自社VTuberを視聴するファンが増えると、利益向上だけでなく、長期的なファンの育成も期待できます。
そのため、新たなマーケティング手法として注目されているVTuberビジネスですが、
「どのようにVTuberモデルを制作するのかわからない」という方も多いでしょう。
そこで、この記事ではVTuberモデルの制作を企業で依頼したいと考えている担当者向けに、
Live2Dと3Dモデルの違いや、制作会社と個人クリエイターのメリット・デメリットなどを紹介します。
目次
VTuberモデルの種類
VTuberモデルには大きく分けてLive2D(2D)モデルと3Dモデルの2種類があり、それぞれ特性や用途が異なります。
企業がVTuberを活用する際には、Live2Dと3Dのどちらがビジネスの目的に適しているかを判断し、予算や活用シーンに応じた選択をすることが重要です。
Live2D(2D)モデル
Live2D(2D)モデルとは、イラストをパーツごとに分けて動きをつける技術であるため、平面的な見た目をしているモデルです。
基本的に上半身の正面のみを画面に映すため、ゲーム実況や雑談配信、企業のPR動画などに適しています。
3Dモデルと比べるとコストを抑えることが可能であることから、これからVTuberとしての活動を開始したい場合にLive2D(2D)モデルを制作することが多くあります。
3Dモデル
3Dモデルとは、専用ソフトウェアで制作する奥行きのある立体的な見た目をしているモデルです。
動きの自由度が高く、リアルタイムで多彩なアクションが可能です。
360度全身の動きを反映させるため、バーチャルイベントやライブ配信、メタバースでの活動に向いています。
Live2D(2D)モデルと比べると、モデル制作だけでなく配信に使用するトラッキング機材も必要になるため、
コストがかかる点や3Dモデルの運用にはノウハウや知識が必要である点が考慮すべきポイントです。
関連記事:VTuberの2D・3Dモデルの違いとは?特徴とモデル制作を依頼する方法を解説

VTuber2Dモデルの依頼時に押さえておきたいポイント
ここでは、制作会社や個人クリエイターにLive2D(2D)モデル制作を依頼する際に、押さえておきたいポイントをまとめました。
事前に決めておきたいポイント
制作会社や個人クリエイターにLive2D(2D)モデル制作を依頼する前に、自社で決めておくべきポイントには、以下のようなものがあります。
- キャラクター設定
- 外見のイメージ(既存VTuberがいる場合には、画像などを用意する)
- 動きの仕様(表情差分、目や口の動き、髪やアクセサリーの揺れ)
自分のもっているキャラクターへのイメージを制作会社や個人クリエイターに伝えるには、キャラクター設定や外見の参考となる既存VTuberの画像を用意することが必要です。
キャラクター設定とは、例えば年齢や性別、性格といったものです。
キャラクター設定をもとに、制作会社や個人クリエイターはキャラクターデザインを行います。
またLive2D(2D)モデルの表情や動作をどの程度加工するかについても事前に決めておくことで、スムーズな進行が可能です。
ただし、適切な動きがわからない場合には、制作会社や個人クリエイターに相談してみても良いでしょう。
依頼先との契約関連で押さえておきたいポイント
Live2D(2D)モデルであっても、制作期間は1〜3か月程度と長期にわたります。そのため、スケジュールに余裕をもって依頼することが重要です。
ホームページや個人ページに制作期間の目安を示していることが多いため、確認したうえで依頼すると良いでしょう。
また収益化を目的とする場合には、著作権の取り扱いや商用利用の可否を契約時に確認することが必須です。
グッズ販売なども視野に入れている場合には、追加料金がかかっても著作権譲渡や商用利用が可能な権利を手に入れることも検討しましょう。
このように依頼時に詳細を明確にしておくことで、納品後のトラブルを防ぎ、理想的なVTuber活動をスタートできます。
VTuber3Dモデルの依頼時に押さえておきたいポイント
ここでは、制作会社や個人クリエイターに3Dモデル制作を依頼する際に、押さえておきたいポイントをまとめました。
事前に決めておきたいポイント
制作会社や個人クリエイターに3Dモデル制作を依頼する前に、自社で決めておくべきポイントには、以下のようなものがあります。
- キャラクター設定
- 外見のイメージ(既存VTuberがいる場合には、画像などを用意する)
- 動きの仕様(表情差分、目や口の動き、髪やアクセサリーの揺れ)
- ファイル形式
Live2D(2D)モデルと同様に、キャラクター設定や外見のイメージ、動きの仕様などを事前に決めておくことは重要です。
3Dモデルは、360度全身の外見が必要となるため、より具体的なデザインを共有することで、仕上がりにおける認識の相違をなくせるでしょう。
3Dモデル特有の検討すべきポイント
3Dモデル特有の検討すべきポイントとして、ファイル形式とモーションキャプチャの方法があります。
ファイル形式は、VRM形式(VTuber配信向け)やFBX形式(ゲーム・アニメ制作向け)などに分けられており、用途に応じて選択することが必要です。
またモーションキャプチャの方法については、フルトラッキング(全身の動きをトラッキングさせる技術)が必要かどうかも決めておきましょう。
依頼先との契約関連で押さえておきたいポイント
Live2D(2D)モデルと同様に、制作スケジュールや著作権、使用範囲の明確化、グッズ販売・広告利用・商標登録の可否について事前に合意を得ることも重要です。
高品質な3Dモデルを手に入れることで、VTuber活動の幅が広がり、ビジネスの成功にもつながります。
VTuberモデル制作の費用相場
Live2D(2D)モデルと3Dモデルの制作にかかる費用相場を以下にまとめました。
Live2D(2D)モデルの費用 | 個人向け・シンプルなモデル | 5万〜15万円 |
企業向け・高品質モデル | 30万〜100万円以上 | |
3Dモデルの費用 | 個人向け・シンプルなモデル | 10万〜50万円 |
企業向け・高品質モデル | 100万〜500万円以上 |
VTuberモデルを依頼する際、Live2D(2D)モデルと3Dモデルでは制作費用が大きく異なり、用途やカスタマイズの内容によっても相場が変動します。
ここでは、費用が変動する要因を解説します。
費用が変動する要因
VTuberモデルの依頼費用は、Live2Dと3Dで大きく異なり、仕様やカスタマイズ内容によって相場が変動します。
費用が変動する主な要因のうち、VTuberモデルの品質に関わる部分の要因は以下のとおりになります。
- デザインのクオリティ
- パーツ分けの細かさ(Live2D)
- リギング精度(3D)
具体的にいえば、シンプルなデザインかつ表情の種類が4つ程度であれば、10万円程度に費用を抑えられる場合があります。
一方、高精度なデザインかつ多彩な表情、髪揺れなどを追加する場合には、100万円を超えることも珍しくありません。
また以下の要因については、制作会社や個人クリエイターに確認することで、契約時に決定できる要因です。
- 追加オプション(表情差分、衣装、アクセサリー)
- 商用利用・著作権譲渡の有無
- 修正回数・納期の短縮オプション
上記については契約前に必ず確認して、トラブルが発生しないように対処しておくことが大切です。
以下の記事で、Live2D(2D)モデルと3Dモデル制作の詳細を解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:企業のための2DVTuber活用術!Live2Dの活用で効率的に始める方法
関連記事:VTuberの3Dモデル制作方法を解説

VTuberモデルの依頼先と選び方
VTuberモデルを依頼する際には、制作会社・個人クリエイター・クラウドソーシングなど、さまざまな依頼先の選択肢があります。
制作会社に依頼する場合
VTuber専門の制作会社に依頼すると、プロの技術者による高品質なモデルを作成してもらえるため、企業VTuberやプロジェクトでの活用に向いています。
法人契約が可能、納期や修正対応が明確、商用利用の契約がしやすいなどのメリットがあります。ただし、コストが高額になりやすいため、十分な資金を調達できる場合におすすめです。
個人クリエイターに依頼する場合
個人のイラストレーターやモデラーに依頼すると、比較的低コスト(5万〜30万円)でオリジナル性の高いモデルが制作可能です。
特にSNS(X/旧Twitter)やポートフォリオサイトで実績のあるクリエイターを探せば、希望に合うデザインを実現しやすいという利点があります。
ただし、個人によってクオリティが左右されることや契約関連のトラブルが発生する可能性があるため、よくコミュニケーションを取り、信頼できる個人クリエイターかどうかを見極めることが大切です。
クラウドソーシングを活用する場合
多数のクリエイターの中から予算に応じた依頼が可能です。特に初心者向けの低価格プランが多く、すぐに依頼できる手軽さがメリットです。
個人クリエイターと直接契約するよりも、クラウドソーシングのシステム上で契約する方が、
「納品前の音信不通」「著作権関連の契約内容の不明瞭さ」などのトラブルが発生しにくくなっています。
例えば、個人向けであれば「SKIMA」、企業向けであれば「cone」といったクラウドソーシングがおすすめです。
最適な依頼先を選ぶ
自社の理想となるVTuberモデルを制作するには、制作先の選定が重要です。
制作先として、制作会社や個人クリエイター、クラウドソーシングが挙げられますが、制作会社は安定した品質で法人契約に適しており、個人クリエイターはオリジナリティ性が高く、クラウドソーシングは手軽かつ安全に依頼可能です。
こうしたそれぞれの特徴を理解しつつ、「クオリティ」「納期」「価格」「契約の明確さ」の4つの要素を考慮することで、自社に最適な依頼先を選ぶことが大切です。

VTuberを制作する際は、法人企業から個人クリエイターへの依頼プラットフォーム「cone」の活用がおすすめです。

coneには、キャラクターデザイン、イラスト制作、モデリング等の実績豊富なクリエイターが多数在籍。
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