VTuberのキービジュアルは「第一印象」を決める超重要アイテム!
配信スタイルや世界観、キャラクターの個性まで――たった1枚のビジュアルで伝える必要があるのが、VTuberの「キービジュアル」です。
魅力的なキービジュアルは、視聴者の心を一瞬でつかみ、チャンネル登録やSNS拡散にもつながります。
本記事では、VTuberキービジュアルの効果的な作り方や依頼費用の相場が変動する理由、そして第一印象でしっかり魅せるための重要ポイントをわかりやすく解説します。
キービジュアルで世界観を伝える
VTuberの「キービジュアル」とは、そのキャラクターの世界観や魅力を一枚絵で伝える、いわば“顔”とも言える存在です。
通常のキャラ絵とは異なり、ポーズや構図、背景の描き込み、小物の配置など、すべてがキャラクターの個性や活動コンセプトを語るために設計されています。
たとえば「元気系」「お姉さん系」「ファンタジー寄り」など、見た人にすぐ雰囲気が伝わることが大切。
配信活動の軸やブランディングを左右するため、デビュー前はもちろん、リブランディングの際にも注目される要素です。
キービジュアルとは
そもそも、キービジュアルとは、商品やブランド、イベントなどの“メインビジュアル”となるイメージ画像のことを言います。
ポスターやWebサイト、SNS、パンフレットなど、さまざまな場面で使われ、世界観やコンセプトを視覚的に伝える役割を持っています。
見る人に一瞬で印象づけることができるため、ブランディングやプロモーションの中でも非常に重要です。
VTunerのキービジュアルと立ち絵の違い
「立ち絵」とは、キャラクターの全身が分かるように描かれた、シンプルなイラストです。
VTuberでは、この立ち絵をもとにLive2Dや3Dのモデルが制作されるため、基本的には正面を向いた静止ポーズが一般的で、背景や小物もありません。
一方で「キービジュアル」は、背景や構図、小物などの演出をプラスして、キャラクターの性格や世界観をより深く表現することを目的としています。
たとえば、手に持っているアイテムや視線の向き、背景の風景などすべてが「このVTuberはどんなキャラか?」を語ってくれるのが特徴です。
VTuberのキービジュアルは、第一印象でキャラクターのコンセプトや特徴を伝えるため、
ただ「きれいに描く」だけでなく、「何を伝えたいか」を明確にしたうえで、細部まで計算されたビジュアル作りが求められます。
そのため、構図やポーズ、背景等の描写に工夫をすることが非常に大切です。

VTuberのキービジュアルの作り方
VTuberのキービジュアルを制作するには、「制作会社に依頼する」か、「個人クリエイターに依頼する」の、大きく2つの方法が挙げられます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、VTuberとしての活動スタイルや予算、スケジュールに合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの方法とメリットとデメリットについてわかりやすく解説していきます。
制作会社に依頼する
制作会社にキービジュアルを依頼する場合は、実績豊富なチームによるプロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
メリット
クオリティの安定感が高い:アートディレクターやデザイナーなど複数の専門スタッフが関わるため、ビジュアルの完成度が高く、ブランドイメージに沿った仕上がりになる。
スケジュール管理がしっかりしている:納期や修正対応が明確で、安心して任せられる。
マーケティング視点がある:PRやブランディングの観点から、視覚的に訴求力のある構成に仕上げてくれることも。
デメリット
費用が高くなりやすい:数万円〜数十万円の費用がかかる場合もあり、予算によってはハードルが高い。
ややフォーマルなやり取りが必要:要望のすり合わせや発注に一定の手間がかかる。
個人クリエイターに依頼する
個人のイラストレーターやデザイナーに依頼する場合、SNSやイラスト系のマッチングサイトから発注する形となります。
メリット
コストを抑えられる:価格帯が広く、比較的リーズナブルな料金で依頼できる。
テイストを重視できる:好みの画風のクリエイターを見つけやすく、作りたいVTuberの世界観にマッチしたビジュアルが手に入りやすい。
柔軟な対応が期待できる:個別に相談しながら進められる場合も多く、細かい希望を伝えやすい。
デメリット
クオリティに差がある:実績やスキルにばらつきがあり、完成度が依頼先によって大きく異なる。
納期や対応に不安があることも:個人での対応になるため、連絡が遅れたり、スケジュールが読みにくい場合もある。
「制作会社に依頼する」方法、「個人クリエイターに依頼する」方法、それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、
目的や予算、スケジュールに合わせて最適な依頼先を選ぶことが、魅力的なキービジュアル制作への第一歩となります。
自社のVTuber活動やブランドにぴったりの方法を選んで、印象に残るビジュアルを目指しましょう。
キービジュアルの相場が変動する要因
VTuberのキービジュアル制作費用は、およそ1万円から50万円ほどと幅広く設定されています。
この大きな価格差は、クリエイターの人気度やイラストのタッチ、背景や小物の描き込み量、さらにはキャラクターが複数いる場合など、さまざまな要因によって左右されるためです。
どんな要素が費用に影響を与えるのかを理解しておくことで、予算に合った制作プランを立てやすくなります。
クリエイターの人気・実績
クリエイターの知名度やこれまでの実績によって価格は大きく変動します。
人気のあるクリエイターや実績豊富な制作会社に依頼すると、高いクオリティが期待できる反面、費用も高くなる傾向があります。
一方、まだ知名度が低い個人クリエイターなら、比較的リーズナブルに依頼できることもあります。
イラストのタッチ
イラストの雰囲気や描き方も価格に影響します。細かいリアルタッチやデジタルペイント、独特な画風など、手間と技術がかかるタッチは費用が上がる傾向があります。
逆にシンプルでポップなスタイルは、比較的安価で依頼できることが多い傾向にあります。
描きこみ量
背景や小物、装飾の多さも費用に関係します。背景が複雑だったり、小物が多く描き込まれているほど制作時間が増え、その分費用も上がります。
逆に、背景がない場合やシンプルなデザインであれば、費用を抑えられます。
キャラクター数
VTuberグループやユニットのキービジュアルの場合、複数のキャラクターを一枚に描くと、その分手間や制作時間が増えるため費用が高くなるのが一般的です。
キャラクター1人分のイラストよりも人数が増えれば増えるほど、価格も上がるということを覚えておきましょう。
VTuberのキービジュアルの予算を決める際は、依頼するクリエイターの人気や実績、イラストのタッチや描きこみ量など、
さまざまな要素を理解し、予算と希望のバランスを見極めることが成功のカギです。
これらのポイントを押さえて、納得できるキービジュアル作りを目指しましょう。

効果的なキービジュアルを作るポイント
VTuberのキービジュアルは、一目で「どんなキャラクターなのか」「どんな世界観なのか」を伝えられることが必要不可欠です。
そのため、ただビジュアルを「かっこよく」「かわいく」仕上げるだけでなく、キャラクター設定や活動コンセプトに基づいた戦略的な設計が求められます。
ここでは、見る人の心をつかむキービジュアルを作るために意識したいポイントをご紹介します。
キャラクター設定・コンセプトの整理
効果的なキービジュアルを作る第一歩は、VTuber自身の「中身」をしっかり言語化することです。
キャラクターの性格やバックボーン、世界観、口調、よく使う言葉、活動ジャンル(歌・ゲーム・雑談など)といった情報をあらかじめ整理しておくことで、クリエイターに依頼する際のイメージ共有がスムーズになります。
また、構図やポーズ、背景などを考える際にも、この設定を元にデザインの方向性を判断しやすくなるため、ぶれのないビジュアル作りにつながります。
伝えたいイメージ・メッセージをリストアップする
次に重要なのが、キービジュアルでどんな印象を与えたいのか、伝えたいイメージやメッセージを明確にすることです。
たとえば、下記のようなものが考えられます。
- 元気・明るい・ポジティブ
- クール・ミステリアス・知的
- 癒し系・ほんわか・ナチュラル
心情的なキーワードのほか、代表的なモチーフ(星・花・機械など)や
テーマカラーなども具体的にリストアップしておくと、ビジュアルに落とし込みやすくなります。
このプロセスを経ておくと、制作途中で方向性がぶれたり、修正が増えるリスクも軽減できます。
情報量の調整
あれもこれもと要素を詰め込みすぎると、キービジュアル自体が「伝わらない」ものになってしまうことも。
情報が多すぎると視線の誘導が難しくなり、見る人の印象に残りにくくなってしまいます。
そこで重要なのが、伝えたい情報の「取捨選択」と「強弱のつけ方」です。
たとえば、背景をシンプルにしてキャラクターを目立たせたり、フォントを控えめにしてメインビジュアルの印象を強めたりと、見る側の目線を意識したデザインの整理が必要になります。
第一印象で視聴者へスッと伝わるように、「何を見せたいか」を明確にし、それ以外をそぎ落とす判断力が求められます。
効果的なキービジュアルを作るには、キャラクターの魅力や世界観を正確に伝えるための「準備」と「整理」が不可欠です。
最初に方向性をしっかり固めておくと、制作時の迷いや修正を減らすことができ、視覚的に訴求力のある一枚に仕上げることができます。
VTuberのキービジュアル制作も依頼できるcone

VTuberの世界観や魅力を視覚的に伝える「キービジュアル」。
cone(コーン)では、プロのイラストレーターやデザイナーに直接依頼することで、オリジナリティあふれるキービジュアルを制作できます。
coneは、VTuberやイラスト、デザイン、アニメーションなど、クリエイティブ分野に特化した、法人企業からプロクリエイターへの制作依頼プラットフォーム。
プロフィールや実績を確認しながら、自社に合ったクリエイターを選び、予算や納期を相談しながら依頼できるのが特徴です。
さらに、キャラデザインから立ち絵、Live2Dモデル、背景、ロゴ制作など多様なジャンルのクリエイターが在籍しているため、
キービジュアル制作だけでなく、VTuber活動に必要なさまざまな素材をまとめて相談できます。
「初めての依頼で不安」という方でも、coneの専任サポート体制や見積もり機能を活用すれば安心して制作依頼を進められます。
自分の世界観をしっかりと伝えるVTuberのキービジュアルを、coneで形にしてみませんか?