従来のイラスト制作の流れ
現在、イラスト制作を依頼したい人は企業も個人も関係なく、イラスト制作の会社を通してそこに登録されているイラストレーターさんに依頼するというのが一般的です。
後はクラウドソーシングサイトなどでイラストレーターさんを募集したり、個人だとSNSを通して依頼したりするなどの方法もありますが一般的ではないですし、企業さんの案件などに対応できるものではありません。
そのため企業側からするとイラスト制作の会社に依頼という形を取らざるえないというのが現状です。
仲介役としてイラスト制作会社が必要な良くないサイクル
この画像を見れば分かるように企業さんとイラストレーターが直接連絡を取ることはありません。
そしてイラスト制作会社は仲介料をもらうことになります。
企業側としては余分なお金がここで発生してしまうのです。
このサイクルが良くないのは依頼する企業側も依頼されるイラストレーター側にもデメリットが大きいというところです。
言い換えればイラスト制作会社が一番儲けるような仕組みが主流になってしまっているということです。
企業側
・イラスト制作会社への仲介料分により余分な経費が増える。
・直接交渉できない。
イラストレーター側
・選ぶのは制作会社なので仕事が来ないこともある。
・直接交渉できない。
どちらにも共通して言えるのは直接交渉できたほうが絶対良いということです。
1対1で連絡を取りながらお互い作業できるわけですから、企業側の細かな要望なども通りやすいし、イラストレーターさんも価格交渉などしやすいと思います。
制作会社を通してだとどうしても連絡は遅くなるし、ないと思いますがちゃんと伝わっていないという可能性もあります。
メリットだらけの新イラスト制作依頼の形
ここまで紹介してきた従来のイラスト制作依頼の形というのはあまり良いものではありませんでした。
しかし、今現在急速に伸びているサービスがあることをご存知でしょうか。
SKIMAというのはスキマ時間のSKIMAです。
スキマ時間を使ってデザイン・イラストを売りたい人、またそれを買いたい人をつないでくれるオーダーメイドマーケットです。
このサービスはCOMMISSION(コミッション)という海外の文化を日本で広めるというのも目標の1つとしています。
COMMISSON(コミッション)とは
COMMISSION(コミッション)とは、イラストなどを個人に有料で依頼する文化のことで、海外では盛んです。
その対象はイラストだけではなく、音楽やアクセサリーなど何でもありなようです。
動画でSKIMAかんたん紹介
ここが他と違う! 新しくて面白い点
・リクエスト機能
これは例えばどんなイラストが欲しいかを依頼主さんが投稿。
その際、詳しい内容、希望納品日数などを設定します。
それを見たイラストレーターさんがこんなイラストはどうですかと提案することができるというサービスです。
今までだと考えられませんね。
・イラストレーターさんに気になることを聞ける
購入したいイラストやデザインを見つけたとき、ちょっと気になることがあったら、事前にメッセージで確認することができます。
これもイラスト制作会社ではできないですよね。
イラスト制作会社の場合には直接イラストレーターさんとつながる手段がありませんから。
ここで比較 新旧イラスト制作会社対決
先ほど紹介したSKIMAとイラスト制作会社を比較してみましょう。
比較ポイント3つ
コスト
これは文句なしでSKIMAの勝ちです。従来のイラスト制作会社を通す場合だとどうしても大きくなってしまいます。SKIMAの場合は介入するのは決済時のみ。そして手数料はイラストレーターへの報酬の15%のみ。
納品までのスピード
これもSKIMAの勝利だと思います。
従来のイラスト制作の形では、どうしても時間がかかってしまう。
依頼→イラスト制作会社→依頼 のように依頼の部分が2個発生するんです。
これはSKIMAではありえません。運営のSKIMA自体は決済時のみ介入、肝心な部分はイラストレーターさんと依頼主さんがメインで取引するからです。
これにより細かなリクエストもスムーズに伝えることができ、納品までの総合時間を大幅に短縮することができています。
イラストのクオリティ
これは一概にどちらがいいとは言えないと思います。
ただ今回紹介したSKIMAでも、イラスト制作会社に登録されているイラストレーターさんと同じくらい高いクオリティのイラストを描くことができるということです。
つまりクオリティに関しては五分五分、利用している人の声を聞いていると描いているイラストレーターさんに差はないように感じます。
企業側だけじゃない! イラストレーターにもオススメする理由
SKIMAはイラストレーターさんにこそオススメしなければいけないと思っています。
1人のクリエイターとしてオファーを受けられる!
これはどういう意味なのかというと、従来のイラスト制作依頼の形だと、たくさん登録されているイラストレーターの中から制作会社によって選ばれてイラスト描きますよね。
これって企業さんが選んだというより、ただそのニーズに合わせて制作会社から選ばれたというように見えます。
イラストレーターにとっての利点3つ
・自分から依頼主のリクエストに提案ができる。
・依頼主から直接オファーを受けることもある。
・取られるのは報酬の15%の手数料のみ
どう考えても今までと比べるとメリットしかないです。
まとめ
どうだったでしょうか新しいイラスト制作依頼の形。
企業さんにもイラストレーターさんにも耳よりな情報を提供できたのではと思っています。
イラスト制作会社を通さずクリエイターさんに直接発注、交渉、相談できるという今までのイラスト制作会社にはない形。
全く新しいスタイルですが、このようなスタイルがこれからは一般的になっていくようになる気がします。