VTuberの待機画面のメリットと作り方を解説する記事

VTuberの待機画面を活用しよう!メリットと作り方を解説

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。 VTuberの配信を見るのを日々の楽しみにしている。VTuberを自作したこともあり。

VTuberの配信では、配信画面上にさまざまな工夫をこらして、視聴者のエンゲージメントを高めることが大切です。
その際、忘れがちになるものの欠かせない役割をもつ要素に「待機画面」があります。

状況に合わせて待機画面を表示することで、視聴者の離脱を防ぎ、かつ視聴者の期待感を高めます。
しかし、どのような待機画面がその役割を最大限に果たしてくれるのでしょうか。

そこで、本記事ではVTuber配信で待機画面を表示するメリットと作り方、効果的な待機画面を作るポイントを解説します。

VTuberの待機画面とは

VTuberの配信で使用される待機画面とは、ライブ配信の開始前やVTuberの離席中に表示される案内用の画面のことです。
配信前の準備中であることや配信を中断していることを視聴者に知らせる役割があります。

待機画面は、OBS Studio、Streamlabs、VTube Studioなどの配信ソフトを用いて表示することが一般的です。
待機画面を表示させる場合には、配信ソフトについても準備しましょう。

関連記事:VTuberに必要なツール9選!利用用途別に徹底解説

待機画面には、主に以下の3つのデザインパターンがあります。

  • 静止画形式:一枚の画像に、必要な情報を記載したシンプルな形式
  • 動画形式:アニメーションやエフェクトを取り入れた動きのある形式
  • インタラクティブ形式:リアルタイムコメントや開始時間の目安などを表示させ、配信ソフトと連動した動的な要素を含む形式

待機時間が長くなり、動きのない画面が続くと視聴者は飽きてしまう可能性があります。
そのため、最近では多くのVTuberが待機画面に動画形式を採用しています。

VTuberの待機画面のメリット

VTuberが配信において待機画面を表示する理由は、「視聴者の離脱防止」「ブランディング」「配信の安定化」という3つのメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

視聴者の離脱を防ぐ

VTuberに限らず、ライブ配信において「何をしているかわからない時間」があると、視聴者の離脱につながります。
待機画面に「準備中」「まもなく開始」などの文言を表示し、視聴者に現在の状況をアナウンスすることで、「配信がまもなく始まる」という理解を促すことが可能です。
その結果、視聴者は「もう少し待ってみよう」「もう少しでVTuberの配信が始まる!」と待機に対するポジティブな気持ちにつながります。
特にYouTubeやTwitchのような配信プラットフォームでは、待機画面から配信をスタートするVTuberが一般的です。

ブランディングにつながる

VTuberの世界観やVTuberらしさを演出した待機画面を演出することで、「待機画面=ブランドイメージを伝える場」になります。
例えば、VTuberのキャラクターロゴやテーマカラーなどを待機画面に使うことで、視聴者は一目でそのVTuberの配信だと認識できるでしょう。
また、SNSアカウントや今後の配信スケジュールなどの情報を表示すれば、視聴者との接点を広げる導線としても機能します。

配信の安定化

待機画面を設けることで、配信前の配信ソフトのチェック、マイクやBGMの音量調整、VTuberモデルの動作確認などの最終チェックを行えます。
待機時間を設けることで、配信トラブルを事前に回避できるでしょう。
また、ライブ配信の開始予定時刻に遅れてしまう場合でも、待機画面を表示することで視聴者にアナウンスしながらスケジュールをある程度調整することが可能です。

VTuberの待機画面の種類

VTuberの待機画面には、「配信開始前」「休憩・離席中」「配信終了後」の3種類があります。
それぞれの目的と構成要素を知ることで、使用する状況に適した効果的な待機画面を制作できるでしょう。

ここでは、それぞれの待機画面について解説します。

配信開始前

配信開始前の待機画面は、視聴者にまもなく開始することを知らせるために使用します。
配信の準備時間を確保し、視聴者を離脱させずに待機させる役割があります。

待機画面の構成例
  • 「配信準備中」「配信開始までお待ちください」「Starting Soon」などのテキスト
  • VTuberのイラストやロゴ、キャラクター立ち絵
  • BGM(ループ対応)
  • コメント欄
  • SNS情報、ハッシュタグ、今後の配信スケジュールなど

しかし、配信開始前の待機画面が10分以上続くと、視聴者は離脱してしまうリスクや「配信時間に遅刻する」というネガティブなイメージがもたれやすくなってしまう可能性があります。
配信スケジュール時刻の直前〜開始直後の数分間を目途に利用することが無難です。

休憩・離席中

休憩・離席中の待機画面は、長時間配信中などに短時間の休憩・離席を行う際に、視聴者に一時中断中であることを知らせるために使用します。
無音や真っ暗な画面になると、配信トラブルと勘違いしてしまう視聴者も出てくるため、配信の継続性を保つ役割があります。

待機画面の構成例
  • 「休憩中」「少し離席します」などのテキスト
  • ミュート中であることのアナウンス
  • アニメーションやループ動画
  • BGM(ループ対応)
  • コメント欄

休憩・離席中の待機画面は、トイレ休憩や飲み物の補充、機材トラブルへの対応時などに使用します。
ただし、数分程度であれば、配信画面のまま離席するVTuberも多くいるため、必要に応じて活用しましょう。

配信終了後

配信終了後の待機画面は、配信の締めくくりに感想を話したり、視聴者にお礼を伝えたりするために使用します。
また次回配信に向けて配信内容を告知する場合もあります。
すぐに配信を終了せずにコミュニケーションを図ることで、視聴者に心地よい余韻をもって配信から退出してもらうといった役割を果たします。

待機画面の構成例
  • 「ご視聴ありがとうございました」「次回もお楽しみに」などのテキスト
  • 落ち着いたBGM
  • エンディングアニメーション
  • SNSアカウント、配信スケジュール、ファンアートタグなどの紹介
  • クレジット(BGM提供元、イラスト制作者など)
  • チャンネル登録・高評価のお願い

配信終了までの数分間を配信終了後の待機画面にすることが一般的です。
終了前であるため、落ち着いた印象の待機画面にしましょう。

VTuberの待機画面の作り方

VTuberの待機画面の作り方には、編集ツールなどを利用して自作する方法と素材サイトを利用する方法、プロのクリエイターに依頼する方法の3つの選択肢があります。
ここでは、それぞれの作成方法について解説します。

編集ツールで自作する

Photoshop、Canva、After Effectsなどの画像・動画編集ツールを使って、自分で待機画面を作成する方法です。
レイアウトや配色、アニメーションを自分の理想どおりに作成できるため、他にはないオリジナリティの高い待機画面を入手できます。
ある程度の編集スキルが必要になりますが、コストを抑えたい場合におすすめです。

素材サイトを利用する

素材サイトにて、待機画面用のテンプレートやパーツ素材を購入・ダウンロードして使用する方法です。
素材サイトには、「BOOTH」「イラストAC」「SKIMA」「スコラボ」などがあります。
デザインスキルが不足していても、素材を組み込んでデザインすることで、プロが作成したような待機画面を手軽に入手できます。

クリエイターに依頼する

イラストレーターやモーショングラフィックの制作者などの個人クリエイターに、待機画面の制作を依頼する方法です。
オリジナリティが高く、高品質な待機画面を入手できます。
高い完成度で、他のVTuberと差別化しやすいため、予算に余裕がある場合におすすめの方法です。


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待機画面を作る際のポイント

効果的なVTuberの待機画面を作る3つのポイントとして、「見やすさと情報量のバランス」「アニメーション・エフェクトの活用」「コンセプトを反映する」を紹介します。

見やすさと情報量のバランス

待機画面には、複数の情報を表示し視聴者に伝えることができる反面、詰め込みすぎると視認性が悪くなってしまいます。
必要な情報に限定し、見やすい画面を意識することがおすすめです。
例えば、配信に関する重要な情報(開始予定時刻など)は目立つ位置に、派手な色で大きく表示し、その他の内容に関しては同じ色に統一するなどが挙げられます。

アニメーション・エフェクトの活用

モデルやテキストを動かすなどのアニメーション・エフェクトを活用することで、シンプルな表示でも視聴者を飽きさせない工夫が行えます。
背景がゆるやかに動く、VTuberキャラクターが小さく動くといった動きがあるだけでも、視聴者の興味につながります。
ただし、過度なアニメーション・エフェクトは視認性を悪化させるため、シンプルで自然な演出にとどめることがおすすめです。

コンセプトを反映する

デザインには、VTuberのイメージカラーやモチーフを取り入れることで統一感が生まれ、VTuberのコンセプトをより印象付けることができます。
例えば、「かわいい雰囲気」を押しているVTuberであれば、パステルカラーや細い手書きフォント、柔らかいタッチのイラストを用いるなどが挙げられます。
このように、3つのポイントを意識することで、視聴者の興味関心を引く待機画面を作成できるでしょう。

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。