VTuberの2D・3Dモデルの違いとは?特徴とモデル制作を依頼する方法を解説

VTuberの2D・3Dモデルの違いとは?特徴とモデル制作を依頼する方法を解説

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。 VTuberの配信を見るのを日々の楽しみにしている。VTuberを自作したこともあり。

VTuberの制作を検討している方の中には、「2Dモデルと3Dモデルのどちらを制作すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、しっかり理解したうえで、選択することが必要です。

そこで、この記事では選択の助けとなるようにVTuberの2Dモデルと3Dモデルの特徴、
およびメリット・デメリットと、モデル制作の依頼方法を解説します。

VTuberのモデリングとは

VTuberのモデル制作では、「キャラクターデザイン→イラスト制作→モデリング→トラッキング設定→配信」の工程が必要です。

そのうちモデリングとは、キャラクターのイラストやアバターを動かせるように制作・加工することをいいます。

モデリングの重要性

モデリングにより、配信時にアバターがリアルタイムの出来事にあわせて動いたり、表情が変化したりするようになります。
平面的なイラストと比較したときに、直接会話しているかのような感覚を楽しめることから、
視聴者はよりVTuberをリアルに感じられるでしょう。

つまり、モデリングは配信者と視聴者とのコミュニケーションをより親密にするうえで、重要な要素だといえます。
またイラストやアバターに動きがあることで、画面が華やかになることから、配信を盛り上げる要素ともなっています。

2Dモデルと3Dモデルの違い

VTuberには、2Dモデルと3Dモデルの2種類があります。
それぞれにアバターの動きや表現、制作方法、用意するソフトが異なります。

以下にまとめましたので、VTuberコンテンツの内容にあわせて、最適なモデルを選択しましょう。

  2Dモデル 3Dモデル
特徴 イラストをそのまま動かすため、平面的。 奥行きのある、自由で立体的な表現が特徴。
使用用途 ゲーム配信や雑談配信など、上半身の正面のみ映したコンテンツに適している。 踊ってみた動画や歌ってみた動画など、全身を映したコンテンツに適している。
制作方法

1.VTuberのコンセプト決定
2.キャラクターデザインの制作
3.キャラクターの動きの加工(モデリング)
4.トラッキングソフトで動作確認を行う

1.VTuberのコンセプト決定キャラクターデザインの制作造形をつくる(モデリング)
2.色や模様(テクスチャ)・質感(マテリアル)の設定
3.骨組み(ボーン)を入れて、キャラが動く仕組みの作成(リギング)
4.3Dモデルのデータを画像や動画に書き出す(レンダリング)

代表的な制作ソフト

・Live2D
・Vtube Studio
・Adobe Character Animator

・blender
・Vroid
・Live3D

以下の記事で、2D・3Dモデル制作ソフトの種類について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:VTuber制作ソフトの種類と選び方

2D・3Dモデルそれぞれのメリット・デメリットを解説

VTuberの2Dモデルと3Dモデルには、それぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらを制作するかは、「理想とする表現や動きを実現できるかどうか」や
「費用」「制作工数・期間」などの兼ね合いを検討することが大切です。
そのためにも、ここで両者のメリット・デメリットを理解しておきましょう。

以下に、2Dモデル・3Dモデルのメリット・デメリットをまとめました。

2Dモデル メリット デメリット
・3Dモデルよりも、制作期間が短く、低コストで制作可能
・高スペックPCでなくても制作可能
・イラストに直接動きを付けられる分、アニメのような印象を与えられる
・基本的に、正面の上半身のみの動きとなるため、コンテンツの幅が限られる
・平面的な動きになるため、リアリティさがいまひとつ
・動作や仕草の自由度が低い
3Dモデル ・全身の自然な動作が可能になるため、コンテンツの幅が広がる
・立体的な動作により、よりリアリティな表現が可能
・自由度が高く、繊細な動作や仕草、表情が可能
・2Dモデルよりも、制作期間が長く、コストが高くなることが多い
・高スペックPCが必要

上記のメリット・デメリットをまとめると、
2Dモデルは「表現に制限はあるものの、参入しやすい」という特徴がある一方、
3Dモデルは「参入の障壁は高めではあるものの、表現の自由度が高い」という特徴があるといえます。

VTuberモデル制作の依頼先

VTuberのモデル制作には、経験やノウハウ、機材・ソフトウェアなどが必要です。
そのため、多くのVTuberは制作会社や個人クリエイターに制作を外注しています。
制作会社や個人クリエイターへ依頼する際には、それぞれのメリットや条件を把握し比較することが重要です。

そこで、ここではVTuberのモデル制作の依頼先となる制作会社・個人クリエイターのメリットや費用、
対応範囲について解説します。

※外注する場合も、VTuber3Dモデルの制作プロセスについては理解しておくことがおすすめです。
以下の記事をご覧ください。
関連記事:VTuber 3Dモデルの制作期間とスケジュールのポイントを企業の担当者向けに解説

制作会社

制作会社の多くは、2Dモデル・3Dモデルのどちらにも対応しています。
しかし、中にはどちらかに特化している制作会社もあるため、まずは制作可能なモデルについて確認することが大切です。

【費用】
制作にかかる費用相場は、2Dモデルの場合は約30万〜40万円、3Dモデルの場合は約70万〜100万円です。

【メリット・デメリット】
以下に、制作会社に依頼するメリット・デメリットをまとめました。

メリット ・複数人が作業に携わるため、納期の調整が比較的可能な場合が多い
・ノウハウがチーム内で共有されるため、一定以上のクオリティが担保される
・権利に関する契約が遵守されるため、トラブルに遭遇するリスクが低い
デメリット ・コストが高額になりやすい

【対応範囲】
制作会社によりますが、「イラスト作成~モデリング・モーション作成」までの制作工程を一貫して行っている企業が一般的です。

中には、制作だけでなくVTuberのキャスティング、
VTuberを活用したマーケティング・プロモーションの企画やコンテンツ制作までサポート可能な企業もあります。
必要に応じて利用することで、より有効にVTuberを活用できるでしょう。

個人クリエイター

個人クリエイターに制作を依頼するには、クラウドソーシングサービスを通して契約することが一般的です。

SNSなどで契約することも可能ですが、
トラブルを避けるにはクラウドソーシングサービスから実績のある個人クリエイターを見つけることがおすすめです。

【費用】
制作にかかる費用相場は、2Dモデルの場合は約10万円、3Dモデルの場合は約20万円です。

【メリット・デメリット】
以下に、個人クリエイターに依頼するメリット・デメリットをまとめました。

メリット ・低コストで制作可能
・個人での作業になるため、VTuberのイメージや希望をダイレクトに伝えられる
デメリット ・クリエイターによって、クオリティに差が出る
・人気クリエイターの場合、スケジュール調整が難しい
・場合がある悪質なクリエイターに遭遇し、トラブルに発展する場合がある

個人クリエイターの最大のメリットは、コストを抑えられる点にあります。
またデメリットを最小限に抑えるには、
「信頼できるクラウドソーシングサービスで依頼する」ことがおすすめです。

クラウドソーシングサービスの一つである「cone」は、
法人向けに特化した体制をご用意しています。

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まずは2Dデビューがおすすめ

2Dモデル・3Dモデルそれぞれに特徴やメリットとデメリットがありますが、
どちらを制作するべきか迷うという方は、まずは2Dモデルでのデビューがおすすめです。

2Dモデルは3Dモデルと比較すると、制作費を抑えやすく、
制作期間も短く制作できる場合が多いため、参入しやすいという特徴があります。

2Dモデルでのデビュー後、実現したい活動にあわせて3Dモデルの制作を検討すると良いでしょう。

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。