SNSの投稿やYouTube、Web広告を作るにあたって、クリエイターの皆さんが良い動画素材を集めるのにフリー素材サイトを利用する機会も増えていますよね。
しかし、なかには規約に基づいた使用方法を守れていない方も多いようです。
本記事では、無料のおすすめ動画素材サイトと、サイト利用時の注意点などを詳しく解説します。
効率的に作業するために、おすすめの編集ソフトや画像・音声サンプルのおすすめもご紹介していますので、動画編集にかかわる悩みをお持ちの方はぜひ最後までご覧ください!
【動画】無料で商用利用可能なフリー素材サイト
無料で商用利用できるフリー素材サイトを、日本のサイト・海外のサイトに分けてご紹介します。
【日本の動画素材】おすすめのフリー素材サイト5選
日本人や日本の風景がメインの無料素材サイトです。
- 動画素材.com
- MotionElements
- ニコニ・コモンズ
- Filmstock
- 動画AC
以上5つのフリー素材サイトをご紹介します。
➊動画素材.com
動画素材.comはロイヤリティフリーの素材だけを扱っています。スマートフォンでもダウンロードできるので、InstagramやTikTokで動画を使用したい方にとっても便利なサイトです。
動画素材.comの特徴
- HD〜4Kで、保存時の画質を選べる
- 扱いやすいmp4形式の動画が豊富
- 画像素材も無料でダウンロード可能
➋MotionElements
MotionElementsはジャンルが豊かな素材を6,000点以上扱っているフリー素材サイトです。
MotionElementsの特徴
- 動画素材だけでなく、画像・BGM・効果音素材も無料で使える
- 最大8Kの素材も
- CG、VR、空撮、スローモーションなどカテゴリーで検索しやすい
➌ニコニ・コモンズ
ニコニ・コモンズにはイラスト、アニメ、ゲーム関連の素材が盛りだくさん!
アニメーション、エフェクト素材を探すならまずはこちらをチェックしてみてください。
ニコニ・コモンズの特徴
- 新着素材が随時アップされているので、いつも新鮮な素材を使用できる
- 効果音やBGMも豊富
- 素材ごとに検索がしやすい
➍Filmstock
Filmstockはトレンドの素材特集があるなど、多くの素材がタイムリーに更新される人気サイトです。
Filmstockの特徴
- 画像、テロップ、サウンド素材も豊富
- 動画素材は日本の風景が多い
- 「エフェクトパック」を使えば、動画編集をしたことがない方でも参考にしやすい
➎動画AC
動画ACは会員数はなんと900万人以上!
ここで素材を探せば間違いないというほどの大手素材サイトです。
動画ACの特徴
- CG、ドローン、海外、ビジネスなどカテゴリーが豊富
- HDから4Kまで、素材をダウンロードする際に画質を選べる
- クレジット表記不要
【海外の動画素材】おすすめのフリー素材サイト5選
海外の風景や人物をモデルにした動画素材が豊富なサイトとして次の5つをご紹介します。
- Pixabay
- Life of Vids
- Mazwai
- Pexels Videos
- Distill
下記で詳しく解説します。
➊Pixabay
Pixabayは動画編集にかかわるあらゆるジャンルの素材を集められます。2,700万点を超える素材数で、クリエイターに人気のサイトです。
Pixabayの特徴
- 画像、動画、GIF、音楽、効果音、音声、イラストなど
- 景観や人物の動画素材が豊富
- HD〜4Kの動画があり、ほしい画質にあわせて動画を検索できる
➋Life of Vids
Life of Vidsは日本語版サイトはありませんが、操作は非常にシンプル。海外をモデルにした動画素材がほしいときにおすすめです。
Life of Vidsの特徴
- 素材のサイズを選んでダウンロードボタンを押すだけ
- ドローン、食事、人物、自然、ビジネスなどカテゴリーが豊富
- 著作権フリー
➌Mazwai
こちらも日本語版サイトはありませんが、非常にわかりやすく素材が見つけやすいサイトです。
Mazwaiの特徴
- 動画保存のフォーマットには「.mp4」「.webm」がある
- カテゴリー表示がわかりやすく、直感で扱いやすい
- 専門家が厳選した素材のみを掲載
➍Pexels Videos
Pexels Videosは約10万点の動画があり、海外の素材なら選び放題のサイトです。
Pexels Videosの特徴
- 縦向きの素材も豊富なので、InstagramやTikTok向け動画の作成にも役立つ
- 画質を選んで保存できる
- クレジットの表記は不要
➎Distill
Distillは日本語版サイトはありませんが、シンプルなので直感で利用できるサイトです。使用したい動画のダウンロードボタンを押すだけで操作は終了します。
Distillの特徴
- 10日ごとに10本のビデオをダウンロードできる
- 建築、技術、オブジェクトなど珍しいカテゴリーも
- 外国人モデルの動画が豊富
【YouTuber向け】エフェクト素材を提供しているサイト
動画編集に欠かせないエフェクトの素材を扱うサイトも存在しています。ここでは2つのサイトに絞ってご紹介します。
➊YouTuberのための素材屋さん
YouTuberのための素材屋さんはYouTuber向けにテロップ、フレームなどのエフェクトを豊富に扱うフリー素材サイトです。
YouTuberのための素材屋さんの特徴
- その素材を使用するコツが載っていて参考にしやすい
- ジャンルごとに探しやすく、ポップでかわいい素材がたくさん
- クレジット表記は不要
➋After Effects Style
After Effects Styleはチュートリアルを見れば、簡単な動画編集の方法まで勉強できるサイトです。ほしいエフェクトのフリー素材がない場合は、パートナー素材の「Motion Elements」を利用できます。
After Effects Styleの特徴
- 参考にしたいサンプルの動画を選べば、その作り方を教えてくれる
- 商用利用、加工OK
- クレジット表記不要
【動画制作】フリー素材サイトを選ぶ3つのポイント
無料の素材サイトには制約が多いこともあります。効率的に素材を編集できるように、次の3つのポイントをおさえてサイト選びをしてみてください。
- ダウンロードする際のファイル形式は選べる?
- ダウンロードする際の画質は選べる?
- 素材数が豊富だと利用しやすい
詳しくご紹介します。
ダウンロードする際のファイル形式は選べる?
動画編集ソフトによっては、扱いやすい動画素材とそうでないものがあります。主なファイル形式は以下の通りです。
ファイル形式 | 特徴 |
mp4 | 高画質・高圧縮のファイル形式。 ファイル形式にこだわりがない場合は最も扱いやすくおすすめの形式。 一般的なファイル形式で、普及率も高い。 |
mov | Appleが開発したファイル形式。 Macで編集作業する場合は扱いやすい。 |
avi | Microsoftが開発したファイル形式なので、Windowsでの互換性が高い。 |
webm | Googleが開発した形式。ファイルサイズが小さく、ビデオは高品質。 すべてのメディアプレイヤーで再生できるわけではない。 |
動画編集ソフトとの相性もあるので、フリー素材サイトからダウンロードする際には、保存するファイル形式の種類を選べるか確認しておくことが重要です。
ダウンロードする際の画質は選べる?
利用目的によっては高画質な動画が必要でないこともあるでしょう。そんなときに画質が4Kしか選べなければ、素材が重く不便になる可能性があります。
最適なサイズで作業するため、動画の画質が選べるサイトを利用することをおすすめします。
素材数が豊富だと利用しやすい
素材数が少ないサイトを利用していると同じ動画ばかりになり、視聴者に飽きられてしまいます。
人物・自然・CG・アニメーションなど、利用したいジャンルの動画が豊富にあるかどうか、さらにコンテンツが頻繁に更新されているかもチェックしてみてください。
【動画制作】フリー素材サイトを利用する際の5つの注意点
「フリー」だからといって、動画素材をどこにでも使っていいわけではありません。使用方法を誤れば法に抵触する恐れもありますので、正しい利用方法を確認しておきましょう。
- 商用利用可能か確かめよう!
- 利用規約は必ずチェック
- 著作権フリーか確かめよう!
- ロイヤリティーフリーか確かめよう!
- クレジット表記は必要?注意事項を読んでおこう
詳しく解説します。
商用利用可能か確かめよう!
「フリーの動画素材サイト」と記載があっても、商用利用可能かどうか確認しておかなければなりません。「個人の制作の範囲内であれば利用OK」「再配布や販売はNG」など、細かく決まりがあるのでチェックは必須です。
利用規約は必ずチェック
サイトにアップされているすべての動画に同じルールが適用されるのか、動画素材によってルールが異なるのかなど、細かい規約が掲載されています。規約はサイトごとに異なりますので、動画素材をダウンロードする前に必ず確認してください。
著作権フリーか確かめよう!
作者が著作権を放棄している「著作権フリー」の動画素材であれば、利用しても著作権侵害とはなりません。しかし編集する場合は報告が必要など、素材によってはルールが決まっています。ルールに違反すると「知らなかった」では済まないので要注意です。
ロイヤリティーフリーか確かめよう!
著作権フリーと、ロイヤリティフリーは異なります。ロイヤリティフリーとは、「利用規約に基づいた範囲内で素材を使用するならば、利用料はかからない」という意味です。
もし定められた規約外で利用したい場合には、追加料金の支払いが必要な場合もありますので注意してください。
クレジット表記は必要?注意事項を読んでおこう
クレジット表記とは、素材元のリンクや撮影者の情報を記載することです。もしクレジット表記が必要なら、サイトのルールにのっとって表記しなければなりません。
表記しなかった場合は、ライセンス購入のため追加料金が発生したり著作権侵害で訴えられたりする可能性があります。手軽に利用できるからこそ、守らなければならないルールを理解しておきましょう。
【無料で利用可能】おすすめの動画編集ソフト 4選
無料で利用できる動画編集ソフトとして次の4つをご紹介します。
- Microsoftフォト
- iMovie Mac
- Wondershare Filmora 11
- Shotcut
評判の良いものだけを集めましたので、ぜひ試してみてください。
➊Microsoftフォト
Microsoftフォトはマイクロソフト株式会社が提供する動画編集ソフトです。
Microsoftフォトの特徴
- Windows 10から標準搭載
- 字幕やエフェクトも入れられる
- 画像のトリミングや縦横比の変更などが簡単で、日常生活でも使い勝手が良い
➋iMovie Mac
Macに標準搭載されているiMovie Macなら、直感で動画編集ができます。動画編集の経験がない方でも、動画や画像をつなげるだけで本格的な動画に!
iMovie Macの特徴
- 動画を選んだら、タイトル・音楽・エフェクトを加えるだけ
- 映画のようなクオリティで動画を簡単に仕上げられる
- 利用可能なBGMも豊富
➌Wondershare Filmora 11
Wondershare Filmora 11はクリエイターの手間を省くためのさまざまな機能が特徴。「時短」で動画編集を終えられるとして人気のソフトです。
Wondershare Filmora 1111の特徴
- 字幕が簡単に追加できる
- クロマキー合成も簡単にできる
- ゲーム配信者におすすめの画面録画機能も搭載
➍Shotcut
Shotcutはフリーソフトの中でもできることが多く、本格的に動画編集をしている方にもおすすめです。
Shotcutの特徴
- クロマキー合成、モザイク合成ができる
- 明るさ、彩度、不透明度調整ができる
- 動画の逆回転再生、回転、反転できる
【番外編】プロの映像クリエイターも利用する有料素材サイト 7選
無料のフリー素材サイトにはさまざまな制約があるため、ストレスになることも考えられます。
動画探しに手間をかけず、もっとハイクオリティな動画制作を目指したいという方におすすめの有料素材サイトとして次の7つのサイトをご紹介します。
- PIXTA
- Ponds5
- Aflo
- Bigstock
- Adobe Stock
- amanaimages
- Shutterstock
詳しく解説します。
➊PIXTA
PIXTAはトレンドの素材検索もしやすい大手素材サイトです。テレビ番組や広告制作でも活用される素材が豊富にそろっています。
PIXTAの特徴
- 4K素材も豊富
- 1点1,650円〜利用できる
- 600万点以上の動画素材。
➋Ponds5
Ponds5は2,000万本以上のロイヤリティーフリー映像を扱っています。
Ponds5の特徴
- 3,746円〜、初回注文は最大20%OFF
- 毎日動画が追加されている
- 3Dモデルやエフェクトも豊富
➌Aflo
Afloは報道写真やスポーツ写真を各種報道機関に提供している超大手サイトです。
Afloの特徴
- 動画素材は4,950円〜
- 1億点を超える素材
- タイムリーな素材が続々アップされる
➍Bigstock
Bigstockは無料素材にはない高品質な素材を提供している人気サイトです。
Bigstockの特徴
- 1週間無料トライアルを利用可能
- 150点のビデオをダウンロードしても1ヵ月あたり約¥8,000
- 万が一満足できなかった場合は全額返金保証あり
➎Adobe Stock
Adobe StockはPhotoshopで有名なAdobeが提供するフォトサービスです。
Adobe Stockの特徴
- 3本の動画を無料でお試し利用できる
- 画像・動画・イラストを含めて2億点を超える素材
- 月々3,828円〜定額で利用可能
➏amanaimages
amanaimagesには40年にわたる実績があり、安心・安全のサポートがあることから人気の大手サイトです。
amanaimagesの特徴
- 動画は約600万点
- サイズに応じて料金が変動(3,300円〜)
- ニッチな分野の素材もカバー
➐Shutterstock
Shutterstockは無料素材には出せないクオリティが評判のフリー素材サイトです。
Shutterstockの特徴
- 2,600万点を超える動画素材。
- 1月10本の動画ダウンロードが3,500円〜
- ニュース、スポーツ、エンタメのアーカイブ画像も
【画像・音声サンプル】商用利用可能なフリー素材サイト
動画編集にかかわる素材は動画だけではありません。画像・音声サンプルのおすすめフリー素材サイトを3つずつご紹介します。
【画像】おすすめのフリー素材サイト3選
画像のおすすめフリー素材サイトは以下の3つです。
- ぱくたそ
- 写真AC
- O-DAN
下記で詳しくご紹介します。
➊ぱくたそ
ぱくたそはロイヤリティフリーで自由に使える素材が豊富な大手サイトです。
ぱくたその特徴
- 新着素材が続々アップされる
- ランキングや企画が豊富で、トレンドに応じた素材選びが可能
- 画像サイズはS、M、Lから選んでダウンロードできる
➋写真AC
写真ACは会員数900万人以上、素材数は530万点を誇る大手素材サイトです。
写真ACの特徴
- 日本人モデルの素材が多数ある
- 素材検索は一日4回まできる
- 画像サイズはS、M、Lから選んでダウンロードできる
➌O-DAN
O-DANはほしい画像を検索すると、39のフリー素材サイトから該当するものを引き当ててくれる総合サイトです。
O-DANの特徴
- 海外モデルがメインで、おしゃれな画像が豊富
- 商用利用可能な画像に限定して検索できる
- シンプルでかっこいい素材が人気
【音声サンプル】おすすめのフリー素材サイト3選
音声サンプルのおすすめフリーサイトは下記の3つです。
- DOVA-SYNDROME
- 効果音ラボ
- Audiostock
詳しくご紹介していきます。
➊DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROMEでは約15,000曲を無料でダウンロードでき、本格的なクリエイター向けサービスも行なっています。
DOVA-SYNDROMEの特徴
- 効果音、歌もの、BGMなどが豊富
- 楽曲の製作依頼もできる
- 商用利用・加工OK
➋効果音ラボ
効果音ラボには音響のプロの現場でも使用される、高品質な効果音素材が沢山アップされています。
効果音ラボの特徴
- すべて効果音ラボが録音・編集したオリジナル効果音
- ほしい素材のダウンロードボタンを押すだけで簡単保存
- シーンに応じた検索が簡単
➌Audiostock
Audiostockは日本最大級の音源サービスサイトで、40万点もの素材を利用できます。有料サイトですが、毎月1万点の素材が追加されるためいつも新鮮な音源を使用可能です。
Audiostockの特徴
- 無料トライアル期間があるので、試しやすい
- 月550円〜利用
- 大手企業も利用するフリー素材サイト
【さいごに】動画編集でお悩みの方は、クリエイターが集まる「cone」へ
自分では動画編集が難しく、クリエイターを探したいという方はぜひ「cone」へご相談ください。「cone」に在籍する動画クリエイターと、依頼者とのマッチングをサポートします。
coneの特徴
- 個人クリエイターへの制作依頼ができる
- 希望条件に応じてクリエイターを検索できるので、業者を探す手間が省ける
- 紹介手数料がかからず、価格が抑えられる
- 有名企業や代理店との実績が100社以上ある、安心のサービス
- 動画編集の悩みを解決してくれる記事が豊富
「cone」はクリエイターを探している方の費用と手間を削減し、外注に関するストレスがなくなるよう支援しています。
動画編集を外注したいとお考えの方はぜひ利用をご検討ください。