VTuber向けに配信画面デザインの種類と作り方のポイントを解説する記事

【VTuber向け】配信画面デザインの種類と作り方のポイントを解説

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。 VTuberの配信を見るのを日々の楽しみにしている。VTuberを自作したこともあり。

VTuber活動をはじめるには、VTuberのモデル作成や配信設備・システムの設定などさまざまな準備が必要です。

その中で、準備が疎かになりやすいものの配信の質を左右するポイントに、配信画面のデザインが挙げられます。
VTuberの配信画面には種類があり、配信内容に合うものを選択することで、視聴者をより楽しませることができます。

そこで、本記事では配信画面の種類や構成要素、作り方のポイントを解説します。

VTuberの配信画面の種類

VTuberの配信画面には、配信を行っているVTuber以外にもさまざまな画像や動画、テキストなどが表示されています。
配信内容に合わせた配信画面を表示することで、配信がより分かりやすくなったり、視聴者に視覚的な情報を楽しんでもらえたりする効果があります。

具体的には、視聴者のコメントや字幕、ゲーム画面、時刻などの情報を表示しており、
配信内容に合わせて表示する情報とデザインをカスタマイズすることが一般的です。

表示する内容は配信ジャンルによって異なり、配信画面のデザインには雑談配信画面、ゲーム配信画面、歌枠配信画面の3種類に区分されます。
以下に、3種類の配信の特徴を簡単にまとめました。

雑談配信

雑談配信は、VTuberと視聴者の距離が最も近い交流ができる配信です。
リアルタイムでコメントを拾ったり、質問に答えたりすることで深いコミュニケーションが可能なため、ファンとの関係を構築するのに適しています。
同接数が少ない活動初期の段階では、コメントの数も少なくなる可能性があります。
その中でも、視聴者を楽しませられるように、事前にトークテーマを準備する、リアクションを大きくする等の工夫が必要です。

ゲーム配信

ゲーム配信は、多くのVTuberが行っている人気コンテンツです。
人気ゲームや最新タイトルなどを行うことで、多くの新規ファンの流入が見込めます。
ただし、すでに多くのVTuberやゲーム実況者などが提供しているジャンルであるため、ゲームのプレイングスキルやトーク力が求められます。

歌枠配信

歌枠配信は、VTuberの強みとする歌唱力を最大限に伝えられるコンテンツです。
表現力や声質の魅力をアピールできれば、新規ファンの流入が見込めます。
さらに歌枠配信での人気が高まれば、オリジナル楽曲の制作やメディア露出などにつながる可能性もあります。

配信内容にあった特徴の配信画面を使用することで、配信の魅力を高めることができます。
のちほど、配信内容ごとにおすすめの配信画面について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

配信画面を構成する要素

配信画面を構成する主な要素には、以下の6つが挙げられます。
配信画面を構成する要素について知り、配信内容に合わせた要素を取り入れましょう。

  • 背景画像
    背景画像は、VTuberの背後を飾るイラストや画像です。
    VTuberのキャラクター性や世界観を視覚的に補完できることから、魅力的な配信に欠かせない要素です。
    ただし、あまりにこだわった背景画像にすると、肝心のVTuber自身や配信のコンテンツの視認性が低下する可能性があります。
    全体のバランスを考えつつ、背景画像を検討しましょう。
  • コメント欄
    コメント欄は、視聴者とのコミュニケーションを促進する要素です。リアルタイムでの視聴者とVTuberのやり取りを視認できるようになります。
    ただし、コメント欄を大きく設置しすぎると、配信画面全体のバランスが崩れる可能性があります。
    コンテンツに応じて、コメント欄の表示有無や大きさを検討しましょう。
  • 時刻
    配信中の時刻を表示することで、視聴者が時間確認をしやすくなるメリットや、配信者自身が配信の進行管理をしやすくなるメリットがあります。
    特に長時間配信やイベント配信の際に、時刻を表示させることが一般的です。
  • ゲーム画面
    ゲーム画面は、ゲーム配信を行う際の核となるコンテンツです。そのため、画面全体をゲーム画面にすることも多くあります。
    ただし、画質や遅延の最適化が必須であるため、バランスを考えつつ画面サイズを決定しましょう。
  • 配信オーバーレイ(外枠)
    配信オーバーレイは、各情報を整理し、統一感のある見た目を与える外枠です。
    配信オーバーレイを表示する場合、自身のイメージカラーやロゴ、アイコンなどを反映させることで独自性を強調できます。
  • 可変テキスト
    可変テキストは、配信中に変化する情報を、リアルタイムで視聴者に伝えるための手段です。
    配信タイトルや雑談枠のトークテーマ、歌枠のセットリストなどを表示させる際に使用します。
    視聴者の配信に対する理解を促進できるため、より配信自体を楽しんでもらえます。

配信画面デザインの作り方のポイント

配信画面を構成する6つの要素のデザインを決める際、ポイントとなるのが配信コンテンツの種類です。
雑談配信、ゲーム配信、歌枠配信、それぞれの配信デザインの作り方のポイントやおすすめの構成を紹介します。

雑談配信画面

雑談配信は、VTuberと視聴者が最も交流できる場です。そのため、VTuberの表情や動きが見やすいような構成や要素の配置バランスを検討しましょう。

まずは雑談配信画面におすすめの構成をまとめました。

おすすめ構成
  • 背景画像
  • コメント欄
  • 時刻
  • 配信オーバーレイ
  • 可変テキスト:配信タイトル、視聴者へのお知らせなど
  • その他:X(旧Twitter)アカウント、配信ハッシュタグなど

配信画面をデザインする際は、トークテーマや話の流れが分かりやすく、VTuberと視聴者のコミュニケーションを促進するデザインを作ることが大切です。

以下に、具体的なポイントをまとめました。

ポイント
  • VTuberのキャラクターは画面全体の約50%を目安に、大きめに配置する
  • コメント欄を大きめ・読みやすいように配置する
  • トークの妨げにならないシンプルかつVTuberのイメージカラーに合わせた背景画像を用意する
  • 可変テキストを活用し、進行がわかりやすいように工夫する

ゲーム配信画面

ゲーム配信では、VTuberそのものよりも、ゲームコンテンツをメインに配置し、プレイの臨場感や没入感を高めることが大切です。

まずはゲーム配信画面におすすめの構成をまとめました。

おすすめ構成
  • ゲーム画面
  • コメント欄(配置する場合は、コンパクトに収める)
  • 時刻
  • 配信オーバーレイ(配置する場合は、ゲームの没入感を損なわない色合いやデザインを意識する)

コメント欄や配信オーバーレイは、VTuberによって表示するかどうかが分かれます。
表示することでオリジナリティを高めますが、ゲームの視認性を損なう可能性があります。

そのため、FPSやホラーゲームのような没入感の高さが魅力のゲームの際は表示しないといったように、ゲームコンテンツによって構成を変更することも検討しましょう。

ゲーム配信画面をデザインする際は、プレイするゲーム画面が見やすいよう、シンプルな構成のデザインを作ることが重要です。

以下に、具体的なポイントをまとめました。

ポイント
  • 画面全体の80%程度を目安にゲーム画面に設定する
  • VTuberモデルは、ゲームの邪魔にならないように画面の隅に、控えめに配置する
  • 企画内容によっては、現在の目標を表示するための配信オーバーレイを設けることで、視聴者の理解を促進できる

歌枠配信画面

歌枠配信は、VTuberの歌唱力を視聴者に提供する場です。そのため、視聴者に歌枠であることが伝わるような要素のみに絞ることで、歌唱に集中してもらえるでしょう。

まずは歌枠配信画面におすすめの構成をまとめました。

おすすめ構成
  • 背景画像
  • 配信オーバーレイ
  • 可変テキスト:配信タイトル、歌詞・セットリストなど

ステージ風、ライブ感のある背景やアニメーションを取り入れることで、より歌唱に集中しやすい配信画面を設定できます。
オーバーレイのデザインに特別感や華やかさを加えることもおすすめです。

歌枠配信画面をデザインする際は、視聴者が歌に没入できるような画面デザインを意識することが大切です。
以下に、具体的なポイントをまとめました。

ポイント
  • 視認性の高い歌詞・セットリストを表示する
  • マイクやエコー演出など、視覚的に歌配信であることが伝わる装飾を追加する
  • VTuberモデルは、上半身中心にして、表情が見えるように設置する
  • チャット欄を設置する場合、歌への没入感を妨げないよう、サイズ感や配置場所を配慮する

オリジナルの配信画面はプロに依頼を

配信画面デザインの入手方法には、「自分で作る」「無料素材をダウンロードする」「クリエイターに依頼する」の3パターンがあります。
ここでは、それぞれのパターンの特徴を解説します。

自分で作る

自分で配信画面に必要な要素を作成することで、自分の理想の画面デザインが可能です。
こだわりをもち、自分自身の世界観を表現したい場合におすすめの方法です。

しかし、配信画面を自作する場合、作成方法の勉強や技術の習得、制作に相当な時間や手間がかかります。
時間がかかればかかるほど、流行や技術も変わっていく可能性があるため、デザインのノウハウや経験があまりない場合には、自作するのは難しいでしょう。

無料素材をダウンロードする

無料素材のダウンロードは、手軽に配信画面を入手できるため、多くのVTuberも活動初期には行っている方法です。

しかし、既成のデザインのため他のVTuberと被ってしまうことがあります。
日常的にVTuberが参入している現代においては、他VTuberとの被りが発生する可能性が高く、「模倣している」としてイメージ低下につながる可能性もあります。

そのため、無料素材のダウンロードは、長期的な活動を見据えている場合にはおすすめできない方法です。

クリエイターに依頼する

クリエイターにオーダーメイドの制作依頼をする方法は、VTuberの配信に適したオリジナル配信画面を気軽に入手できます。

他VTuberと被ることなく、クオリティの高いデザインの素材を制作してもらえます。
また、制作期間には別の配信準備を進められるため、効率的です。

ただし、個人クリエイターに依頼する場合、数千円〜数万円程度の費用がかかることが一般的です。

自作する手間の削減や制作期間の短縮につながるため、多くのVTuberがクリエイターにオリジナル配信画面を制作依頼しています。
プロのクリエイターへ制作の依頼をして、自社VTuberの配信の魅力をより高めるオリジナル配信画面を用意しましょう。

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とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。