近年、VTuber市場は急速に成長し、多くの企業がプロモーションやブランディングに活用しています。
VTuberをビジネスに活用するためには、まずVTuber制作に欠かせない機材・ソフトなどを把握することが必要です。
そこで、この記事では企業の担当者向けに、企業がVTuberを導入する際に必要な機材・ソフト・制作プロセスなどを解説しながら、VTuber事業の始め方をわかりやすく紹介します。
目次
企業がVTuberを導入するために必要なもの
VTuber事業に参入するには モデル制作・配信環境の整備・運営体制の確立などのさまざまな準備が必要です。
ここで、VTuber事業に参入するために必要なものの全体像を解説します。
VTuberモデルの制作
VTuberモデルを制作するには、まず2Dモデルと3Dモデルのどちらを制作するかを決めることが必要です。
それぞれの特徴や使用用途、VTuberモデルの制作に必要となる代表的なソフトについてまとめました。
2Dモデル | 3Dモデル | |
特徴 | イラストをそのまま動かすため、平面的。 | 奥行きのある、自由で立体的な表現が特徴。 |
使用用途 | ゲーム配信や雑談配信など、上半身の正面のみ映したコンテンツに適している。 | 踊ってみた動画や歌ってみた動画など、全身を映したコンテンツに適している。 |
代表的な制作ソフト |
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配信・動画制作の機材とソフト
配信や動画制作を行うには、以下のような機材やソフトが必要になります。
必要なもの | 備考 | |
機材 |
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※パソコンの推奨スペック 【CPU】
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配信関連のソフトウェア |
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※代表的なソフトウェア 【トラッキングソフト】
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編集ソフトウェア |
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※代表的なソフトウェア
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関連記事:VTuberに必要なツール9選!利用用途別に徹底解説
運営体制の構築
VTuberの事務所を立ち上げるには、VTuberをプロデュースしていくための運営体制を構築する必要があります。
運営体制を構築するにはビジネスの中核となるVTuber、つまり「中の人」であるタレントの管理と配信管理が欠かせません。
具体的には以下の活動を行う準備をします。
- タレントのオーディション・面談の実施と契約締結
簡単にいうと、「企業における採用活動」と同じです。①書類選考②面接③合否発表の流れを行います。
自社のVTuberとして活動してもらうことになるため、「自社のブランドイメージを向上させられる人柄」「その人ならではの魅力・個性をもっているか」などの点から審査することが大切です。
- タレントの管理
契約を締結したタレントが配信に集中できるように、タレントのブランディングサポートやスケジュール管理、プロジェクトの進行管理などを行います。
また、タレントとコミュニケーションを図り、自己実現や成長につながるようなプランを立てることも欠かせません。前向きな気持ちで活動できるようにケアすることも大切です。
VTuberモデルの「立ち絵」制作に必要なもの

そもそもVTuberモデルを制作する際は、「立ち絵(キャラクターデザイン)」が必要です。
ここでいう立ち絵とは、「VTuberの外見、見た目を描いたイラスト」のことです。
VTuberモデルの「立ち絵」制作に必要なものを以下にまとめました。
具体的なキャラクター設定
VTuberモデルの立ち絵を制作する際には、具体的なキャラクター設定を行いましょう。
具体的には、以下のような内容を決定します。
- 性別
- 年齢
- 性格・価値観
- 趣味
- 世界観
- モチーフ
- 衣装デザイン
VTuberモデルの動きを表現するには、髪・眉毛・目・口・手などのパーツ分けを行う必要があります。
そのため、まずは表情・動作をどの程度表現するのかについてバリエーションも明確にしておきましょう。
「生きているような自然な表情・動作」は配信時の印象を左右する要素ではあるものの、こだわりすぎると費用や工数がかかることから、コンセプトに合わせて決定しましょう。
イラスト制作ソフト
VTuberモデルの立ち絵を制作するには、イラスト制作ソフトウェアを用意することが必要です。
2Dモデルの場合には、Live2Dで動きをつけることを前提に制作することが一般的です。
代表的なイラスト制作ソフトには、Adobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどが挙げられます。
クリエイターのデザインスキルや経験
VTuberの立ち絵は、配信やコンテンツのクオリティを高めるうえで重要です。
その際、キャラクターの個性をより魅力的に映し、自然な表情・動作を表現するには、適切なデザインや細かいレイヤー分けがポイントとなります。
こうした表現を実現するには、クリエイターの確かなデザインスキルやVTuberの立ち絵制作実績が欠かせません。そのため、制作経験をもつスタッフがいない場合には外注することがおすすめです。
オリジナルのVtuberの立ち絵制作については、以下の記事もご覧ください。
関連記事:企業のためのオリジナルVTuber制作ガイド
VTuberの立ち絵を依頼するなら、法人企業からクリエイターへイラスト制作の依頼ができる「cone」の利用ががおすすめです。

coneには、デザインスキルと豊富な実績を持つクリエイターが多数在籍。
また、coneの専任アドバイザーが発注から契約、納品完了まで無料サポートするため、初めての依頼も安心してご利用いただけます。
2Dモデル制作で必要なもの
ここでは、VTuberを2Dモデル(Live2D)で制作する場合に必要なモデリングソフト・トラッキングソフトについて解説します。
モデリングソフト
2D VTuberのモデルを作成するためには、Live2D対応のイラストが必要です。
自社で制作するときだけでなく、イラストを外注する場合にも「Live2D対応のイラスト」を依頼しましょう。
レイヤー分けのパーツができたら、イラストに表情・動作を加工するモデリングを実施します。
モデリングには、Live2DやAdobe Character Animatorなどのツールが必要になります。
フェイストラッキングソフト
2DモデルのVTuberの場合には、基本的に表情・動作を加工するのは、上半身のみです。そこで、フェイストラッキングを使用して、より繊細な表情をアバターに反映します。
代表的なフェイストラッキングソフトには、VTube StudioやAnimazeなどが挙げられます。
2D VTuberの活用についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:企業のための2D VTuber活用術!Live2Dの活用で効率的に始める方法
3Dモデル制作で必要なもの
ここでは、3DVTuberを制作する場合に必要な3Dキャラクターモデルの作成・モーションキャプチャについて解説します。
3Dキャラクターモデルの作成
3DVTuberのキャラクターモデルを作成するには、イラスト制作ソフトでイラストを描くのではなく、専用のソフトを用いて行うことが必要です。
具体的には、VRoid StudioやBlenderなどのソフトが挙げられます。
直感的な操作感で使用しやすいものの、クリエイターに依頼することで「VTuberの個性」を表現できる可能性が高まります。
そのため、自社で制作するよりも、プロの制作会社・クリエイターに依頼することが一般的です。
モーションキャプチャソフト・Webカメラ
3D VTuberに、中の人の動きを反映させるためには、モーションキャプチャソフトやWebカメラが必要になります。
モーションキャプチャソフトとWebカメラを用いることで、リアルタイムに中の人の動きを読み取り、アバターに反映できるのです。
またモーションキャプチャ機材を中の人に装着したうえで動くことで、より詳細な動きの再現も可能になるため、より本人の個性を表現できます。
3D VTuberの制作は2Dと比べて制作コストや機材が高くなりますが、自由な動きやVRでの活動が可能になるのが強みです。
3DVTuber制作の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:3DVTuberの制作で必要な機材や費用を紹介

VTuberライブで必要なもの
VTuberがライブ配信や3Dライブイベントを行うためには、高品質なモデル・リアルタイムモーションキャプチャ・演出ツール・配信環境などの準備が必要です。
ライブに適した高品質な3Dモデル を用意し、キャラクターのダンス・表情・リップシンクを自然に演出できるようにします。
特にリギングとアニメーションは重要で、ダンスや動きをスムーズにするためのボーン設定や歌唱時の口パクや感情表現をリアルに再現するためのリップシンクは演出上大切です。
これらを実施するためにはフェイストラッキング、フルボディトラッキング、モーションキャプチャソフトなどさまざまなソフトやライブ配信環境が必要です。
ライブ演出の工夫によって視聴者の没入感を高め、VTuberとしてのブランド価値を向上できるでしょう。
3Dライブに関しては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:3DライブでVTuber活動を次のレベルへ!導入にかかる費用を解説
VTuberのオーディションで必要なもの
VTuberのオーディションを開催する場合、高品質な新アバター・魅力的なタレントを発掘する能力・VTuberの管理体制が求められます。
タレントがVTuber事務所に所属するメリットに、「新アバターを用意してもらえること」「管理体制が充実していること」が挙げられます。
そのため、こうしたメリットを満たすことで、より魅力的なタレントを発掘できるでしょう。
また、魅力的なタレントを発掘するには、コミュニケーションを図り、個性を引き出すようなトーク力も必要です。
どのようなVTuberをつくりあげたいのかというコンセプトを明確にしたうえで、オーディションに臨みましょう。
VTuberとして必要なもの
VTuberとして活動するには、モデル(2Dまたは3D)・配信環境・マイク・カメラ・配信ソフト などの機材やツールが必要です。
さらに、トーク力・表現力・SNS運用力などのスキルも求められます。
個人勢のVTuberなら低コストで始める方法もありますが、企業勢なら長期的な戦略と運営体制が重要になります。
自社のスタイルに合った環境を整え、魅力的なVTuber活動を始めましょう。

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