ホームページ制作費用の相場はどれくらい?費用を抑える3つの方法を解説

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原栄一郎

月間200万PVを超えるメディアでSEOを担当。
ITマーケティング業務に従事して7年目。

ホームページはビジネスにおける企業の玄関のようなものです。さらに、サイトの種類によってはさらなる顧客の集客が期待できます。
そんなとても重要なホームページを制作するとしたら、実際にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、ホームページ制作費用の相場に加え、費用をできるだけ安く抑えつつ希望通りにホームページを制作する方法について解説します。

ホームページ制作費用の相場はどれくらい?

結論から言うと、ホームページの制作には20〜30万円ほどの費用がかかります。
ただしこの数字はあくまでも目安で、サイトの規模によっては50〜60万円ほどかかる場合もありますし、テンプレートのデザインを使わずにオリジナルデザインで1から作成を依頼すれば200万円ほどの費用がかかることもあります。

一方で制作会社ではなくフリーランスに制作を依頼したり、WordPressなどのCMSと呼ばれる既存のシステムを利用すれば10万円以下で依頼することも可能です。
こだわりたい機能やデザイン、依頼先、制作してもらうページ数などによって費用が大幅に異なります。

ホームページ制作相場早見表

依頼する内容によって、以下のような費用の違いがあります。

依頼内容費用
WordPressなどのCMSを使った制作5万円〜50万円
テンプレートデザインを使った制作10万円〜30万円
テンプレートをカスタマイズして制作20万円〜30万円
デザインもオリジナルで制作30万円〜200万円(超える場合も)
インターネットショップを制作50万円〜300万円
独自のシステムを構築100万円〜

ホームページ制作はオリジナルの機能を追加したり、オリジナルのデザイン制作まで依頼したりすると多額の費用がかかってしまいます。

大規模なサイトになると300万円を超える場合もあるなど、まちまちです。

しかし、基本的には30万円〜100万円ほどの予算があれば希望通りのホームページを制作できる可能性が高く、予算に限りがある場合はWordPressなどを使えば費用を抑えることができます。

どんなホームページを制作するかが料金を左右する

ホームページ制作の費用は、制作するホームページの種類によって大幅に変わります。ここからは、ホームページの種類別に制作費用をご紹介します。

コーポレートサイトを作る場合の相場

コーポレートサイトの制作費用は以下の通りです。

制作目的費用
名刺代わりとして利用したい10万円〜30万円
顧客の声や事例も紹介したい20万円〜50万円
デザインごと制作してもらいたい50万円〜100万円
ホームページで集客もしたい100万円〜300万円

コーポレートサイトとは、企業の概要やサービス内容、採用情報などが掲載された、いわゆるホームページのことです。

ホームページ制作の中でも、特にこのコーポレートサイトは費用の相場に差があります。
会社概要や事業案内・問い合わせなどのページがあり、企業名で検索された時のためのホームページであれば30万円ほどの予算で制作することが可能です。

一方で、ブランディングを考えてオリジナルのデザインを1から制作したり、ホームページにコンテンツを追加して集客したりすることを視野に入れるとなると、高い費用がかかってしまいます。

制作会社が用意しているテンプレートを利用すればある程度費用が抑えられますが、ブランディングのためにデザインにこだわると料金も高くなります。

ポータルサイトを作る場合の相場

ポータルサイトの制作費用は以下の通りです。

制作規模費用
小規模50万円以下
中規模50万円〜150万円
大規模150万円以上

ポータルサイトとは、さまざまな分野のコンテンツの入口となるサイトのことです。例えば以下のようなサイトのことを言います。

  • 食べログ
  • SUUMO
  • 価格.com
  • 弁護士ドットコム
  • Yahoo!
  • Google
  • アメブロ

コーポレートサイトと比較するとコンテンツの量も機能の量も増えるため、費用も高くなるのが一般的です。

会員登録をする顧客の情報を管理するシステムや、クーポンなどの機能を追加する大規模なポータルサイトの制作には150万円以上の費用がかかります。

機能を追加すればするほど料金は高くなり、食べログなどの口コミサイトを制作するとなると500万円を超えることもあります。

ECサイトを作る場合の相場

ECサイトとは、インターネット上で商品を販売するサイトのことです。例えば、無印良品やニトリ、Appleのようなサイトのことを言います。

ECサイトの制作費用は以下の通りです。

制作内容費用
モール型10万円以下
ASPを活用する10万円〜100万円
オープンソースを活用する60万円〜200万円
パッケージを活用する100万円〜500万円
1からオリジナルで制作500万円以上

ECサイトは、大きく分けてモール型と自社サイト型の2種類に分けることができます。

モール型とは、Amazonや楽天市場に出品ページを作成することで、ECサイトの中でも最も安く作成することができます。

自社サイト型はASP活用型、オープンソース活用型、パッケージ活用型、そしてオリジナルで1から制作する方法の4種類です。

ASP活用型とは、BASE・STORES・Shopifyなどを利用する方法で、こちらも比較的費用を抑えて制作することができます。

オープンソース活用型とは、EC-CUBEやMakeShopなどのECサイト構築システムを利用して自社サイトを制作する方法です。

パッケージ型とは、ecbeingなどのショッピングカートシステムを利用した方法です。

最も制作費用が高くなるのが、1からオリジナルで制作する方法になります。こちらは高い費用がかかりますが、独自のデザインなどによるブランディングが可能です。

LPを作る場合の相場

ランディングページ(LP)の制作費用は、10万円から60万円です。

ランディングページ(LP)とは、広告などで飛んだ先のページのことです。具体的には、購入やお問合せなど明確な目的を持ったページのことを指します。

コーポレートサイトなどと違い1ページあたりの単価となりますが、1ページにたくさんの情報を詰め込むことも多いため、費用には差があります。

LPの制作費用は、価格を重視すれば5万円程度に抑えることも可能です。一方で、コンテンツのクオリティを高くしLPによる集客も望むのであれば50万円以上になる場合もあります。

採用サイトを作る場合の相場

採用サイトの制作費用は以下の通りです。

制作内容費用
作成ツールを利用する無料
10ページ程度のサイト10万円〜40万円
オリジナルコンテンツも制作してもらう50万円〜150万円
採用コンサルや管理ツールも依頼150万円以上

採用サイトとは、自社で働きたいと思っている求職者に対して求人情報を伝えるためのサイトです。

採用サイトには以下のようなページが含まれます。

  • 代表挨拶
  • 企業理念
  • 社員へのインタビュー
  • 社員の1日スケジュール

コーポレートサイトに求人情報を掲載するホームページもありますが、人手不足が続いている今採用サイトを作る企業も増えています。

採用サイトは、engageなどのツールを利用すれば無料で制作することもできます。

一方で、オリジナルのコンテンツやデザインの制作を依頼したり、採用コンサルや動画を利用した訴求をする場合は費用が高くなるでしょう。

オウンドメディアを作る場合の相場

オウンドメディアの制作費用は以下の通りです。

制作内容費用
CMSやテンプレートを活用20万円以下
オリジナルのデザインを制作してもらう50万円〜100万円
集客支援もしてもらう100万円〜300万円

オウンドメディアとは、自社で運用するWebメディア・Webマガジンのことです。主に検索エンジンやSNSからの集客を目的として制作されます。

仮にオウンドメディア制作を依頼する場合、最も費用を抑える方法はWordPressなどのCMSや制作会社が保有しているテンプレートを活用する方法です。

オウンドメディアは、先述した通り集客を目的とする場合が一般的です。そして、定期的にコンテンツを増やし運用する必要があります。

そこで、サイトの集客支援をしてもらえるプランを用意している制作会社も多く、それに従って費用も増えることになります。

WordPressなどのCMSを使う場合の相場

ここまでご紹介してきた通り、ホームページ制作はWordPressなどのCMSを活用すれば、制作費用を抑えることができます。

そもそもCMSとは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、Webサイトのテキストや画像を一元管理するシステムのことです。

簡単に言えば、CMSを利用すれば単純なホームページを制作するのであればプログラミングなどのスキルは必要ありません。

CMSには以下のようなものがあります。

  • WordPress
  • WIX
  • jimbo
  • Drupal
  • Concrete5

CMSを活用し、用意されているテンプレートのデザインを利用すれば、デザインのオリジナル性はありませんが制作費用を5万円ほどに抑えることも可能です。

デザインをオリジナルにする場合は、CMSを利用しても20〜30万円ほどになります。

さらにCMSには、制作会社やフリーランスに新しくホームページを制作してもらう場合と比べて、制作期間が短いという特徴があります。ですから、なるべく早くホームページを準備したい方にもおすすめです。

どこに制作を依頼するかで料金が異なる

ホームページ制作は、どこに制作を依頼するかによってその費用が異なります。制作の依頼先には以下の3つがあります。

  1. 制作会社
  2. フリーランス
  3. 広告代理店

ここからは、依頼先別の費用について解説します。

制作会社に依頼する場合

まずホームページ制作会社に依頼する場合ですが、制作会社とは言っても中小規模の制作会社なのか大手の制作会社なのかによって異なります。

まず大手の制作会社ですが、多数のスタッフを抱えている分さまざまな要望に応えてくれます。中小規模の制作会社ではできないシステム設計、競合他社と比較したクライアントの強みやホームページの制作目的を元に制作が可能です。

さらに、制作に関わる人数が増える分、スケジュール通りの制作を期待することができます。制作実績も豊富なため、似たようなホームページを制作していればスムーズに制作が進むのも特徴の1つです。

一方で、費用は高くなります。大手の制作会社に依頼する場合、100万円以上になることも珍しくありません。

中小規模の制作会社のメリットは、やはり費用を抑えられる面です。大手の制作会社には頼めない小規模のホームページや、CMSを利用したホームページを費用を抑えて依頼することができます。

大手の制作会社と比較すると、柔軟に要望に対応してくれることも特徴です。

一方で、要望次第では中小規模の制作会社には依頼できない場合があることに注意しましょう。

中小規模だとしても大手だとしても、多くの場合まずは制作の見積もりを出します。
まず複数の制作会社に見積もりを出してもらい、検討するのがおすすめです。

フリーランスに依頼する場合

予算に限りがある場合、WebデザイナーやWebエンジニアなどのフリーランスに依頼する方法もあります。

制作会社と比較すると費用を抑えることが可能です。例えばページ数が10ページ程度のコーポレートサイトであれば、5万円〜15万円で依頼することが可能です。

ただし、大規模なサイトやECサイトの構築などには対応してもらえません。さらに、SEO対策や制作後の運用・保守までできるフリーランスは少ないため、制作した後のことを考えると制作会社に依頼した方が安心です。

フリーランスに依頼する場合は、以下の4つのクラウドソーシングサイトがおすすめです。

  1. cone
  2. クラウドワークス
  3. ランサーズ
  4. ココナラ

広告代理店に依頼する場合

ホームページ制作会社は、それぞれによって得意分野が異なります。オリジナルデザインを活用したコーポレートサイトを作るのが得意な制作会社もあれば、大規模なECサイトを作るのが得意な制作会社もあります。

仮にこの記事を読んでいるあなたの会社が、大規模なホームページを制作しようとしている場合、広告代理店に依頼するというのも1つの手です。

なぜなら、広告代理店はさまざまな制作パートナー会社を抱えているため、ホームページを制作したい側の要望と制作会社をマッチしてくれるためです。

つまり広告代理店に依頼する場合は、広告代理店が制作するわけではなく制作会社に外注するという形になります。

さらに、広告代理店はSEO対策などの集客に強いため、ホームページ制作後の集客まで保証してくれるプランを用意している場合があります。

一方で、広告代理店に依頼する場合は制作費用の20%〜50%がマージンとして上乗せされ、費用が高くなってしまうというデメリットもあります。

予算次第ではありますが、規模が大きいサイトを制作したい場合はご参考ください。

ホームページ制作費用の内訳

これまで解説してきたように、ホームページ制作の費用はさまざまな理由によって変動します。では、制作費用の内訳はどうなっているのでしょうか。

ここからはホームページ制作費用の内訳を解説します。

ディレクション費用

ディレクションとは、制作現場の進行・指揮・管理のことでディレクターと呼ばれるスタッフが担当します。

具体的にディレクターは以下のことを担当します。

  • クライアントとの打ち合わせ
  • ホームページ構成の決定
  • 写真などの素材集め
  • 人員のアサイン
  • トラブルへの対処

費用ですが、制作会社や広告代理店に依頼した場合、ホームページ制作費用の20%程度をディレクション費用として支払うことになります。

つまり、100万円のホームページを制作する時は、20万円ほどがディレクション費として見積もられるということです。

20%という数字だけ見ると高く感じるかもしれませんが、ディレクションはホームページの方向性を決めるとても重要な項目になります。

希望通りのホームページを制作するためにも、費用を抑えるべきではない項目です。

デザイン費用

これまでご紹介してきた通り、デザイン費用はどんなホームページを依頼するかによってまちまちです。

制作会社やCMSのテンプレートを活用すれば費用を抑えられますし、1からデザインを制作するとなると高額になってしまいます。

デザイン費用には以下のものが含まれます。

  • トップページのデザイン
  • 下層ページのデザイン
  • スマホページ
  • ロゴ
  • バナー
  • イラスト

トップページはホームページの入口のページのことで、下層ページはそのトップページから派生したお問い合わせなどのページのことです。

トップページのデザインを1から制作するとなると、10万円程度の費用がかかります。下層ページは内容によって異なりますが、5万円程度が相場です。

スマホページは、ユーザーがスマートフォンでホームページを訪問した時のデザインのことです。

ロゴ・バナー・イラストは制作会社によってデザイン費用に含まれることもあれば、別料金として請求されることもあります。

これらのデザイン費用は、後になってメインとなる色を変更したり、デザインの修正を何度も依頼すると別料金がかかる場合があることにご注意ください。

システム費用

制作するホームページの内容や、依頼する制作会社によっても大きく異なる項目です。

システム費用には以下のようなものがあります。

  • ECサイトのプログラム開発
  • お問合せフォーム
  • 資料請求フォーム
  • 検索機能
  • 予約システム

例えば、お問合せフォームなどはホームページの中でもよくあるシステムですが、このシステム費用には数万円かかります。

他にも予約システムの導入やCMSの導入となると、費用は5万円〜20万円ほどです。

一方で、オリジナルのECサイトやポータルサイトを制作する場合、100万円以上の費用がかかることもあります。

コーディング費用

コーディングとは、デザインやディレクションによって方向性が決まった後に、HTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語を使い、エンジニアやWebデザイナーがホームページとして閲覧できるようにする作業のことです。

つまり、デザイナーが考えたデザインをインターネット上で見れるようにする作業のことを言います。

費用としては、中規模サイトであれば5万円以下が相場です。各ページごとに費用が異なります。

注意点としては、閲覧ユーザーが使用するデバイスに自動的に画面サイズを合わせる「レスポンシブデザイン」にも費用がかかるという点です。

この記事を読んでいる方の中には、ホームページを活用してGoogleなどの検索エンジンで集客することを視野に入れている方も多いでしょう。

現在日本の検索は、75%以上がスマートフォンで行われています。つまり、4分の3以上のユーザーがスマホで検索しているということです。

BtoBのビジネスをしているのであれば、パソコンのみに対応したホームページでも良いかもしれませんが、そうでなければレスポンシブデザイン機能を検討してみてください。

出典:日本では75.1%の検索がスマホから、調査データに見る検索とSEOの今

コンテンツ費用

コンテンツ費用には以下のものが含まれます。

  • テキスト作成費
  • 画像作成費
  • 写真素材購入費
  • 動画作成費
  • 撮影代行費
  • 取材費

ホームページ内で使用するコンテンツにかかる費用のことです。

テキストコンテンツには、企業理念などの自社で用意できるものもあれば、商品やサービスを「買いたい」と思ってもらうためのセールスライティングや、検索エンジンで集客するためのSEOライティングなどがあります。

またホームページ内で使用する画像・動画コンテンツは、近年流行しているドローンを利用した撮影や写真の加工・編集に費用がかかります。

コンテンツに関してはフリー素材を利用することもできますが、ホームページのオリジナリティを考えると素材サイトで購入するか新しく作成するのがおすすめです。

SEO対策費用

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語に訳すと検索エンジン最適化のことです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは、自社のページが上位に表示されればされるほどホームページを訪問するユーザーが多く、流入を増やすことができます。

SEO対策にかかる費用は以下の通りです。

内容費用
外部SEO対策1万円〜15万円/月
内部SEO対策10万円〜100万円/月
コンテンツSEO1,000円〜10万円/1記事
SEOコンサルティング10万円〜100万円/月

外部SEO対策とは、ホームページに対するリンクを増やす施策のことです。他のサイトやホームページがあなたの会社のサイトのリンクを貼ると、Googleから人気のあるサイトだと判断されます。

内部SEO対策とは、サイトの設計のことです。適切な構造でコンテンツが設計されているかどうかで検索エンジンからの評価が変わります。

コンテンツSEOとは、記事を作成しキーワードによる流入増加を狙う施策のことです。記事の量や1記事あたりのボリュームも重要ですが、適切な構成や読みやすさもとても重要です。

SEOコンサルティングは、さまざまな観点からSEO対策のアドバイスをもらう業務です。月に1〜2回ホームページを見てもらい、ホームページの改善点を指南してもらえます。

制作費用を安く抑える3つのポイント

これまでご紹介してきた通り、ホームページ制作には安くても5万円、高額になると数百万円の費用がかかります。

ここからは、そんなホームページの制作費用を安く抑える3つのポイントを解説します。

ホームページの制作目的をハッキリさせる

まず1つ目は「なぜホームページを制作するのか」の目的をハッキリさせることです。会社の魅力を発信したいのか、ホームページを活用して集客したいのか、人材の応募数を増やしたいのかなど、様々な理由があると思います。

これまでにご紹介してきた通り、ホームページはどんなシステムを導入するのか、ページ数はどれくらい必要なのかによって費用が変動します。

つまり、制作目的をあらかじめハッキリさせておくことで、不必要なシステムやページを省くことができ、結果的に費用を抑えることができるということです。

例えばあなたの会社が「名刺代わりのホームページが欲しい」と検討しているとします。その場合、会社概要・事業内容・実績・お問合せなどが必要になるでしょう。一方で、検索機能や集客のためのコンテンツページやSEO対策は不必要です。

このように、なぜホームページを制作するのかをハッキリさせるだけでも費用を抑えることができます。

あらかじめ素材を用意しておく

ホームページ制作費用の1つに「コンテンツ費」があります。これは、ホームページ内で利用する文章や写真素材にかかる費用のことです。

この素材を自社で用意することができれば、その分の費用を抑えることができます。

写真やキャッチコピーなどのテキストだけでなく、動画やイラスト・ロゴなども制作会社に頼むのではなくフリーランスのイラストレーターや動画編集者に依頼することで安く抑えられるでしょう。

テンプレートを活用する

例えば、オウンドメディアの制作を検討している場合、CMSや制作会社が用意しているテンプレートを活用すれば20万円ほどで制作することが可能です。

しかし、ホームページのデザインを1から制作会社に依頼するとなると、その費用は50万円から100万円になってしまいます。

ホームページを制作する際、オリジナルのデザインで依頼すると費用が高くなります。なぜなら、専門技術を持っているデザイナーが手作業で作るためです。

もちろん予算に余裕があれば、企業の独自性を出すためにもデザインをオリジナルで依頼することをおすすめします。

制作費用だけでなく維持費がかかることに注意

ホームページは作って終わりというわけではなく、実はその後維持費という形でランニングコストがかかることにご注意ください。

ホームページにかかる維持費は以下の通りです。

内容費用
サーバー代1,000〜4,000円/月
ドメイン代1,000〜10,000円/年
保守管理費5,000〜20,000円/月
更新費5,000円/1回

まずサーバーとは、Googleなどで検索してホームページを訪れたユーザーに、画像やテキストなどのコンテンツを提供するコンピュータのことです。

このサーバーは大手の制作会社であれば用意しているところもありますし、レンタルサーバーを借りて運用する場合もあります。どちらにしてもサーバー代は毎月支払う必要があります。

ドメインとは「https://●●●●●.com」の「●●●●●.com」の部分です。インターネット上の住所と言われています。

このドメイン代は通常年間契約となり、ドメインの最後にある「.com」や「.jp」などの部分で費用が異なります。

保守管理とは、ホームページを運営していると起こる様々なバグやトラブルに対応してもらうことです。例えば、以下のような事態が起きた時は制作会社に対応してもらう必要があります。

  • サーバーエラーでページが表示されない
  • デザインや文字が崩れている
  • サイトの表示速度が遅い
  • メールフォームから送っても届かない
  • ホームページが無差別攻撃を受けている

このような事態が起きた場合、制作会社とコミュニケーションをとって対応してもらいましょう。仮に、ホームページ制作をフリーランスに依頼していた場合、保守管理まではしてもらえない場合がほとんどです。

そして、仮にGoogleなどの検索エンジンから集客したいと考えている場合、ホームページは頻繁に更新することをおすすめします。

更新とは、掲載するページ数を増やしたり、既存のページに画像やテキストを追加したり修正したりすることです。

更新費用は1回あたり5,000円が相場ですが、制作会社や更新する内容によって1,000円〜30,000円と幅広くなっています。

しかし、CMSを活用すれば制作会社に依頼しなくても自社で更新することが可能です。

まとめ

ここまで、ホームページ制作の相場についてご紹介してきました。ホームページ制作には安くて5万円、高ければ100万円以上の費用がかかります。

オリジナルのデザインで制作したいなどの要望がない限り、まずは20〜30万円を目安にしてみてください。

なるべく費用を抑えなければならない時は、制作目的を決めて複数の制作会社から見積もりをもらい、制作会社が用意しているテンプレートやCMSを活用するようにしましょう。

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
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「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
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