魅力的なキャラクターの作り方とは?4つのポイントと注意点!

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

小説や漫画を作る時、とくに大切なものといえば、ストーリーとキャラクターですよね。
面白い作品を生み出すためには、そのどちらもが必要不可欠。

今回の記事では、魅力的なキャラクターの作り方や、キャラクター設定時に気をつけたい注意点について、ご紹介していきます。

キャラクターの大切さ

まずは、物語におけるキャラクターの重要性についてご紹介します。

キャラクターは、ストーリーと密接に関わり合う

小説や漫画にとって、ストーリーは非常に大切な存在。
そのため、「小説・漫画制作では、キャラクターよりストーリーの方が重要」と思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、ストーリーとキャラクターは、どちらが欠けても作品が成り立たなくなる大切な要素。
すべての作品に当てはまるとはいえませんが、キャラクターの人物像や能力が、ストーリー作りのヒントになるシーンは多くなってくるでしょう。

キャラクターがストーリーを面白くする

キャラクターの性格により、物語の方向性も変わっていきます。

例えば、「主人公が困っている人を助ける」というストーリーで考えていきます。
この時、主人公が正義感の強い性格であれば、困っている人に自分から声をかけにいくはずです。
しかし、おとなしい性格なら黙ってスルーするかもしれませんし、性格が悪ければ困っているところにつけこんで、逆に利用しようとするかもしれません。

「主人公が困っている人を助ける」という物語は同じでも、キャラクターの性格次第で、

  • 「自分から助ける」
  • 「助けを求められて助ける」
  • 「下心から助ける」

など、各シーンの展開や、見た人に与える印象が大きく変わります。
もちろん、大筋のストーリーは固めておいたほうがいいですが、予想外の展開や、絶体絶命のピンチを作り出すのは、キャラクター自身である場合が多くなるでしょう。

魅力的なキャラを作る4つのポイント

ここからは、魅力的なキャラ作りのポイントを4つご紹介していきます。

強い個性をもたせる

強い個性をもつキャラクターは印象に残りやすく、見ていて面白いもの。
人気の漫画やアニメの登場人物を思い浮かべてみると、個性的な性格や特徴をもつキャラが多くなっていますよね。

主人公や、物語でメインとなる人物には、強い個性を設定するといいでしょう。

ギャップをもたせる

真面目、楽観的、陰気、クールなど、キャラクターの性格を決めたら、そこにギャップとなりそうな要素をひとつ追加してみましょう。
意外な一面を付け加えるだけで、インパクトのあるキャラクターが完成します。

例えば、普段はぶっきらぼうだけど、好きな人の前では甘えるキャラクター。
いわゆる「ツンデレ属性」ですが、こうしたギャップは意外性があり、根強い人気があります。

弱点を作る

キャラクター、とくに主人公には、何かしらの「弱点」を作るといいでしょう。
完璧なように見えて、どこかに弱点があると、人から共感されやすくなります。

また、戦闘ものでは、「3分しか戦えない」、「泳げない」など、
戦いでハンデとなりそうな弱点を設定すると、ピンチな状況を生み出しやすくなり、ストーリー展開に幅をもたせることもできますね。

ターゲット層を理解する

作品を読むターゲット層を考えて、キャラクターを作るのも大切です。
若い女性向けの作品なら「女子高生」、大人の男性向けなら「働く会社員」を主人公にするなど、
ターゲットとなる層が共感しやすいキャラクターを設定するといいかもしれません。

また、女性キャラしか登場しない男性向け作品、男性キャラしか登場しない女性向け作品も、ひとつのジャンルとして人気があります。

キャラのこんな設定に注意!

ここからは、キャラクターを作るにあたってのNGポイントについてご紹介していきます。
気づかないうちに設定してしまう可能性もありますので、以下の点を意識してみてください。

ターゲット層に受け入れられないキャラクター

作品によって例外はあるかもしれませんが……

「若い女性向けの作品なのに50代のオジサンが主人公」
「少年向けの作品なのに、子育て中の奥様が主人公」など、
共感しづらいキャラクターを主人公にすると、読者はあまり読みたくない・つまらないと感じてしまいます。

他のキャラクターと性格が似ている

大抵の場合、小説や漫画にはキャラクターが複数登場します。
必ずそうとは限りませんが、物語が続けば続くほど、登場するキャラクターも増えていくもの。
そこで注意してほしいのが、キャラ同士での性格かぶりです。

主人公が強い個性を持っている場合は、相棒や親友キャラクターを平凡、やや地味な性格に設定するといいでしょう。
また、強い個性のキャラクターをいくつか作りたい場合には、全く違ったタイプの性格に設定するなど、バランスをとることが大切です。

キャラクター作りに役立つサイト紹介

キャラクター作りは性格や外見の設定、名前など、非常に多岐にわたります。
以下から、キャラクター作りに役立つサイトをご紹介しますので、困ったときは参考にしてみてください。

CHARAT

URL:https://charat.me
3頭身で、かわいいタッチのキャラクターが作れるサイト。
キャラクターのデザインを考えたり、外見のイメージをふくらませたりする際に便利です。

すごい名前生成器

URL:https://namegen.jp/
キャラクターの名前を生成できるサイト。
名前のパターンが多く、一度に大量の名前候補が表示されるため、使いやすくなっています。

SKIMA

URL:https://skima.jp/

イラストレーターにイラストをオーダーできるサイト。
一枚絵の作成からキャラクターデザインまで、さまざまな依頼に対応してもらえます。
SKIMAでは、取引の不安要素になりやすい金銭のやりとりを仲介してくれるので、安心して依頼することができますよ。

まとめ

最後に、今回の内容について簡単にまとめました。

  • キャラクターとストーリーは密接に関わっており、キャラの性格が物語の展開を面白くする
  • 特徴となる強い個性、弱点、ギャップなどをもたせると、キャラが魅力的になりやすい
  • 作品を読むターゲット層を理解し、好まれないキャラクター設定は避ける
  • 長く続いているストーリー、キャラクターが多い作品では、キャラ同士の性格がかぶらないように注意する

面白い作品は、面白いストーリー、面白いキャラクターが揃ってはじめて生まれるもの。
小説や漫画を書いている方は、一度キャラクターの作り方を見直してみてはいかがでしょうか?

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。