広報漫画の事例と歴史|現場担当者のリアルな体験と成功・失敗から学ぶ

広報漫画の事例と歴史|現場担当者のリアルな体験と成功・失敗から学ぶ

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

広報担当者の悩みと漫画活用の新潮流

「広報に漫画?本当に効果があるの?」
そんな疑問を抱えながら、今日も広報担当者の皆さんは頭を悩ませているのではないでしょうか。文章や写真だけでは伝わりきらない自社の魅力や歴史、理念。SNS全盛の今、若い世代や新入社員に“読まれる”広報を実現するには、従来の手法だけでは限界を感じていませんか?実は、広報漫画は今や企業や自治体、NPOの現場で“伝わる”コミュニケーション手法として急速に広がっています。本記事では、広報漫画の歴史や多様な事例、制作工程や現場のリアルな体験談まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。

広報漫画の歴史と進化

進化と歴史

1. 昭和〜平成初期:広報漫画の黎明期

広報漫画が日本で本格的に広まり始めたのは、昭和の中頃からです。当時は「漫画=子どもの読み物」というイメージが強く、主に自治体や公共機関が、地域のルールや交通安全、衛生啓発などを子ども向けに伝える手段として活用していました。例えば、市町村が配布する広報紙やポスターに、親しみやすいキャラクターや4コマ漫画を掲載し、地域住民への情報発信や啓発活動を行っていました。

2. 平成〜2000年代:企業・団体への普及と多目的化

平成時代に入ると、漫画は徐々に「子ども向け」から「全年齢向け」へと認識が変化します。企業やNPO団体も、社史や創業エピソード、理念浸透、商品開発秘話など、幅広い目的で漫画を活用し始めました。

この時期の特徴は、
・企業の社史や創業者伝記を漫画化し、社員教育や採用活動に利用
・NPOや福祉団体が、社会課題や活動内容を分かりやすく伝えるために漫画を導入
・自治体が歴史や文化、地域の魅力を子どもから大人まで幅広い世代に伝えるためのツールとして漫画を活用など、用途や業界が多様化した点にあります。

【事例】

  • 社史・創業エピソードマンガ:YKK株式会社、日鉄ソリューションズ株式会社などが、自社の歴史や理念を漫画で表現し、社員や求職者への理解促進やブランディングに成功しています。
  • NPOの広報:国際NGOや支援団体が、重い社会課題(地雷、少年兵、犯罪被害など)を「ジャーナルコミック」として発信し、直感的な理解や多言語化を実現しています。

3. 2010年代〜現在:デジタル化・SNS時代の広報漫画

スマートフォンやSNSの普及とともに、広報漫画は新たな進化を遂げます。
・WebサイトやSNSでの配信、デジタル冊子化により、より多くの人にリーチ
・小学生や若年層をターゲットにしたコラボ企画や教育コンテンツの増加
・社内報や周年事業など、従来読まれにくかった媒体の活性化
など、漫画ならではの「直感的」「視覚的」な伝達力が再評価されています。

【事例】

  • 自治体×漫画:茨城県の広報紙『ひばり』が『コロコロコミック』とコラボし、小学生版を全校に配布。歴史教育や地域理解の入り口として高評価を得ています。
  • 企業×漫画:稲畑産業株式会社が創業者伝記を漫画化し、社内報やWebで展開。社員だけでなく、家族や就活生にも好評です。
  • NPO×漫画:難しい社会的テーマを、漫画で世界へ発信。ドキュメンタリー要素を取り入れ、国際的な広報にも活用されています。

まとめ:業界・用途別に広がる広報漫画の可能性

  • 自治体:地域の歴史・文化・ルール啓発、子ども向け教育、住民参加促進
  • 企業:社史・理念浸透、社員教育、採用活動、ブランディング
  • NPO・団体:社会課題の啓発、活動内容の可視化、寄付・支援の促進

広報漫画は、時代とともにその役割と表現手法を進化させ、今や“伝わる広報”の主役として、あらゆる分野で活用されています。

広報漫画の事例紹介:用途と効果の多様さ

漫画が広報現場でどのように活用されているのか、いくつかの代表的な事例を紹介します。

1. 自治体×漫画:小学生や若年層へのリーチ

小学館AD POCKET

茨城県の広報紙『ひばり』が『コロコロコミック』とコラボレーション。小学生版を県内全小学校に配布し、「歴史を知る入り口になった」「広報紙を初めて読んだ」と若年層から大きな反響。教材としても活用され、他県の広報担当者からも注目を集めた。

2. 企業×漫画:社史・理念の浸透や採用活動

トレンド・プロ

YKK株式会社や日鉄ソリューションズ株式会社など、多くの企業が社史や創業エピソードを漫画で制作。社員教育や採用活動、ブランディングに活用し、「文章よりも共感できた」「会社の歴史が身近に感じられた」と社内外から好評を得ている。

漫画制作のレジカスタジオ

稲畑産業株式会社では、創業者の伝記を漫画化し社内報に掲載。普段は読まれない社内報も「面白い」「子どもにも読ませたい」と反響があり、Webサイトでの社外発信や採用活動にも波及。

3. NPO・社会課題×漫画:難しいテーマを感覚的に伝える

ファンドレイジングのレシピ

NPOが社会的課題や活動内容を漫画(ジャーナルコミック)で発信。重くなりがちなテーマも、漫画なら直感的に理解されやすく、多言語化も容易。国際NGOや支援団体の広報にも活用されている。

広報担当者が見てきた、広報物としての漫画とは

広報漫画の依頼・制作工程と現場担当者のリアル

広報物のあり方は時代とともに大きく変化してきました。
かつては紙の社内報やニュースリリース、写真中心のパンフレットなどが主流で、「正確に伝える」「漏れなく伝える」ことが何より重視されていました。しかし、情報があふれる現代では、「いかに興味を持ってもらい、読んでもらうか」が広報の大きな課題となっています。

広報物の変遷と漫画活用の必然

昭和〜平成初期は、文章と写真が中心で、堅実さや格式が重んじられていました。ですが、時代が進み、受け手の情報収集スタイルや世代交代が進む中で、従来の広報物では「伝わらない」「読まれない」という壁に何度もぶつかった担当者は多いはず…。

この課題を乗り越えるために、イラストや図解、そして漫画といった「視覚に訴える」表現が徐々に導入されてきたのです。漫画は、単なる流行や話題性だけでなく、「難しい内容を分かりやすく」「共感や感情移入を促す」という点で、広報物の進化の系譜にしっかりと位置づけられるものだと感じます。

現場で活きるノウハウと工夫

漫画制作の依頼や進行にも、従来の広報物づくりで培ったノウハウが、活かされています。

  1. 目的とターゲットの明確化
    昔から変わらないのは、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を最初に明確にすること。漫画も例外ではありません。たとえば、若手社員に理念を伝えたいのか、地域の子どもたちに歴史を知ってもらいたいのか――ターゲット像を細かく設定することで、内容や表現がブレなくなります。
  2. 工程管理とコミュニケーション
    広報物は多くの関係者が関わるため、進行管理や情報共有が不可欠です。漫画制作でも、
    ・目的や希望を明文化して伝える
    ・ラフやシナリオ段階で必ず確認・修正を重ねる
    ・権利や納品形式、再利用の範囲も事前に合意する
    といった段取りが、トラブル防止や品質確保につながります。
    これは従来の印刷物やWeb制作でも培われてきた「現場の知恵」です。
  3. 時代に合わせたコスト感覚と柔軟性
    かつては「一度作ったら終わり」だった広報物も、今はSNSやWebでの再利用、短期間でのアップデートが当たり前。
    予算や納期、修正対応なども、柔軟に相談しながら進める姿勢が求められます。
    複数社から見積もりを取る、ページ数やカラーを調整する、既存のテンプレートを活用するなど、コストダウンの工夫も、長年の経験が活きるポイントです。

広報物の歴史が今に活きる

広報物は「伝える」から「伝わる」へ、そして「共感を生む」ものへと進化してきました。その中で漫画は、
・難しい内容も直感的に伝わる
・ストーリー性で記憶に残る
・多様なメディア展開が可能
という強みを持ち、現代の広報物の“主役”になりつつあります。

これまで積み重ねてきた広報のノウハウ…
目的の明確化、工程管理、関係者との調整、そして受け手を意識した表現は、漫画制作の現場でも確実に活かされています。「広報漫画は新しいけれど、広報の本質は変わらない」。だからこそ、これからも時代や手法が変わっても、広報担当者の経験と工夫が、漫画という新しいメディアでも力を発揮し続けると感じています。加費用が発生。完成後の再利用も制限され、もっと事前に細かく確認しておけば…と後悔しています。」

広報漫画の効果・メリットと現場の声

広報漫画は、単なる“読み物”ではありません。
・「普段は読まれない社内報が話題に」
・「小学生から“また読みたい”と感想が届いた」
・「採用活動で応募者の関心が高まった」
・「難しい理念や歴史も“分かりやすい”と好評」
など、現場からは多くの成果報告が寄せられています。

依頼時のトラブル防止&コストダウンのポイント

  • 修正回数や納品形式、権利・再利用範囲は必ず契約前に明文化しましょう。
  • 予算が限られている場合は、ページ数やカラーの有無、既存テンプレート活用などでコストダウンも可能。
  • 制作会社やクリエイターとの連絡は密に。途中経過の共有やフィードバックを怠らないことで、トラブルを防げます。

よくある質問(FAQ)と担当者の声

Q1. 広報漫画の制作にかかる相場や料金体系は?
A. ページ数やカラーの有無、修正回数、権利範囲などで大きく変動します。複数社から見積もりを取るのがおすすめです。
【担当者の声】「最初は高く感じましたが、事前に用途や納期を明確にしたことで、予算内に収まりました。」

Q2. 依頼から納品までの流れは?

A. 目的の共有→見積もり→シナリオ・ラフ→制作→修正→納品が一般的です。
【担当者の声】「途中経過をこまめに共有してもらい、安心して進められました。」

Q3. 修正や追加依頼はどこまで可能?

A. 契約時に修正回数や範囲を明記しましょう。追加修正は別料金になる場合も。
【担当者の声】「修正回数を決めておかなかったため、予想外の追加費用が発生しました。」

Q4. 著作権や再利用の範囲は?

A. 制作会社やクリエイターによって異なります。Web・紙・SNSなど用途ごとに確認を。
【担当者の声】「再利用を考えていたので、最初にしっかり権利関係を相談しました。」

Q5. 成功するためのコストダウンのコツは?

A. 予算や納期を明確に伝え、必要なページ数やカラー数を絞る、テンプレート活用も検討しましょう。
【担当者の声】「必要最低限のページ数に絞ったことで、コストを抑えられました。」

Q6. トラブルを防ぐために気をつけるポイントは?

A. 契約内容・工程・納期・権利・修正範囲を必ず文書化し、都度確認しましょう。
【担当者の声】「細かいことでも都度確認し、トラブルなく進められました。」

【関連記事】:広告漫画制作のすべて:初めての依頼も安心!依頼先の選択肢と比較

まとめ:まずは相談から、安心の広報漫画活用を

広報漫画は、伝えたい想いや歴史、理念を“誰にでも分かりやすく”届けることができる、現代の強力な広報ツールです。
初めての依頼でも、丁寧な準備と現場の声を活かすことで、失敗を防ぎ、納得の成果が得られます。
まずは見積もりや相談から始めてみましょう。あなたの広報活動が、漫画の力でより多くの人に届くことを願っています。

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