動画にチャプターを挿入するメリットは?編集方法も解説!

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coneなセカイ編集

coneなセカイを編集している人。
自らもクリエイターとして、日々クリエイティブに関する課題解決で翻弄中。

DVDやBlu-rayを鑑賞する際、DVDプレイヤーのメニュー画面からチャプター機能を利用するという人は多いのではないでしょうか?

チャプターとはDVDやBlu-rayディスクの映像シーンの区切りのことで、目次のように使用できるディスクメニューです。製品版のDVDなどによく搭載されており、最初から最後まで一度に見る場合は使用する必要はありませんが、途中から見直したいというときに重宝します。

今回は動画にチャプターを入れたい人に向けて、チャプター挿入のメリットや主な編集方法、おすすめのフリーソフトなどについてご紹介します。

チャプターを挿入するメリットとは?

映像にチャプターを入れるとさまざまなメリットがあります。おもな利点は以下の3つでしょう。

まとめ動画を作れる

通常の動画は1つの作品に1つの内容が入りますが、まとめ動画のようにビデオ内に複数の内容が入っていると見づらい動画になります。しかしチャプターをつければ、複数の異なる動画が入っていても問題なく1つにまとめられます。まとめ動画を作りたいときはチャプターを挿入すると整理しやすいでしょう。

見たい部分から見られる

本やブログには目次があり、見たいところから読めるようになっています。それと同様に、動画にチャプターがあると好きな部分から見ることができます。最初から最後まで通して見る必要がないので、自由度が高い動画になるでしょう。

特定部分だけ見てほしい場合、そのシーンの冒頭にチャプターをつければ、スムーズに該当シーンを見てもらえます。

どこに何があるかわかりやすい

チャプターを追加するとどの部分に何が映っているかすぐにわかります。特に長尺の動画の場合はこの機能が役立つでしょう。視聴者にとっても便利なだけでなく、動画制作者が作品を見返したいときにも重宝します。

こんなときに便利!

チャプターがあるとどのようなシーンで便利なのでしょうか?チャプター機能が活用できるシーンを3つご紹介します。

発表会などのDVD制作に

子供の発表会や仕事の講演会などの映像をもとにDVDを作る場合、チャプターを挿入すると特定部分だけを見直しやすくなります。たとえば発表会場ごとにDVDメニューをわけると、同会場の内容だけ見比べたいときなどに便利です。過去の発表会の内容をアーカイブ化して管理したいときにも良いでしょう。

動画ポートフォリオとして

動画制作者の場合、自分の作品を動画ポートフォリオとしてDVDにまとめることもあるかもしれません。ポートフォリオではいくつかの作品を提出しますが、複数の動画を1つにまとめている場合、チャプターがあればどこでテーマが変わったのかわかりやすいです。チャプター追加とともに説明を添付すれば、より親切で好印象でしょう。

次のシーンにスキップしたいとき

スマホやタブレット用に変換した動画を見るにあたり、素早くスキップしたいときがあります。そんなとき動画にチャプターが追加されていると、素早く次のシーンにスキップできて便利です。スマホなどモバイル端末で動画視聴することが多い人は、チャプターを追加しておくと良いかもしれません。

3つのおもな編集方法

パソコンとペンタブ

手持ちの動画や自分の映像作品にチャプターを挿入したい場合は、どのようにすればよいでしょうか?

動画にチャプターを追加する方法としては、以下の3つが挙げられます。

DVD作成時にチャプター設定をする

DVD作成用のソフトを利用している場合、作成時にチャプター設定できるパターンが多いです。動画編集ソフトでも、DVD作成時のみチャプター設定できるものがあります。この機能を使えば手軽にメニュー付きDVDが作れるので便利でしょう。ただし、あくまでDVDを作成するのが前提です。

動画編集で自動的にチャプターをつける

動画編集ソフトの種類によっては、編集画面で自動的につけられる場合もあります。編集時点で追加できるので便利ですが、自分が好きなシーンで追加できないこともあるので注意が必要です。

動画編集ソフトは無償、有償ともにさまざまな種類がありますが、チャプター機能については無料ソフトにはほとんど搭載されていないようです。

手動でチャプターをつける

一部の動画編集ソフトでは、テキストファイルなどを使って手動でチャプターをつけられます。この場合、追加する秒数などを自分ですべてメモする必要があります。そのため少し手間がかかりますが、自分の好きなポイントでチャプターを挿入できるので便利でしょう。

チャプター挿入におすすめのフリーソフト

チャプター挿入におすすめのフリーソフトを2つご紹介します。それぞれ細かい機能は異なりますが、チャプターを追加したい場合はぜひ試してみてください。

XMedia Recode

さまざまな形式の動画をモバイル端末向けに一括変換できるソフトです。一般的な動画の拡張子に幅広く対応しており、iPod、PSPなど、携帯メディアプレイヤーに対応するプロファイルが70以上内蔵されています。

チャプター設定機能が搭載されており、モバイル用に変換し終えたファイルにもチャプターをつけられるので重宝するでしょう。

対応OSはWindowsです。

外部サイトへ:XMedia Recode

Subler

MP4ファイルをタグ付けするために作成されたMacOS用ソフトです。Appleのすべてのデバイスと互換性があり、字幕やチャプターを作成して追加できます。チャプターはテキストエディタなどで手書きする必要がありますが、全般的に使い方が簡単なので一度手順を覚えれば問題ないでしょう。手軽にチャプターの追加と編集ができるのでおすすめです。

対応OSはMacです。

外部サイトへ:Subler

まとめ

チャプターを挿入すると動画が視聴しやすくなります。映像をDVDやブルーレイの作品にして配布する場合は特に便利でしょう。ソフトによってチャプターのつけ方には差があるため、目的にあったソフトを使うのがおすすめです。良いソフトが見つからない場合は、今回ご紹介したソフトを使ってみるのも1つの手かもしれません。

用途に合わせて動画にチャプターを追加し、視聴者にとって見やすい動画を作っていきましょう!

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。