短編コラム 異業種から学ぶ仕事の極意 漫画だからわかりやすい伝わる オススメ漫画作品レビュー

【短編コラム】異業種から学ぶ仕事の極意――”警察官編” 漫画作品レビュー

アバター画像

coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

最近ふと、仕事の現場で「マニュアルって本当に役立つの?」なんて疑問がよぎること、ありませんか?そんなとき、異業種の現場を描いた漫画を読むと、意外なヒントが見つかるものです。今回は、警察官のリアルな日常や現場対応を描いた漫画作品から、ビジネスにも応用できる仕組みやマニュアル活用法を、コラム調で楽しくご紹介します。漫画だからこそ描ける臨場感や、キャラクターたちの熱い思いに触れつつ、現場の知恵を覗いてみましょう!

作品名:こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治)

破天荒だけどロジカル!両津勘吉の現場マニュアル実践術

「こち亀」といえば、警察官・両津勘吉の破天荒な活躍が有名ですが、実は現場で使えるマニュアルやルールの応用例が満載なんです。第120巻の「交通安全週間」エピソードでは、両津が交通指導のマニュアルを独自に工夫し、住民の安全意識を高める工夫を見せます。
両津が「現場はマニュアル通りじゃ回らない!」と豪語しつつも、実は状況に応じてルールを柔軟に解釈している姿は、どの業界でも学ぶべき姿勢。例えば、住民対応で「まず相手の話を最後まで聞く」という警察の基本マニュアルを徹底しつつ、時にはアドリブで問題を解決するシーンは、ビジネスの現場でも活かせるヒントです。

作中では、まずアイキャッチ(読者の目を引く印象的なコマ)を効果的に配置して、ストーリーのテンポや緊張感を演出しています。コマ割りも工夫されていて、大きなコマで両津の表情をアップにしたり、小さなコマで細かな動きを見せたりと、メリハリのあるページ構成になっています。特に、下町の街並みや交番の細部まで丁寧に描き込まれており、建物の基準線や遠近感を意識したパース表現がシーンごとに構成されています。こうした作画の積み重ねが、現場のリアルさを説得力をもって伝えており、名作と呼ばれるに相応しい完成度です。

ちなみに、作画ではレイアウトやパースを巧みに使い、両津の表情や動きがページ全体にダイナミックに伝わるのも見どころ。お気に入りキャラはもちろん麗子。彼女の「勘吉さん、またやりましたね…」というツンデレなセリフに毎回癒やされます。職場でも「マニュアル+α」の柔軟な対応力、ぜひ真似したいですね!

作品名:デカワンコ(森本梢子)

犬並み嗅覚で事件解決!現場の“型破り”マニュアル術

「デカワンコ」は、新人女性刑事・花森一子が主人公。彼女の「犬並みの嗅覚」を武器に、事件現場で活躍する様子が描かれています。第5巻の「現場検証」エピソードでは、ベテラン刑事・桐島と一子が、現場マニュアルに忠実な手順と、一子の独自の観察力を組み合わせて事件解決に挑みます。コマ割りでテンポよく描かれる現場の緊張感と、描き文字や効果線を使った心理描写が胸熱な展開。

この作品の魅力は、型にはまったマニュアルだけでなく、現場で気づいたことを即座に取り入れる柔軟性にあります。桐島が「現場は生き物だ」と語る場面は、警察の現場が常に変化し続けることを象徴しています。たとえば第5巻の「現場検証」エピソードでは、雨が降り出して証拠品が流されそうになる場面が登場します。本来ならマニュアル通りに現場保存や写真撮影が優先されるはずですが、その状況下で桐島は一子に「証拠品の確保を最優先に」と指示します。これは、現場の状況が一瞬で変化し、今しかできない判断が求められるからです。こうした柔軟な判断は、現場経験を積んだ桐島だからこそ可能であり、「現場は生き物だ」という言葉には、マニュアルを土台にしつつも、状況を見極めて最善の行動を選ぶ重要性が込められています。ビジネスの現場でも計画通りにいかないことは多いですが、現場での気づきを柔軟に活かす姿勢が、成功へのカギになると感じさせてくれるエピソードです。

作画面では、グレースケールとトーンワークで現場の空気感を表現しつつ、キャラデザの愛らしさも際立ちます。お気に入りは一子の「私、絶対に諦めません!」というモノローグ。推しポイントは、現場の匂いを手がかりに事件の糸口を掴むという、他の刑事漫画にはないユニークな演出です。ビジネスでも「マニュアル+自分の強み」が活きる場面、きっとありますよ!

作品名:SP 警視庁警備部警護課第四係(金城一紀・灰原薬)

チームで守る現場力!警護マニュアルの“生きた運用”を学ぶ

「SP 警視庁警備部警護課第四係」では、SP(セキュリティポリス)として要人を守るために、警護計画書や警護要領書といった詳細なマニュアルが作成されます。
例えば「警護対象から3メートル以内に必ず1名が付く」「不審者を発見した場合は即座に無線連絡」「緊急時は最寄りの避難ルートを確保」といった具体的なルールが徹底されています。しかし、現場では計画通りにいかないことが多く、想定外の人混みや不審者、急な天候変化など“危機は、想定外からやってくる”のが現実です。第2巻の「要人移動警護」エピソードでは、井上薫が状況を瞬時に判断し、「今はB班が正面に回れ!」とマニュアルの役割分担を即座に変更。全員が無線で連携し、現場の安全を守ります。

こうした臨機応変な対応力は、SPの現場だけでなく、どんな業種でも「予測はできていても、実際にその場で即座に動けるか」が問われる瞬間に活きてきます。たとえば、ビジネスのプロジェクト進行や店舗運営、イベント現場などでも、マニュアルや計画があっても、思いがけないトラブルや想定外の出来事は必ず発生します。そのとき、SPチームのように「今この瞬間、何が最優先か」を全員で見極め、役割や手順を柔軟に切り替えて対応できる現場は、最終的な成果や安全を守る力が格段に高まります。紹介した作品のように、計画を土台としつつも現場のリアルをしっかり見て判断できる姿勢こそ、どの業界でも求められる“現場力”だと感じます。

私のお気に入りキャラは、冷静沈着な山本。彼の「油断は最大の敵」という台詞は、どんな業界にも刺さる名言。SPの現場で培われた「マニュアルを守りつつも、現場でアップデートする力」は、異業種のチームワークや危機管理にも活かせるはずです。推しシーンは、全員が無言でアイコンタクトを交わしながら危機を乗り越える場面。神絵師の手腕が光る一コマです!

後記:常にイレギュラーな状況で運用されるマニュアルの受け止め方

今回のテーマは、警察官でした!
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」では両津勘吉の現場主義、「デカワンコ」では花森一子の観察力、「SP 警視庁警備部警護課第四係」では井上薫らのチーム力と、いずれも警察官ならではの厳格なマニュアルやルールと、現場での柔軟な判断の両立が描かれていました。
警察官の仕事は「まず相手の話を最後まで聞く」「冷静に事実を確認する」「緊急時は即座に指示を出す」など、厳密なルールとマニュアルによって支えられていますが、実際の現場では予想外の事態が頻発します。両津の「マニュアル通りじゃ回らない!」、桐島の「現場は生き物だ」、山本の「油断は最大の敵」といった名言は、あらゆる業種においても現場での“判断力”や“即応力”の重要性を教えてくれます。

異業種でも、計画やルールを基盤としながら、現場で何が最優先かを見極めて行動することが、成果や安全につながる大きなポイントです。警察官の現場から学べる“使いこなし力”を、ぜひ自分の仕事にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

【オススメ記事】:漫画制作依頼の決定版!失敗しない漫画家の選び方と現場担当者の体験談

【お知らせ】クリエイターの選定から依頼のやりとりを専任担当がサポート!

「自分でイラスト依頼のやりとりをするのが不安…」という方は、ぜひ「cone(コーン)」をご活用ください。

実際に、クリエイターの選定を行うのもなかなか大変… 「すぐに返信が来るかわからない…」「権利周りの相談で時間が掛かりそう…」など、商用利用では特にクリエイターへ依頼するまでに時間が掛かる事が多く、慣れていないと大変なんです…

そんな時は!

coneは法人企業からクリエイターへ依頼ができるサービス。
専任スタッフがクリエイターとのやりとりを代行し、納品までサポートします!
まずは、お気軽にご相談、お問い合わせください。

coneには、様々なニーズに対応できる実績豊富なプロのクリエイターが多数在籍しています。
ご希望の予算や納期に応じたご提案も可能です。

イラスト依頼のサポートや相談、「cone」の詳細をご希望の場合は、お気軽に「お問い合わせ」ください。

×

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。