VTuberの人気拡大に伴い、企業プロモーションでもVTuberの活用が注目されています。
長期的な活動を通じて、ファンになってくれるユーザーも少なくありません。
こうした企業プロモーションにおける成果を得るためにVTuber活動をはじめる場合には、
3Dモデルと比較して費用を抑えられ、ノウハウや技術が簡単なLive2Dモデルからはじめることがおすすめです。
そこで、この記事では、Live2Dモデル制作の費用相場や内訳、注意点を詳しく解説します。
Live2Dとは
Live2Dとは、「平面のイラストに動きをつけられるソフトフェア」です。
キャラクターに生命を吹き込み、アニメーション表現を可能にする画期的なツールです。
2Dモデル作成においてVTuber業界で広く活用されており、キャラクターがリアルタイムで話したり、動いたりする配信によく用いられています。
この技術では、イラストをパーツごとに分けて動きをつけることで、立体的な動作や表情を再現します。
これまでにない新しいキャラクター表現が可能です。
Live2Dは、VTuberをはじめとしたスマートフォンアプリやゲーム、動画などのデジタルコンテンツの発展に大きく貢献しています。
またLive2Dモデルで活動を開始したのち、YouTubeでの登録者数や知名度などの増加に伴って3Dモデルを制作するVTuberが多くいます。
2Dモデルと3Dモデルの違いは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:VTuberの2D・3Dモデルの違いとは?特徴とモデル制作を依頼する方法を解説
Live2Dモデル制作の費用相場
Live2Dモデルの制作費用は、依頼先や依頼内容によって異なりますが、おおよその費用相場は以下のとおりです。
個人クリエイターの場合 | 5万円~15万円 |
制作会社の場合 | 15万円~50万円以上 |
費用の内訳は主に「イラスト制作」「モデリング」「オプション」に分かれます。
概要 | 費用相場 | |
イラスト制作 | キャラクターデザインをもとにイラストに描き起こすこと。 また、頭や顔、身体などのパーツ分けも行う。 |
【個人クリエイター】約1万~5万円 【制作会社】約5万~20万円 |
モデリング | パーツ分けした各部分にパラメータを設定し、動きをつける。 動きや表情の滑らかさを決定する工程。 |
【個人クリエイター】約5万~10万円 【制作会社】約10万~30万円 |
オプション | クリエイターや制作会社によって、以下のような各種オプションを追加することが可能。 商用利用/表情差分/ちびキャラの制作衣装デザイン |
オプションや依頼先によって大きく異なる |
制作費用は依頼する内容や目的によって異なりますが、適切な依頼先を選び、希望や予算に合わせて準備をすることで、
コストパフォーマンスの良いLive2Dモデルを手に入れることが可能です。
Live2D制作にかかる費用を抑える方法
Live2Dモデルの制作費用を抑えるためには、依頼内容を明確にし、予算に合わせた制作プランを選ぶことが重要です。
ここでは、Live2D制作にかかる費用を抑える方法を解説します。
モデリングだけなど作業範囲を限定する
Live2Dモデルは、以下のような作業工程を経て制作されます。
- キャラクターデザインの設定
- イラスト制作
- モデリング
- アニメーションの制作
- 動画への書き出し
また制作会社の中には、制作後のマーケティング活動におけるコンサルティングを行っている企業もあります。
制作からコンサルティングまでを一貫して依頼すれば、より効果的な運用につながる可能性は高くなりますが、その分コストもかかります。
そのため、自社でできる部分は自社で行い、専門的なノウハウや技術を要する部分のみに限定して依頼することでかかるコストを抑えられます。
フリーランスのクリエイターに依頼する
一般的に、制作会社ではなくフリーランスの個人クリエイターの方が安い料金で依頼することが可能です。
それぞれの依頼先にメリット・デメリットがあるため、理解したうえで依頼しましょう。
制作会社に依頼する場合 | メリット | 複数人が作業チームに入ることで、納期を調整しやすいケースが多い 作業チーム内でノウハウが共有されており、一定以上の品質が担保される 権利関係の契約が明確化し、遵守されるため、トラブルに遭遇するリスクが低い |
デメリット | コストが高額になりやすい | |
個人クリエイターに依頼する場合 | メリット | 低コストで制作可能個人作業であるため、キャラクターのイメージや制作に関する希望を直接に伝えられる |
デメリット | クリエイターによって品質に差が出る 人気クリエイターの場合、納期の調整が難しい可能性が高い 悪質なクリエイターに遭遇し、トラブルに発展する場合がある |
低価格で依頼できるプラットフォームを活用する
個人クリエイターに依頼する際には、契約違反や納品物の低品質といったトラブルに遭遇することが懸念点として挙げられます。
こうした懸念点を防止するためにおすすめの方法が、個人クリエイターに依頼できるプラットフォームを利用することです。
プラットフォームによっては、契約時のトラブルが起きにくいようなシステムが採用されている場合があります。
特に企業案件に特化しているプラットフォームであれば、安心して利用できるでしょう。
安全かつ低価格でVTuber制作を依頼したい場合、デザイン制作依頼プラットフォーム「cone」の活用がおすすめです。
coneは、「依頼〜納品完了」までにいたる工程を、経験豊かな専任アドバイザーが無料でサポートしている法人向けに特化したプラットフォームです。
依頼時の仕様作成や最適なクリエイターのご紹介、クリエイターとのやり取り、契約まわりなどの不安点も、担当スタッフに相談しながら進行できます。
coneでは、低コストかつ高品質なVtuber・モデリング制作に対応したクリエイターが多数在籍しています。
Vtuber・モデリング制作の費用相場 | |
VTuberの立ち絵 | 1万円~ |
2Dモデリング | 5万円~ |
3Dモデリング | 10万円~ |
配信画面制作 | 5,000円~ |
「coneについて詳しく知りたい」「Vtuber・モデリング制作について相談したい」という方は、以下のURLからお気軽にご相談ください。
Live2Dモデル制作時の注意点
Live2Dモデルの制作時の注意点には、「具体的なキャラクターのイメージをもっているか」「どこまでこだわってモデルを制作するか」が挙げられます。
思った以上に費用がかかったり、納品が延びたりする場合、上記の点についての準備不足の可能性があります。
Live2Dモデルの制作をスムーズに進行するためには、以下の3点について事前に決めておくことが大切です。
- キャラクター設定を具体的に行う
キャラクター設定は、モデル制作の方向性を決める重要な要素です。
例えば、性別や年齢、モチーフ、話し方、考え方、好きなもの、苦手なものなどを明確化することで、制作側もキャラクターデザインもイメージしやすくなります。
- 表情や動作など、細かい部分をどこまでこだわるか決めておく
制作費が予算を超える主な原因に、依頼内容の複雑さやオプションの追加が挙げられます。
細かいパーツ分けや複雑なモーション、複数の衣装や表情差分を依頼する場合、納期が延び、費用が跳ね上がることがあります。
もちろん売れているVTuberは、デザインや表情、動作など細かいところまでこだわって制作されています。
しかし、Live2Dモデルをはじめて制作する際には、依頼内容を明確にし、必要最低限の仕様に絞ることが重要です。
Live2D制作の相場を把握
Live2Dモデルの制作は、VTuberを活用した企業プロモーションにおいて欠かせない要素です。
しかし、お金をかければ良いというものではなく、費用や依頼内容を適切に管理して高いコストパフォーマンスを発揮することが成功の鍵となります。
制作費用を抑えるには、制作会社よりも個人クリエイターに依頼することや依頼する作業範囲を限定することなどが挙げられます。
制作会社と個人クリエイターに依頼するメリット・デメリットを理解したうえで依頼先を決定すると良いでしょう。
また低コストかつ安全性を担保したい場合には、企業案件に特化したLive2Dモデルの制作依頼プラットフォームを活用することがおすすめです。
Live2Dモデル制作を検討している企業担当者の方は、ぜひご検討ください。