いやすいので初心者におすすめです。
XP-Pen製品は全体的にWacomより値段が安いので、安くペンタブを手に入れたいという人はXP-Pen製品をチェックしてみると良いかもしれません。
ペンタブに慣れてきたorお金があるならコレ!
ここからは、ペンタブに慣れてきた人や、仕事で使うことが多い人、価格が高くてもいいので高機能なものが欲しい人におすすめのペンタブをご紹介していきます。
Wacom Intuos Pro Small (PTH460K1D)
持ち運び用としても最適なスモールサイズで、Bluetooth接続にも対応。
Wacom製品にこだわりがある・触ってみたいという方が始めに選ぶにはピッタリのペンタブです!
Wacom Intuos Pro Medium
筆圧がしっかりとしていて描きやすいペンタブ。
非常に高機能で、繊細なタッチ、精度、レスポンスを実現。
ペンタブにお金を惜しまない&ずっと使っていく予定があるのであれば、買って損することはないでしょう。
まとめ
機能性や値段の安さなど、重視するポイントは人それぞれですが、一番大切なのは自分の状況に合ったペンタブを見つけられるかどうかです。
安くても自分に合ったものであれば十分に使えますし、これからずっと使い続けるのであれば、高機能なペンタブが何年でも役に立ってくれることでしょう。
また、イラストレーターなど、本格的に絵の仕事をする場合は、最終的に液晶タブレットを使う人が多いです。
将来的に高性能な液タブに乗り換える可能性も、頭の隅に入れておくと良いでしょう。
今の自分の状況を見極め、どのペンタブを買うべきか、じっくりと考えてみてください。