短編コラム 異業種から学ぶ仕事の極意 漫画だからわかりやすい伝わる オススメ漫画作品レビュー

【短編コラム】異業種から学ぶ仕事の極意――”建設現場編” 漫画作品レビュー

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

工事現場の前を通ると、つい重機の動きに見入ってしまう…そんなあなた、きっと“現場ウォッチャー”の素質アリです。ヘルメット姿の職人さんたちが交わす何気ない会話、鉄骨の軋む音、現場監督の鋭い指示…あの独特の空気感、たまりませんよね。私も気づけば、漫画で現場のリアルや“あるある”を探してしまう日々。
今回は、建設現場の魅力がギュッと詰まった人気漫画たちをピックアップ。現場のマニュアルやルールが、どうやって日々のドラマやトラブル解決に役立っているのか?笑いあり、涙あり、そしてちょっぴり胸熱なエピソードを、コラム調でお届けします。
現場好きなら「そうそう、これだよ!」と共感できるはず。さあ、一緒に“現場のリアル”を覗きにいきましょう!

作品名:てるてる建設(株)(馬渕朝子・安藤コウヘイ)

現場のリアルに笑って泣ける!建設業界の神回エピソード満載

「てるてる建設(株)」は、建設現場の酸いも甘いも描き出す、胸熱なリアル系お仕事漫画。主人公の山田くんが、ゼネコン現場で右も左も分からず奮闘する第1話は、業界経験者だけでなく、どんな業界の新人にも刺さる推し回です。
特に印象的なのは、山田くんが「事前に知識が無いのはおかしい」と言われつつも、現場で分からないことは全部聞くという、ある意味での現場マニュアルを体現する場面。現場代理人の佐藤さんが「分からないことは恥ずかしくない、聞かずに事故を起こす方が怖い」と背中を押してくれるシーンは、まさに名言!いや、金言!
この作品のコマ割りは、現場の緊張感や慌ただしさをアイレベルや効果線で絶妙に表現し、キャラクターの表情や汗の描き文字が、読者の心をギュッと掴みます。
建設現場では「段取り八分、仕事二分」という鉄則があり、山田くんも現場の準備マニュアルを一つずつ丁寧に確認しながら、確実に作業を進めていく大切さを学んでいきます。最初は戸惑いながらも、準備の重要性や手順を守ることの意味を、現場での経験を通じて実感していく姿が印象的です。
この“分からないことはすぐ聞く”というルール、実はどんな職場でも応用可能。新人教育やOJTの現場でも、「恥ずかしがらずに質問する」文化を作ることで、事故やミスの防止に直結します。
そして、何よりも現場の空気感や、山田くんの成長を見守る佐藤さん、クセの強いおじさんたちとのやりとりが最高に尊い…。「建設現場って、こういうドラマがあるんだ」と思わせてくれる、胸熱な一冊です。(`・ω・´)ゞ

作品名:工務店の日報(福田雄一)

ゆるっと笑って学ぶ!現場“あるある”から見える仕事のヒント

SNSで話題沸騰、4コマ漫画「工務店の日報」は、大阪の工務店を舞台に、現場のあるあるをクスッと笑える日常として描きます。職人の田中さんと、ちょっと抜けてる新人の山本くんのやりとりは、まさにクスッとな現場ドラマ。
例えば第12話では、材料の発注ミスが発覚したとき、田中さんが「マニュアルを見直せば大丈夫」と冷静に対応。現場の仕組みとして、発注リストのダブルチェックが徹底されていることが描かれています。
このエピソードのコマ割りは、ラフな線とカケアミで現場のざわつきを表現しつつ、田中さんの落ち着いた表情がグレースケールで強調されるのが印象的。
工務店では、朝礼での業務分担や、ヒヤリ・ハット報告がルール化されており、山本くんも「分からないことは積極的に報告する」マニュアルを実践します。
この報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の大切さ、どんな業界でも“供給”されてほしい神ルール。現場での失敗も、マニュアルを活かすことで成功に変わる。そんな日常の積み重ねが、読者にも「明日からやってみよう」と思わせてくれるのです。
田中さんの「失敗は成長の種やで」という台詞も、胸に刺さる名言。現場の空気感、キャラの表情、そしてテンポの良いコマ割り――どれを取っても、仕事のヒントが満載です。

作品名:解体屋ゲン(星野茂樹・石井さだよし)

現場の泥臭さが胸に刺さる!解体のプロが教えてくれる現場力

最近のマイブームは、現場仕事の裏側を描いた漫画を読み漁ること。そんな中で出会ったのが「解体屋ゲン」。この作品は、解体業という建設現場の中でも特に縁の下の力持ちな仕事にスポットを当てた、超リアルな現場漫画です。主人公・朝倉ゲンは、腕が立つだけじゃなく、現場の仲間やクライアントとの信頼関係を何よりも大切にする推しキャラ。第5話では、解体現場で予期せぬアスベストが発見されるトラブルが発生。ゲンが現場マニュアルの「危険物質発見時の即時報告と作業中断」というルールを徹底し、チーム全員で迅速に対応する姿が描かれています。

このアスベスト発見のシーンでは、作業員たちが突然の事態に戸惑う中、ゲンが「落ち着け、まずは手順通りに動くぞ」と声をかけ、現場全体が一気に緊張感に包まれます。誰もが焦る状況で、ゲンはマニュアルに従って即座に作業を中断し、全員を安全な場所へ誘導。現場監督の橋本さんも「こういう時こそ慌てるな、ゲンの判断に従え」と皆をまとめ、現場が一丸となって冷静に対応する姿が描かれています。
作業後のミーティングでは、ゲンが「現場は生き物だ、マニュアルは守るためにある」と語り、若手の石田くんが「現場の声を聞くって、こういうことなんですね」と納得するやりとりも印象的です。

この場面では、基準線を活かした緊張感のあるレイアウトが使われ、ゲンの真剣な表情をアップで切り取るアイキャッチが、現場の張り詰めた空気を強調しています。また、現場のざわつきと静寂がグレースケールで巧みに対比されており、読者にもその場の緊張がひしひしと伝わる演出になっています。(´・ω・)

また、解体現場では「KY(危険予知)活動」や「作業前ミーティング」がルール化されており、ゲンたちは毎朝、作業工程やリスクを全員で確認。ミニネームで動線や危険エリアを描き出し、アシスタントも含めて進行管理を徹底します。この“現場全体での情報共有”は、異業種のプロジェクト管理やリスク対策にもそのまま応用できるポイント。
ゲンの「現場の声を聞け、紙のマニュアルだけじゃ現場は動かない」という名言も、現場のリアルを知る者だからこそ響く一言です。

現場の泥臭さと熱さ、そして人間味あふれるドラマが詰まった本誌派必見の一作です。読後は、「自分も現場で一歩踏み出そう!」と背中を押されること間違いなし!

後記:漫画だからこそ伝わる現場の“リアル”と学び

今回のテーマは、建設現場でした!
「てるてる建設(株)」で山田くんが悩みながらも「分からないことは全部聞く」という現場マニュアルを体現した姿、「工務店の日報」で田中さんがマニュアルを見直してミスをリカバーする流れ、そして「解体屋ゲン」でゲンが危険物質発見時の即時報告を徹底するプロフェッショナルな現場対応…どれも現場の仕組みが生きている象徴的なシーンでした。
特に「解体屋ゲン」の基準線やアイキャッチ、「工務店の日報」のカケアミやラフな線、「てるてる建設(株)」のアイレベルや効果線の使い方は、現場の空気や緊張感、そしてちょっとしたユーモアまで、紙面からビシビシ伝わってくる圧巻の技術!
どの作品も、マニュアルやルールを守ることで現場がうまく回るという“当たり前”を、漫画ならではの臨場感と感情の動きで見せてくれます。
ゲンの「現場の声を聞け、紙のマニュアルだけじゃ現場は動かない」、田中さんの「失敗は成長の種やで」という言葉に、私自身も救われました。
異業種の現場から学ぶことで、明日からの自分の仕事にも新しい風を吹き込める――そんな気持ちで、また現場に向かいたいと思います!

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「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
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