VTuberにとってロゴは、名前を覚えてもらうために重要な要素です。
活動をはじめたばかりでまだ実績が少ない段階でも、クオリティの高いロゴを用意できれば、
視聴者に「プロである」という信頼感を与え、VTuberの世界観を共有できます。
しかし、ロゴ制作と聞くと「デザインは苦手」「どう始めればいいのか分からない」と感じる方も多いでしょう。
そこで、本記事ではロゴの用途と作り方の流れ、おすすめの制作ソフト・アプリを紹介し、プロのクリエイターへの依頼方法を解説します。
VTuberのロゴの用途
そもそも、VTuberのロゴはどのような用途で使用されるのでしょうか。
ここではまず、ロゴの種類やその用途について解説します。
そのVTuberのイメージの象徴となるロゴで、常に視聴者と接触します。そのため、他VTuberとの差別化やオリジナリティの追求は必須です。
のちほど詳しく解説しますが、フォントの選定、文字間、色彩まで、VTuberのキャラクター設定を的確に反映させることが大切です。
主な用途は、名刺代わりとなるロゴで、SNSのプロフィールや配信画面、グッズなどに幅広く使用します。
名前ロゴと併用して、チャンネルの方向性やコンテンツジャンルを象徴することが多くあります。
主な用途には、配信プラットフォームでの各種ヘッダーなどが挙げられます。
文字が含まれないため、より小さなスペースに記載できたり、デザイン性にこだわったりすることが可能です。
主な用途には、プロフィールアイコンや配信オーバーレイ、グッズ・スタンプなどが挙げられます。
制作することで、イベント・企画の演出効果を高め、ファンの期待感を高める効果があります。
主な用途には、歌枠や耐久配信、周年記念、コラボ企画などが挙げられます。
さまざまな場面で使用することになるため、デザインの一貫性を保ちながら、使用環境に応じてバリエーションをもたせることが大切です。
主な用途には、配信サムネイルやSNSアイコン、グッズなどが挙げられます。
VTuberロゴの作り方の流れ
VTuberのロゴは、キャラクターのコンセプトから「フォント」「カラー」「モチーフ」を決め、組み合わせて作ります。
ここでは、VTuberロゴの作り方の流れを解説します。

1.デザインのイメージを固める
ロゴデザインを決めるには、「ファンにどのような印象を与えたいか」を明確にすることが大切です。
そのためにも、VTuberのキャラクター設定やキャラクターコンセプトを整理したのち、ロゴデザインの方向性を決定します。
活動ジャンルでVTuberの世界観が「ゲーム中心」「クール系」「ファンタジー」だった場合には、例えば、剣や魔法などのイメージを視覚に落とし込みます。
2.フォントを決める
ロゴの印象はフォントで大きく変わるため、視認性だけでなくキャラクター性やブランドイメージと調和する書体選びが重要です。
また、文字の太さもフォントとともに検討しましょう。
例えば、柔軟で親しみやすい印象を与えるためには「太め」「丸ゴシック系」、硬派で洗練された印象を与えたい場合は「細め」「セリフ体」「サンセリフ体」などを選ぶことが多くあります。
フォントを決める注意点は、よくあるフォントから選ぶと、個性が失われる可能性があり、奇抜なフォントを選ぶと、視認性が低下する可能性がある点です。
個性がありつつ読みやすいフォント選びを意識しましょう。
3.配色を決める
配色は、VTuberのイメージを決めるうえで重要な要素です。
基本的にはVTuberのイメージカラーや衣装の色をベースに選定することがおすすめです。
例えば、色には以下のようなカラーイメージがあるといわれており、さまざまな企業がそのイメージに配慮してカラーを選定しています。
赤 | エネルギッシュ、情熱、興奮 |
黄 | 明るさ、子供っぽさ、好奇心 |
緑 | 自然、平穏、健康 |
青 | 信頼、誠実さ、知的、冷静さ、清潔感 |
こうした色の基礎知識も押さえたうえで、配色を決定しましょう。
「自身が思うイメージ」と「視聴者に伝わるイメージ」のギャップを低減できます。
4.モチーフを追加する
最後に、VTuberの個性をより強化するためにモチーフを取り入れます。
VTuberのキャラクター設定や活動ジャンルなどに関連づけたモチーフにすることがおすすめです。
例えば、星や羽、角、楽器などのシンボルをロゴに組み込むことで、見た人の印象に残り、記憶定着率が高まります。
名前ロゴの一部として追加するパターンや独立したシンボルロゴとして活用するパターンがあります。
ただし、あまりにモチーフを強調するとロゴ全体のバランスが崩れるため、過度にならないように設計しましょう。
VTuberのロゴ作成におすすめのソフト
ここでは、VTuberロゴを作る際におすすめのソフトやスマホアプリを紹介します。
初心者にも扱いやすい者が多いため、自作する際の参考にしてください。

アイビスペイント
アイビスペイントは、スマートフォン・タブレット用の代表的なイラスト制作アプリです。
初心者でも簡単にデザイン作業ができる直感的な操作性や、中級車〜上級者の表現の幅を広げる豊富なブラシ機能が搭載されています。
またアイビスペイントは基本使用が無料であるため、「まずは手書きロゴの作成を試してみたい」という人におすすめです。
Adobe Illustrator
Adobe Illustratorは、業界標準ともいわれる代表的なグラフィックソフトです。
精密なベクターデザインが可能であるため、ロゴだけでなく配信素材(サムネイル画像など)、グッズ、印刷物まで幅広い用途に活用できます。
そのため、「本格的なデザインを行いたい」「デザインすべてを一つのソフトで作成したい」といった場合におすすめです。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)は、イラスト制作はもちろん、代表的なマンガ制作アプリです。
背景画やキャラクターデザインを一貫して制作できるため、ロゴとキャラビジュアルの統一感を演出できます。
またペン・ブラシの描き味のカスタマイズなどを幅広く設定できるため、手書き要素を取り入れた個性的なロゴデザインにしたい場合におすすめです。
VTuberロゴの依頼方法
VTuberのロゴを自作する場合のソフト・アプリを紹介しましたが、プロのデザイナーに依頼をすることで、制作に手間や時間をかけずに、クオリティの高いVTuberロゴが手に入ります。
ここでは、VTuberロゴの依頼方法を紹介します。
ロゴ作成の依頼準備
ロゴ作成を依頼する前に、VTuberのコンセプトからロゴのイメージを考えておくことが大切です。
「かわいい」「きれい」「かっこいい」「元気」などロゴで表現したいイメージや、入れたいモチーフ、カラーをいくつか決めておくと依頼がスムーズに進みます。
また希望に近いロゴの画像などを参考として集めておくと、デザイナーと完成イメージの共有が行いやすくなるでしょう。
デザイナーを探す
ロゴ作成の依頼をするデザイナーは、実績豊富なデザイナーが集まるクラウドソーシングサイトを利用して探すことをおすすめします。
クラウドソーシングサービスを利用することで、「契約や作業がスムーズに進行できる」「仮払いシステムなどにより、トラブルに遭遇する可能性を低減できる」といったメリットがあります。
VTuberのロゴ作成を受けているデザイナーを探すなら、ココナラやSKIMAなどのクラウドソーシングサービスがおすすめです。
ロゴの制作依頼は「cone」がおすすめ
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