VTuber立ち絵の相場と変動する要因を詳しく解説する記事

VTuber立ち絵の相場と変動する要因を詳しく解説

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。 VTuberの配信を見るのを日々の楽しみにしている。VTuberを自作したこともあり。

VTuberの制作を依頼するにあたり、立ち絵の相場は知っておきたい知識の1つです。
本記事では、VTuber立ち絵の相場と、相場が変動する要因について詳しく解説します。

VTuberモデルの種類と立ち絵

VTuberのモデルには2Dモデルと3Dモデルの2種類があります。動きの特徴や制作手順が異なり、用意する立ち絵にも違いがあります。
それぞれの特徴をよく知り、必要な立ち絵を準備しましょう。

2Dモデル
VTuberの2Dモデルは、平面のイラストを直接加工し動かすタイプのモデルです。
アニメのような柔らかい表現が特徴で、イラストの質感を残しそのまま動かすことができます。
2Dモデルの制作には、キャラクターの立ち絵を髪や目、口、手など部位ごとに切り分ける「パーツ分け」を行う必要があります。

3Dモデル
VTuberの3Dモデルは3Dソフトを用いてキャラクターを立体的に制作したアバターのことです。
全身360度を再現することができ、ダンスなど全身の動きを表現することができます。
3Dモデルの制作には、キャラクターを正面、横、上の3方向から描いた三面図が必要になります。

VTuber立ち絵の相場

VTuber立ち絵の相場は、制作するモデルのタイプとクリエイターの作業範囲によって異なります。
依頼をする際は、制作するモデルに必要な立ち絵とクリエイターに依頼したい作業範囲を整理し、予算を決めるとよいでしょう。

2Dモデルの相場

キャラクターデザイン
(立ち絵イラスト込み)
3万円〜15万円前後 外見を設定(髪型・服装・表情など)し、正面向きの立ち絵を描き起こす作業です。
オリジナル性が高くなるほど料金は高くなり、商用利用や著作権によって価格が変動することもあります。
パーツ分け対応 +1万円〜5万円程度 顔や目、口、髪、手などをパーツごとに分けて描く工程です。
Live2Dでの動きに必要な作業で、細かい動きを設定すればするほどコストが上がります。
最初からLive2D用のパーツ分けを前提に依頼しておくほうがスムーズです。

3Dモデル制作の相場

キャラクターデザイン・イラスト制作 5万円〜20万円以上 キャラクターのデザインと立ち絵を作成します。2D立ち絵と異なり「全身を立体的に再現する」ことを前提とするため、服装の構造や裏側のデザインまで考慮しておく必要があります。
三面図の作成 3万円〜10万円程度 3Dモデラーが立体にしやすいように、キャラクターを「正面・横・後ろ」から見た図を描きます。
複雑な構造ほどコストがかかります。
モデリングの精度や再現性を高めるために、三面図は非常に重要です。

VTuber立ち絵の依頼先

VTuber立ち絵の依頼先には、個人クリエイターか制作会社かの選択肢があります。
それぞれのメリット・デメリットを知り、自社に合った依頼先を選びましょう。

個人クリエイターに依頼する場合

メリット デメリット
  • 費用を抑えやすい
  • コミュニケーションが密に取れる
  • 個性的なデザインが手に入る
  • 納期が読みづらい
  • クオリティにバラつきがある
  • トラブル対応が自己責任

個人クリエイターに依頼する場合、価格の相場は制作会社に比べリーズナブルとなります。
作業中のクリエイターに直接相談がしやすく、柔軟な修正対応をしてもらえるケースがある点もメリットです。

絵柄や作風がはっきりしているクリエイターはフリーランスとして活動している方も多く、直接依頼することで、ターゲット層のファンに刺さるデザインの立ち絵を手に入れることができます。
想像と違った仕上がりになる可能性を避けるために、過去の実績・スキルの確認を十分に行いましょう。

また、トラブルを避けるために、納期・進捗など制作スケジュールや、 著作権・商業利用の契約条件についてなど、自社でしっかりと管理する必要があります。

制作会社に依頼する場合

メリット デメリット
  • 安定したクオリティと納期
  • 契約・権利関係が明確
  • 総合的なサポートが受けられる
  • 柔軟な対応が難しい
  • 絵柄の自由度が低い
  • コストが高くなりやすい

制作会社へ依頼する場合、クオリティ管理や納期対応がしっかりしている点、また、商用利用や著作権の契約まわり等、トラブルが起きにくい点に期待ができるでしょう。

ただ、社内で複数の案件を並行で進めているため、細かな要望への対応に制限があることもあります。
会社がかかえているクリエイターが担当する場合、「このイラストレーターの画風で」などの要望が通らない可能性があることに注意が必要です。

個人クリエイターへの依頼に比べて制作費が高額になりやすいですが、
キャラクターデザインからモデリング、配信準備までトータル対応してくれるため、VTuber制作についての知識がなくても安心して依頼できるでしょう。

VTuber立ち絵の依頼は cone がおすすめ!

coneは、法人企業からクリエイターへの制作依頼プラットフォーム。
キャラクターデザイン、イラスト制作、モデリング等の実績豊富なクリエイターが多数在籍しています。

制作依頼の際は、coneの専任アドバイザーが、依頼時の仕様作成からクリエイターの紹介、
クリエイターとのやり取り、契約まわりなどの「依頼〜納品完了」まで、無料でサポート。

初めての依頼も安心して行えます。

VTuber立ち絵の制作については、ぜひconeにご相談ください。

VTuber立ち絵の相場が変動する要因

VTuber立ち絵の相場は、パーツ分けの細かさなど依頼内容やクリエイターの人気、著作権譲渡などの契約内容により変動します。

パーツ分けの細かさ

VTuberモデルを動かすためには、立ち絵の各パーツをレイヤー分けして描く必要があります。
細かくパーツ分けを行うと、動きがなめらかになり、より高品質な2Dモデルになりますが、依頼の相場は高くなります。
例えば、顔・腕・髪の3〜5パーツ程度の最低限の分け方であれば、 比較的安価になり、前髪・まつげ・まぶた・口の中・服の皺など多数に及ぶ精密な分け方だと、 その分料金がアップします。

差分イラストの有無

喜怒哀楽などの表情差分や、メガネや帽子などの小物の有り無し、衣装のバリエーションを追加する場合、差分ごとにイラストを描き起こす作業が必要になります。
例えば、表情4種追加するとプラス5,000円〜10,000円、別衣装追加 するとプラス10,000円〜30,000円以上かかります。
差分が多いと調整も複雑になるため、モデリング費も上がる場合があります。

クリエイターの人気・実績

有名VTuberのイラストを手がけた人や、SNSでフォロワー数が多い人気クリエイターは、需要が高いため相場も高めに設定されがちです。
新人・趣味活動レベルの方であれば、 2万〜4万円程度、実績がある中堅レベルの方だと5万〜10万円、人気がある商業案件常連の方は 10万円以上も珍しくありません。
「このクリエイターに頼みたい」というこだわりがある場合は、価格が高くなることを覚悟して依頼しましょう。

著作権の扱い

イラストの著作権の譲渡 及び、利用範囲の契約によっても料金が変動します。
個人利用のみで著作権はクリエイター側 にある場合、 基本料金内に収まります。
商用利用(収益化・グッズ化など)する場合は プラス5,000〜20,000円程度、デザインの権利も買い取る、完全著作権譲渡の場合はプラス数万円〜数十万円かかることも。
「商用利用OK」と「著作権譲渡」は別物になるので、事前の確認が重要です。

VTuber立ち絵の相場が変動する要因を知り、事前に依頼内容や契約の条件を決定することで、自社の予算にあったクリエイター、制作会社に依頼することができるでしょう。

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。