LINEでイラストスタンプを自作するには?6つのポイントと注意点

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

スマホ時代の到来、LINEの普及とともにあっという間に広まり、人気を博しているスタンプ
顔が見えなくても、自分の表情や感情を相手に伝えられるLINEスタンプは、最早ないと寂しい感じすらしますよね。

そんなLINEスタンプも、「クリエイターズスタンプ」として、自分のイラストからオリジナルスタンプを作れるようになってから、その種類が爆発的に増えました。

今回の記事では、LINEスタンプ制作の方法や、スタンプ画像製作時の注意点などをご紹介していきます。

  • 個人用のスタンプが作りたい
  • 売れるスタンプを作って稼ぎたい

と考えている方は、是非参考にしてみてください!

クリエイターズスタンプとは?

初めに、クリエイターズスタンプについて簡単にご説明します。

クリエイターズスタンプの基本情報

「LINEクリエイターズスタンプ」とは、LINEのスタンプショップで販売・購入できるスタンプのこと。
LINE株式会社が提供しているサイト「LINE Creators Market」に登録すれば、誰でも自作のスタンプを販売できます。

現在は静止画だけでなく、動く・アニメーションスタンプも販売可能となり、より制作の幅が広がりました。

売上はどれくらい手元に入る?

作者の報酬となるのは、売上の35%です。(2017年12月現在)
最低支払い金額は1,000円からとなり、それ以上売れた場合、報酬金が振り込まれるシステムになっています。

作者の儲けは、120円のスタンプが1つ売れる毎に42円(120円 × 35% = 42円)。
つまりLINEスタンプで報酬を得るには、最低でも24個(42円 × 24個 = 1008円)のスタンプを売る必要があります。

スタンプの数、金額が選べる

LINEスタンプは、静止画なら8個、16個、24個、32個、40個、
アニメーションスタンプなら8個、16個、24個セットで販売できます。

1セットにつきメイン画像1個、トークルームタブ画像1個が追加で必要となるので、そちらも合わせて覚えておきましょう。

また、スタンプの値段も120円、240円、360円、480円、600円から選べます。
この中でなら自由に価格設定ができますが、現在売られているほとんどのスタンプは120円です。

高い値段に設定しすぎると、あまり売れなくなってしまう可能性も……。

オリジナルスタンプの作り方

ここからは、実際にLINEスタンプを作る方法を簡単にご紹介していきます。

画像サイズはどのくらい?

  • スタンプ画像のサイズ……幅370px × 高さ320px

スタンプとして使われる画像のこと。
公式のガイドラインにて、イラストの上下左右に10~20px程の余白をとることが定められています。

  • メイン画像のサイズ……幅240px × 高さ240px

スタンプ購入時に表示される画像のこと。
内容はスタンプの中で代表となるものや、最も興味を引きそうなものを設定するのがオススメ。

  • トークルームタブ画像のサイズ……幅96px × 高さ74px

トーク画面で表示される、小さなアイコンのこと。
かなり小さな画像になるため、キャラクターの顔など、簡易的なものが多くなっています。

最近では、イラストソフトやお絵描きアプリに「LINEスタンプ用サイズ」というサイズのテンプレートが用意されていることも。
サイズを気にせず作業を始められますが、くれぐれも上下左右の余白10pxは忘れないよう、気をつけてください。

デジタルイラストでスタンプを作る方法紹介

デジタルでイラストを描くのに、有料のイラストソフトやペンタブレットなどは必須ではありません。
無料で使えるイラストソフトや、スマホのお絵描きアプリでも、スタンプ作成用としては十分です。

先程ご紹介した通り、370px × 320pxのサイズでオリジナルイラストを描き始めましょう。

また、絵の背景は透過する必要があります。
絵が出来上がったらPNG画像として保存し、ファイル名にはスタンプの並び順に、01~40の番号をつけましょう。

手描きイラストからスタンプを作る方法紹介

スタンプは、手描きイラストからも作れます。

紙に描いたイラストをパソコン・スマホに取り込み、サイズや明るさを調節します。
スマホならイラストをカメラで撮影し、画像加工アプリで編集するだけでも作れるので、かなりお手軽ですね。

人気スタンプを作る6つのポイントを紹介!

せっかくスタンプを作るなら、なるべく多くの人に使ってもらいたいですよね。
ここからは、人気スタンプを作るポイントを6つご紹介します。

動物系のスタンプを狙う!

犬や猫など、動物キャラクターのイラストは、かなり人気が高くなっています。
可愛い動物、脱力感があって和むような動物のスタンプが選ばれやすいので、キャラクターに迷ったら、まずは動物系を狙ってみましょう。

シュール系のスタンプは人気!

シュール系、面白い系のイラストも人気があります。
見ていると思わず笑ってしまうシュールなスタンプは、男女問わず使いやすく、多くの人が使用している傾向にあります。

リアル、劇画タッチのスタンプに注目!

リアリティ溢れる表情や、動きのあるスタンプも人気が高くなっています。
ちょっと気持ち悪いと思うような、リアルな表情や体型には、根強い人気があるようです。

自然に使いやすいスタンプは必須!

会話の中で自然に使いやすい言葉や表現を使うと、人気スタンプになる傾向があります。
「了解」「OK」などのスタンプは頻繁に使われるので、混ぜておくといいでしょう。

他に使いやすいスタンプを考えるカギは、自分が普段使っているスタンプを見直すこと。
40個セットのスタンプなら、よく使うものと全く使わないものが出てくるのではないでしょうか。

自分がそのスタンプをナゼよく使うのか、または使わないのか考えると、使う側の心理が見えてくるかもしれません。

現在の人気スタンプを研究してみよう!

ショップの上位にランクインしているスタンプには、スタンプづくりの参考になるポイントがたくさん詰まっています。
人気スタンプの傾向や特徴をつかみ、自分のスタンプに反映させていきましょう。

ただし、既にあるスタンプをそっくり真似しても売れません。
それどころか、審査段階で通過できない可能性が高いので、売れるポイントは押さえつつ、自分のオリジナリティを出していくようにしてくださいね。

SNSやネットで宣伝しよう!

スタンプの認知度は、売上に大きく影響する要素。
SNSWebサイトなどで不特定多数の人に向けて宣伝すれば、スタンプを見てくれる人が増えます。
ネットで流行ったり、話題になったりすると、一気にダウンロード数が跳ね上がることも!

身内や自分用に作ったスタンプでなければ、積極的に宣伝するといいでしょう。

制作時・スタンプ登録時の注意点を確認する「3つのコト」

スタンプは、審査を通過してはじめて使えるようになります。
なるべく一度で審査を通らせるためにも、いくつか製作時の注意点を確認しておきましょう。

ちょっとした表現方法にも注意!

暴力的な発言、差別表現、酒やタバコ、性的な表現、ギャンブルを助長するような表現は審査対象外になります。
ちょっとしたことでも審査に引っかかってしまうので、この点はとくに気をつけたほうがいいでしょう。

著作権を侵害しているスタンプはNG!

スタンプに限った話ではありませんが、既存のキャラクターや、版権キャラにあまりにも似たキャラクターを使ったスタンプはNGです。

表現が被っているスタンプもダメ?

クリエイターズスタンプは、8~40個の画像でひとつの商品になります。
8個ならまだしも、40個となると、似たようなデザインが出てくることも。

スタンプ作りの一番むずかしい部分かもしれませんが、
40個セットで販売するなら、40個それぞれ異なるデザインのイラストを用意しましょう。

審査について、更に詳しくはLINE Creators Marketの公式ページにて紹介されています。
自作スタンプを登録する前に、一度は目を通しておいてください。

→【LINE Creators Market 公式スタンプガイドライン】
→【LINE Creators Market 公式スタンプ審査ガイドライン】

まとめ

最後に、今回の内容について、簡単にまとめました。

  • 「LINE Creators Market」に登録すれば、オリジナルのスタンプが販売できる
  • スタンプの売上の35%が作者の報酬になり、合計で1,000円を超えると口座に振り込まれる
  • スタンプのサイズは370px×320pxが基本。製作時は、上下左右に10pxの余白をとる
  • 人気スタンプを作るカギは、売れているものを研究し、使いやすくなるようなフレーズを盛り込むこと
  • 審査で落とされないよう、一部表現や著作権侵害、スタンプ内での内容被りに注意する

自分のオリジナルの絵がスタンプとして使えて、お小遣い稼ぎもできるクリエイターズスタンプ。

この機会に、一度自分でスタンプを作ってみてはいかがでしょうか?

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。