パンフレット作成にかかる費用を徹底解説|安く抑える4つのポイントも

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原栄一郎

月間200万PVを超えるメディアでSEOを担当。
ITマーケティング業務に従事して7年目。

営業・広報・採用など、さまざまな場面で使うことができるパンフレットは、ユーザーが求めている情報をコンパクトに紙にまとめることができます。

また、企業が伝えたい順序通りに情報を伝えることができて、確かな情報として手にすることができるため、インターネットが普及した今でもまだまだ利用されているマーケティングツールです。

今回は、そんなパンフレットを作成する際にかかる費用について解説します。記事の後半では、印刷という工程があるため比較的コストがかかるパンフレットの作成費用を抑える方法についても解説するので、ご参考ください。

【種類別】パンフレットの作成費用相場

一口にパンフレットと言ってもさまざまな種類があり、種類によって作成費用が異なります。

ここからは、種類別にパンフレットの作成費用をご紹介しますので、作成したい形の相場をご覧ください。

二つ折りパンフレット

まずは、一般的な会社案内やサービス案内などに向いている二つ折りのパンフレットです。このタイプの作成費用は以下の通りです。

 作成費用
制作会社A16万円〜
制作会社B9万円〜
制作会社C5万円〜
制作会社D20万円〜
ネット印刷会社E1,500円〜

制作会社に作成を依頼する場合の相場は、最低部数で依頼して5〜20万円となります。

ここまで費用に差がある理由は、パンフレットのサイズや印刷部数などによって大きく費用が大きく異なるからです。

また、原稿を渡すだけなのか、デザインも渡すのか、全て制作会社に依頼して1から作成してもらうのかなど、さまざまな理由によって費用が変動します。

ネット印刷会社は、10部というかなり少ない部数から印刷依頼をすることができるため費用が安くなっていますが、デザインなどを自社で作成する必要があることにご注意ください。

二つ折りパンフレットは、1枚の紙に折り目が付けられているパンフレットのことです。

中で綴じないため、比較的コストを抑えつつ多くの情報を載せることができるコスパのいいパンフレットだといえます。

片面パンフレット

片面のみ印刷するパンフレットの相場は以下の通りです。

 作成費用
制作会社A6万円〜
制作会社B7万円〜

印刷部数にもよりますが、原稿を自社で制作して制作会社に渡す形式の場合、6万円から作成することができます。

デザインやパンフレット内の文章作成まで依頼する場合の費用は、最低部数で依頼する場合10万円以上が相場です。

パンフレットは4ページからが一般的なので、片面に対応している制作会社は多くありません。ですから、制作を依頼する際は片面作成に対応しているかどうか確認しておきましょう。

三つ折りリーフレット

三つ折りリーフレットタイプの相場は以下の通りです。

 作成費用
制作会社A11万円〜
制作会社B8万円〜
制作会社C6万円〜
制作会社D18万円〜
ネット印刷会社E15,000円〜

三つ折りリーフレットとは、広げた際に紙が3枚分横に繋がっていて、合計で6ページあるタイプのパンフレットです。

パンフレットとリーフレットの違いは、パンフレットは製本されていない仮とじ状態の冊子のことで、リーフレットは1枚で印刷された用紙を折って使用する印刷物のことを指しています。

ただしこれは厳密な分類で、実際にはパンフレットのことをリーフレットと呼んだり、リーフレットのことをパンフレットと呼んだりしています。

三つ折りリーフレットの作成費用は、制作会社に最低部数を依頼した場合6万円から18万円が相場です。

コンパクトで手にしやすく、商品やサービスの案内に向いているリーフレットは、仮とじせずに折るだけなので比較的コストが低いという特徴があります。

また、二つ折りパンフレットよりもコンパクトなので、バッグに入れやすいのも大きなメリットです。

中綴じパンフレット

中綴じタイプのパンフレットの相場は、以下の通りです。

 作成費用
制作会社A28万円〜
制作会社B21万円〜
制作会社C40万円〜
制作会社D個別見積もり
ネット印刷会社E15,000円〜

中綴じパンフレットとは、複数の紙を真ん中でホチキス等の針金でとめて折るタイプのパンフレットです。

このタイプのパンフレットを最低部数で依頼すると、21〜40万円程度が相場となります。

中綴じパンフレットはさまざまな場所で利用される王道のパンフレットですが、ページ数も最低8ページからとなり、リーフレットや二つ折りパンフレットと比較すると高コストになってしまいます。

一方で、顧客に伝えられる情報量は、これまでにご紹介したパンフレットとは比べ物になりません。また、ページ数の多さからデザインの自由度が高いという特徴もあります。

そのため、伝えたい情報が多い会社案内や学校案内によく利用されるパンフレットです。

デジタルパンフレット

デジタルパンフレットの相場は以下の通りです。

 作成費用
制作会社A15万円〜
制作会社B2万円〜

デジタルパンフレットとは、Web上で見れるパンフレットのことで、紙のカタログを自社サイトなどで見れるようにしたパンフレットのことを言います。

呼び名は制作会社によって異なり、電子カタログ・電子パンフレット・デジタルカタログ・デジタルブックなどと呼ばれています。

相場はページ数によって大きく異なり、5ページ程度の少ないページ数であれば2万円程度から作成可能です。

デジタルパンフレットのメリットは以下の通りです。

  • 印刷・郵送コストがかからない
  • スマートフォンがあれば閲覧可能
  • 部数に限りがないためより多くの方に見てもらえる
  • 営業手段として利用可能

デジタルパンフレットの大きなメリットは、印刷などのコストがかからないため、1度作成すればそれ以上の費用がかからないことです。

【依頼先別】パンフレットの作成費用相場

パンフレットの作成費用は、どんなパンフレットを作るのか、どれだけ印刷するのかなど、さまざまな要因によって変動します。

その中でも特に、依頼先によって費用が大きく異なるため、ここからは依頼先別にパンフレット作成費用の相場を解説します。

デザイン会社

まずデザイン会社に依頼した場合、ページ数や印刷部数にもよりますが10万円から120万円が相場となります。

二つ折りのパンフレットで10〜20万円、8ページの中綴じパンフレットで30〜40万円、20ページのパンフレットで80〜120万円程度が一般的な相場です。

この相場は、理想のパンフレットのイメージやある程度の文章をデザイン会社に伝えて、デザインなどを全て任せた場合の料金となります。

デザインなどを含めた原稿を自社で用意できる場合は、費用を安く抑えることが可能です。

デザイン会社はその名の通りデザインに特化した会社なので、後述する印刷会社やフリーランスと比べてデザインクオリティの高いパンフレットが期待できます。

また、パンフレット制作の実績が豊富なデザイン会社も多く、初めてのパンフレット作成でもおすすめの依頼先です。

デザイン会社も規模によって中小企業と大企業の2つに分けることができます。それぞれの特徴は以下の通りです。

 費用特徴
中小企業低め・少数精鋭でクオリティの高い会社もある
・大きな案件には対応できない場合がある
・デザイナーによってクオリティに偏りがある
大企業高め・ハイクオリティのパンフレットが期待できる
・雑誌などを取り扱う大手印刷会社の一部署や子会社もある

コストを低く抑えたいのであれば小規模・中規模のデザイン会社に依頼することになりますが、担当するデザイナーによってクオリティに幅があることに注意しましょう。

一方大手デザイン会社に依頼する場合、クオリティが高いのが特徴ですが、費用は高くなってしまうという一面があります。

印刷会社

印刷会社に依頼する場合は、デザインの完成から印刷までをワンストップで依頼できるのが特徴です。

一般的にデザイン会社に依頼した場合は、印刷は別の会社に依頼することになります。

印刷会社への依頼の場合、二重の依頼とならずそのまま印刷まで発注できるため、デザイン会社よりもコストを抑えることが可能です。

一方で、デザイン会社と比較するとデザインや文章のクオリティが低くなってしまう傾向があります。

ですから、印刷会社に作成を依頼する場合は過去の実績などを確認し、イメージに近いパンフレットの実績があるかを確認しておきましょう。

フリーランス

フリーランスに作成を依頼する場合は、先述したデザイン会社や印刷会社と比較してコストを抑えることができます。

1枚の片面パンフレットであれば、2〜3万円で依頼可能です。

しかし、当然1人で制作を行うことになるため、デザイナーによってパンフレットのクオリティが大きく変わってしまいます。

これはマイナスのように感じてしまうかもしれませんが、反対に、デザイナーによってはデザイン会社や印刷会社には真似できない制作ができるデザイナーもいます。

フリーランスへの依頼は、良い意味でも悪い意味でもデザイナーの個性が出るため、過去の制作実績を確認する必要があるでしょう。

また、1人で制作を行うため、デザイン会社などの企業と比べると時間的な融通が効きにくいというデメリットもあります。

スピード感のある作成を求めている場合、フリーランスへの依頼はおすすめできません。

フリーランスに依頼する場合、以下のようなクラウドソーシングサイトを利用するのが一般的です。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • ココナラ

コストを低く抑えられるのは間違いないため、とりあえずパンフレットを作ってみたいという方はまずフリーランスに依頼してみるのも良いでしょう。

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パンフレット作成費用の内訳

一般的には5〜40万円ほどの費用がかかるパンフレット作成ですが、具体的にはどういった部分に費用がかかるのでしょうか。

ここからはパンフレット作成費用の内訳をご紹介します。

ディレクション費

企業によっては進行管理費と呼ばれることもあるディレクション費は、パンフレットを企画してから印刷するまでの進行管理にかかる費用です。

一般的にはパンフレットのページ数か実働日数に対して支払う費用で、単価は2〜5万円程度が相場となります。

ディレクション費を支払うのは、担当ディレクターが付くデザイン会社か印刷会社に依頼した場合に限られます。反対に、フリーランスに依頼する場合はディレクション費を支払うことはありません。

ディレクターは、主に以下の業務を担当します。

  • ヒアリング対応
  • コンセプト設計
  • 企画書作成
  • デザイナーへの指示
  • スケジューリング
  • デザイン作成
  • 修正対応

パンフレット作成におけるディレクターは、建築業界における現場監督のような立ち位置で、全体の進行を管理しながら制作を完了させるのが仕事です。

費用全体の5〜20%程度がこのディレクション費なので、パンフレット作成の中でも重要なコストと言えるでしょう。

デザイン制作費

デザイン制作費は、デザイン会社か印刷会社に依頼した場合1ページあたり2〜3万円かかるのが相場です。

依頼先によって1ページ毎に料金がかかったり、デザイナーの稼働日数毎に料金がかかったり、デザイン費用が固定されていたりとさまざまです。また、パンフレットのサイズもデザイン制作費を変動させる要因となります。

デザイン制作費には、デザインの修正や印刷後のチェックまで含まれています。一方で、パンフレット内で利用するイラストや図形などのデザインには、別途費用がかかる場合がほとんどです。

つまり、デザイン制作費があまりにも安い場合、デザイン完成後の修正回数に制限がある可能性があります。修正回数に制限があると、追加修正にさらに料金がかかってしまうためご注意ください。

原稿製作費

作成したいパンフレットのページ数にもよりますが、原稿製作費の相場は1ページあたり2万円程度が相場です。

制作会社によっては3万円ほどで固定されている場合もあったり、デザイン制作費に含まれていたりと、依頼先によってまちまちなので依頼前にご確認ください。

パンフレットの原稿製作に関しては、以下の3つのパターンがあります。

  1. 依頼先に全て製作してもらう
  2. ある程度自社で製作し、リライトしてもらう
  3. 自社で製作した文章をそのまま利用する

依頼先に使用する原稿を全て製作してもらうプランに限らず、自社で用意した原稿をライターにリライト(書き直し)してもらうプランもあります。

最も費用を抑えられるのは自社で原稿を作ることですが、不安な場合はリライトしてもらう手段もおすすめです。

撮影費

パンフレットに使用する素材の撮影を依頼する場合の費用は、1日あたり6〜12万円ほどかかります。

ただしこの相場はあくまでも目安であり、以下の内容によって変動します。

  • カメラマン以外に稼働する人の有無
  • 屋外撮影の有無
  • 出張の有無
  • 交通費
  • 小道具などの美術費

単に商品を撮影するだけなら3万円ほどで終了する場合もありますが、カメラマンに自社に来てもらい、屋外撮影等を行うと先述した通り6〜12万円ほどになるでしょう。

クオリティの高い写真素材は、それだけで顧客の信頼感を得ることができます。

自社にハイクオリティの写真素材がない場合、プロカメラマンに撮影してもらうのがおすすめです。

取材費

原稿を作る前に、取材という形で商品やサービス内容について徹底的なヒアリングを行う制作会社があります。

パンフレット作成の見積もりに取材費が含まれる場合、相場は3〜6万円です。

取材費は制作会社によってディレクション費に含まれていたり、原稿製作費に含まれていたりと、さまざまなパターンがあります。

当然ですが、自社で原稿を作る場合は発生しない費用です。

印刷費

印刷にかかる費用の相場は、1,000部で10〜25万円です。ただし、印刷費は以下によって変動します。

  • 印刷部数
  • パンフレットのサイズ
  • 紙の素材
  • カラー印刷かモノクロ印刷か

印刷技術に関してはほぼ変わらないのですが、印刷会社によっては小ロットの印刷や大きなサイズに対応していない業者があります。

ネットを通じて印刷を依頼する場合、思っていた色と異なる場合があります。そのため、パンフレットの色にこだわりがあるなら色見本がある印刷会社をお選びください。

デザイン会社や印刷会社によっては、版下作成費がかかることもあります。

版下(はんした)とは、印刷時に元となる原稿のことです。基本的にはAdobeのイラストレーターというソフトで作成する必要があり、一般的には5,000〜1万円ほどの費用がかかります。

印刷費に含まれている場合もあるので、事前にご確認ください。

作成費用を安く抑えるポイント

パンフレットの作成費用は、ページ数・サイズ・印刷部数などで大きく変動します。

ここからは、以下4つの作成費用を安く抑える方法について解説します。

  1. 原稿・写真素材を自社で用意する
  2. デザインのイメージを用意する
  3. テンプレートデザインを利用する
  4. 印刷通販サイトを利用する

基本的には、本来依頼するはずだった業務の何かしらを自社で行えば、費用を低く抑えることが可能です。

原稿・写真素材を自社で用意する

パンフレットで使用する原稿(文章)や写真素材を自社で用意できれば、以下の費用を抑えることができます。

  • 原稿製作費
  • 撮影費
  • 取材費

仮に、原稿・素材を全て自社で用意できる場合、依頼先によっては約30万円の費用を抑えることができるでしょう。

原稿についてはライターがいなければ用意するのが難しい部分ではありますが、商品の写真素材はすでにプロカメラマンに撮影してもらったものがある企業も多いと思います。

まずは、すでに持っている素材がパンフレットに使えるかどうか確認しましょう。

原稿については、先述した通りリライトのみを依頼することである程度の費用を抑えることができます。

リライトとは、自社で用意した文章を依頼先に書き直ししてもらうことです。1から文章を考えてもらうよりも、低コストで原稿を用意できるという特徴があります。

デザインのイメージを用意する

デザイン会社に依頼するにしても、フリーランスに依頼するにしても、デザインは制作してもらう必要があります。

その際に理想的なパンフレットのイメージやラフ案を用意することで、デザイン制作費を抑えることが可能です。

パンフレットデザインの制作費用には、修正に対する費用が含まれています。

制作会社によっては修正回数が決められていて、修正が増えれば増えるほど費用が増えてしまいます。

仮にデザインのイメージを依頼先に渡さなかった場合、最初に制作してもらったデザインを大きく修正する可能性があり、その分修正回数が増えてしまうかもしれません。。

そこで、あらかじめこちらでデザインのイメージを用意することで、修正回数を減らすことができ、最終的に費用を安く抑えることが可能です。

デザインのイメージがあまり湧かない場合は、以下の2つの方法で調べてみてください。

  1. Googleの画像検索
  2. Pinterest

上記のどちらかで「パンフレットデザイン」などと検索して、さまざまな商品やサービスのパンフレットを探してみましょう。

その中で、イメージに近いものをデザイナーに渡すだけでも、工程がグッと少なくなり費用を抑えることができるはずです。

テンプレートデザインを利用する

制作会社が用意しているテンプレートデザインを利用することで、デザイン制作費用を抑えることが可能です。

仮に計8ページの中綴じパンフレットを制作する場合、デザイン費用は16万円程度が相場となります。

しかし、テンプレートデザインを利用することでこの費用を低く抑えることが可能です。

テンプレートデザインの利用方法は、主に以下の2つとなります。

  1. テンプレートデザインをもとに作成してもらう
  2. テンプレートを使ってデザインを自社で作成する

テンプレートを無料で配布している制作会社もあるので、Web上でそういったテンプレートをダウンロードし、自社でデザインを作成すればデザイン費を無料にすることができます。

デザイン費用を抑えたい場合、まずは制作会社にテンプレートデザインがあるかどうかを確認しておきましょう。

印刷通販サイトを利用する

印刷通販サイトは、最も低コストでパンフレットを作成する方法となります。

例えば、ネット印刷のラクスルであれば、二つ折りのパンフレットを1,500円(10部)で作成することが可能です。仮に1,000部を最短で発注するとしても、約2万円で依頼することができます。

主な印刷通販サイトは以下の通りです。

  • ラクスル
  • プリントパック
  • 東京カラー印刷
  • いろぷり
  • よみプリ
  • グラフィック
  • プリントライダー
  • ベストプリント

デザイン作成会社やフリーランスに依頼する場合と比較するとかなり安く抑えることができる方法ですが、デザインは別で用意しなければなりません。

上記の通販サイトの中でも、ラクスルとグラフィックはデザインテンプレートが用意されているため、パンフレットの作成が初めての方にもおすすめできます。

また、印刷通販サイトはスピード感があるのも大きな特徴です。中には当日発送のサイトもあるため、すぐにパンフレットが欲しい場合でも間に合うでしょう。

一方で、デザインや原稿は自社で用意することになるため、経験がなければハイクオリティのパンフレット作成は難しいのが事実です。

人件費がかからない分コストは抑えられますが、自社にノウハウがない限りクオリティへの期待はできません。

印刷通販サイトはキャンペーンをやっているところも多いので、タイミングによってはさらに低価格で作成することも可能です。

パンフレット作成の流れ

ここからは、パンフレットが完成するまでの流れを解説します。簡潔にまとめると、以下の5つのステップで作成されます。

  1. ヒアリング
  2. デザイン案提出
  3. 取材・撮影
  4. デザイン作成
  5. 印刷・納品

なお、ここでご紹介する流れは、デザイン作成会社や印刷会社に依頼した場合の流れとなり、印刷通販サイトを利用した場合とは異なることにご注意ください。

ヒアリング

パンフレットの作成に着手する前に、綿密なヒアリングを行います。ヒアリングでは、具体的に以下のような部分を詰めていきます。

  • パンフレットを制作する目的
  • ターゲット
  • 何を掲載するのか
  • パンフレットの活用シーン
  • 市場内における自社の強みや弱み
  • サービスや商品の課題点
  • 予算
  • スケジュール

特に重要なのが、パンフレットを制作する目的と読んでほしいターゲットを明確にすることです。

どちらも、パンフレット制作の根幹の部分であり、原稿やデザインを左右する重要なポイントとなります。

一般的には担当ディレクターがヒアリングを行い、予算をもとにどんなパンフレットにするかを決めていきます。

デザイン案提出

自社でパンフレットの完成イメージがある場合、そのデザイン案を依頼先に提出します。

ここで提出するデザインは、ラフ案(大まかなデザイン)で問題ありません。大体の完成イメージを依頼先にご提出ください。

先述した通り、Googleの画像検索やPinterestで検索する方法もありますし、競合他社のパンフレットを参考にする方法もあります。Web上でダウンロードできる無料のパンフレットを参考にするのも良いでしょう。

大体のイメージでもデザイナーにとっては大きなヒントになるので、修正回数を減らしコストを抑えるためにもデザイン案をご提出ください。

取材・撮影

パンフレットの原稿のために商品やサービスについての取材を行い、パンフレット内で使用する写真素材の撮影を行うステップです。

取材は、コピーライターによって主にインタビュー形式で行われます。自社にいるとなかなか気付けない強みや弱点を浮き彫りにし、適切にインパクトのある見出しや文章を作成するために必要な作業です。

取材と同じく、撮影も重要なステップとなります。なぜなら、写真がパンフレットにとって非常に重要なエッセンスだからです。

もちろん写真は、レンタルフォトやフリー素材を使うこともできます。しかし、やはりプロのカメラマンによる構図やライティングが施された写真はレベルが違うと言えるでしょう。

すでにカメラマンに撮ってもらった素材がある場合は、依頼先にデータを渡すだけとなります。その際は、jpgやpsdなど指定された形式で納品するのが一般的です。

デザイン作成

提出したデザイン案やプロのカメラマンによる写真素材をもとに、デザインを作成していくステップです。

ヒアリングの際に設定したターゲットにとって読みやすく、商品等の魅力を適切に伝えられるようなデザインを作成してもらいます。

デザインが1度で決まる場合はほとんどなく、何度かの修正を経て最終的なデザインが決まっていきます。

修正回数が決まっている場合、それ以上の修正を求めると追加料金がかかってしまうことにご注意ください。また、スケジュールに余裕がない場合、デザインの修正を求めすぎると追加納期となり完成までの納期が伸びる可能性があります。

制作会社によっては、パンフレットの見本を複数用意してくれるところもあるでしょう。

パンフレット内の原稿校正については依頼側の責任となるため、文章に間違いがないか入念にご確認ください。

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印刷・納品

デザインが完成し原稿の校正も完了したら、いよいよ印刷の準備に入っていきます。印刷の準備とは、色の確認(色校正)を行う作業です。

色の確認には、以下の3つの方法があります。

  1. 本機校正
  2. 本紙校正(平台校正)
  3. DDCP校正(簡易色校正)

本機校正とは、実際に印刷する時と同じ用紙・インキ・印刷機を使用して確認を行うことです。

本紙校正は、実際と同じ用紙・インキを使用しますが、印刷機は異なる方法のことをいいます。

DDCP校正とは、専用紙・専用インキ・専用機を使用して色の確認を行う方法です。

制作会社によって校正の方法は異なりますが、色の確認を確実にしたいのであれば本機校正による確認をおすすめします。

色の校正まで終了すれば、あとは決められた印刷部数をもとに本印刷となります。印刷から納品までの期間は、1週間程度かかるのが一般的です。追加料金を支払って特急プランにすると、2〜3日でお手元に納品されるでしょう。

まとめ

ここまで、パンフレットの作成にかかる費用についてご紹介してきました。

パンフレットにかかる費用は、印刷部数やパンフレットの形によりますが、一般的には5〜40万円程度で作成できます。

費用を安く抑えるには原稿や写真素材を自社で用意したり、デザインのイメージを用意したりする方法などがあります。

印刷通販サイトを利用すればさらにコストを抑えることができますが、デザインは自社で用意しなければなりません。自社にノウハウがない方は、デザイン作成会社等に依頼するのがおすすめです。

パンフレット作成にかかる内訳や作成までの流れを理解し、なるべくコストを抑えて良いパンフレットを作成しましょう。

とは

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「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
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