オウンドメディア構築・運用にかかる費用の内訳や依頼先の選び方を解説する記事

オウンドメディア構築・運用にかかる費用は?内訳や依頼先の選び方を解説!

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maruri

現役フリーランスとして活躍中のマルチクリエイター。
主に、Webライター・イラストレーター・デザイナーとして活動している。

「オウンドメディアを構築・運用するにはどのくらい費用がかかるの?」

結論、オウンドメディアを構築する際にかかる費用は、100万から300万ほどかかるのが一般的です。メディアを立ち上げたあとも、コンテンツ作成費用や更新作業など、運用費用が100万円ほどかかると考えましょう。

ただし、オウンドメディア制作の依頼先や運用目的・社内の人材によって、必要になる費用が大きく変わります。そこで本記事では、企業ごとに最適なオウンドメディアを構築できるよう、構築・運用費用の相場のほかにも、社内の状況・予算別の費用シュミレーションと依頼先の選び方などをご紹介します。

【本記事を読むと分かること】

  • オウンドメディアとは
  • オウンドメディアの費用対効果
  • オウンドメディアにかかる費用の内訳(構築・運用)
  • 社内の状況別にかかる費用
  • 予算別のオウンドメディアの特徴
  • オウンドメディア制作会社の選び方
  • オウンドメディア構築・運用が得意な制作会社

ぜひ最後まで読んで、あなたに最適なオウンドメディアの構築・運用方法を見つけてくださいね!

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社で保有・運用するwebメディアのことを指します。自社の情報を自由に発信できるオウンドメディアは、運用が成功すれば、多くの顧客獲得ができたり、高い費用対効果が期待できるマーケティング手法の1つです。

オウンドメディアでは主に、「集客」「商品の売り上げ」「採用強化」など、それぞれの自社の目的を達成するためにブログ形式で情報発信を行い、Googleの検索上位に表示させるための「SEO対策」をすることで認知拡大を図ります。

また、従来型の「ペイドメディア(お金を払って広告を掲載するメディア)」や「アーンドメディア(SNSを通して消費者の共感を得るためのメディア)」と合わせて運用することで、より多くのユーザーとマッチすることも可能です。

ただし、オウンドメディアは構築費用が莫大なだけでなく、構築後も根気強く運営していかなければならないという特徴もあります。費用対効果が得られるまで最低でも1年以上はかかるため、途中で挫折してしまう企業も多いのが現状です。つまり、成功すれば大きな成果につながるけれど、失敗すればお金をドブに捨てることとなります。

そのため、オウンドメディアで失敗せずに十分な成果を得るためには、さまざまなノウハウが必要です。具体的には、オウンドメディアを構築する前段階から、マーケティングの視点で運用目的を戦略的に設計したり、立ち上げ後も効果的な運用を行ったりするノウハウを確保する必要が出てきます。

まずは、オウンドメディアを運用するうえで成果を出すためにも、何が「成果」となるのか?どう評価するのか?(費用対効果)をしっかり理解することが重要です。下記で費用対効果について紹介したあと、オウンドメディア構築・運用にかかる費用の内訳や、目的・予算の費用や特徴をご紹介します。

オウンドメディアの費用対効果

オウンドメディアで確実に効果を出すためにも、メディアを作り始める前に「成果」が出ているのかどうかを確かめる指針である「費用対効果」の考え方を学んでおきましょう。

  • 目的別の費用対効果について
  • オウンドメディアの成功事例3つ

上記2点を解説します。

費用対効果とは?

費用対効果とは、投資した費用(コスト)に対してどのくらいの効果(売り上げなど)が得られたのかを意味します。数値を使って効果を測定するのが一般的です。

具体的には、「商品販売率をあげる」ことを目的としたオウンドメディアの構築・運用に200万かけたとして、実際の商品販売率がどのくらいになっているのかをみていきます。数値が高ければ効果を得られていて、数値が低いと効果を得られていないという判断になるというわけです。

「リード獲得」が目的の場合の費用対効果

リード獲得とは、「お問合せ」や「資料請求」などを獲得することを指します。主に、B to B(企業→企業)オウンドメディアの目的になる場合が多いです。

運営するオウンドメディアの目的が「リード獲得」の場合、売上単価・売上率などから、何件のリード獲得があれば良いのかといった成果目的を最初に決めておきましょう。例えば、リード獲得数からの売上単価が5万・売り上げ率が20%だったとすると、以下のような数値が出ます。

【リード獲得数が20件の場合】

20(リード獲得数)✖️20%(売り上げ率)=売上数4件
4(売上数)✖️5万(売上単価)=20万の売上

【リード獲得数が50件の場合】

50(リード獲得数)✖️20%(売り上げ率)=売上数10件
10(売上数)✖️5万(売上単価)=50万の売上

オウンドメディアの構築・運用に200万かかっていたとしたら、リード獲得数が40件以上あれば黒字になるという試算です。つまり、このオウンドメディアで40件以上のリード獲得ができれば、費用対効果が「高い」と言えます。

「ブランディング」が目的の場合の費用対効果

ブランディングとは、自分のサービスを他社と差別化して質を向上させるマーケティング戦略の1つです。オウンドメディアの目的が、このブランディングや認知拡大の場合は、何を持ってブランディングできたのかという基準を設ける必要があるため、他の目的よりもやや評価が難しくなります。

ただし、ブランディングの最終目的には売上の向上が考えられるため、基本は売上に関連する観点で考えると良いでしょう。

例えば、運用しているオウンドメディアのブランディングのため100万円かけて施策したら、訪問者が5,000人増えたとしましょう。そのうち0.5%の人が「問い合わせ」につながることがわかっており、5,000人✖️0.5%=25件のリード獲得数が見込めることがわかっています。そのうちの売上率が20%で、売上単価が20万円だとすると下記のような数値が出ます。

【リード獲得率が25件の場合】

25(リード獲得数)✖️20%(売上率)=売上数5件
5(売上数)✖️20万(売上単価)=100万の売上

上記試算であれば、ブランディング施策の費用対効果が「高い」と言えるのです。もちろん、リード獲得率や売上率によって変わってくるため、運用するオウンドメディアの動向を常に追っていく必要があることをお分かりいただけたと思います。

「採用強化」が目的の場合の費用対効果

採用強化が目的である場合の費用対効果を見分けるためには、現時点での採用コストと、オウンドメディア運用を通じて採用するコストを比較する必要があります。現時点での採用コストとは、既に利用している求人サイト・エージェントにおいて、一人当たりにかかっているコストのことです。

例えば、現時点でのコストとオウンドメディアを通じて採用するコストに以下の違いが出たとします。

 求人サイト・エージェントオウンドメディア
1ヶ月あたりのコスト100万200万
エントリー数30人10人
面談数10人5人
採用数1人3人
採用1人当たりのコスト100万66.6万

上記試算であると、オウンドメディアの方が1ヶ月あたりのコストは多いですが、1人当たりのコストは求人サイトよりも安くすむため、オウンドメディアの費用対効果が高いと言えます。どこを基準にメディアの評価を決めるのか、社内でしっかり共有しておきたいですね。

オウンドメディアの成功事例3つ

オウンドメディアの成功事例を3つご紹介します。

  • リード件数が32倍以上に!|ウィルオブ・ワーク
  • 半年でリード件数が50倍に|SAKIYOMI
  • 2年で数億を生み出した|レイビー

リード件数が32倍以上に!|ウィルオブ・ワーク

出典:ウィルオブ

株式会社ウィルオブ・ワークは、求人サイト「WILLOF(ウィルオブ)」を運営する会社です。主に、人材派遣や人材紹介事業に関するオウンドメディアを運営しています。初期は、PVを増やすことを目的として運営していたため、事業に直結する成果が出ないことが課題でした。

そこで、PV数はあってもリード獲得につながっていないコンテンツを全て削除し、本質的な成果を見定めたうえでのオウンドメディア運用を開始したところ、リード獲得件数が26〜32.5倍へと急成長したのです。もちろん、リード獲得率を増やしただけでなく、数億をこえる売上も出しています。

オウンドメディアを成功させるためには、目的をしっかりと見定める必要があることがわかりました。      

半年でリード件数が50倍に|SAKIYOMI

出典:SAKIYOMI

株式会社SAKIYOMIは、SNS運用代行・コンサル・運用支援ツールを提供している会社です。自社サービスへのリード獲得を目的とし、オウンドメディアの運営をしています。初期は、ある程度のオウンドメディアへの流入は見込めたものの、目指している成果にはなかなかつながりませんでした。

記事への流入や検索上位表示は達成できていたため、成果に結びつけるための動線を更に強化するべく、CTA改善施策や戦略的リライト施策を施しました。その結果、リード獲得率が半年で50倍に増加し、月に最低5件はオウンドメディアから安定して受注できるようになったとのことです。

記事流入がうまくいっていても、そこがゴールではなく、成果を出すためには戦略が必要になることが分かります。  

2年で数億を生み出した|レイビー

出典:レイビー

オウンドメディア「レイビー」は、株式会社グローバル・リンク・マネジメントが運用する不動産投資に関するメディアです。当初は、月間PV数は3000程度からなかなか伸びず、リード獲得率をいかに伸ばしていくかが課題となっていました。

そこでまずは、キーワードに基づいた記事を毎月10本公開することとし、検索上位獲得記事数を増やし、CTA設計や作成も同時に行いながら、リード獲得率への動線を強化したというわけです。更に「インサイドセールス」を強化し、顧客ニーズに応じたメルマガの配信も行うことで、確実にリード獲得を売上に繋げていきました。結果、運用を始めてから2年で、年商数億円を生み出すことに成功したのです。  

常に現状の課題を把握し、適切に改善し続ける地道さが必要であることが分かります。

オウンドメディアにかかる費用の内訳

オウンドメディアにかかる費用を詳しくご紹介します。大きく分けると以下の2つの費用が必要です。

  1. オウンドメディアの立ち上げ・構築費用
  2. オウンドメディアの運用費用

下記で更に詳しく確認していきましょう。

オウンドメディアの立ち上げ・構築費用

オウンドメディアの立ち上げ・構築費用は、主に以下の3つに分けられます。

  1. 戦略・マーケティング費:10万〜30万
  2. デザイン費:15万〜40万
  3. コーディング費:15万〜40万

戦略・マーケティング費

成果を出せるオウンドメディアを作るためには、戦略・マーケティングの観点が必須です。

例えば、

  • 誰に対してどのような情報を発信するのか
  • 自社をどうブランディングするか
  • 効率的に顧客を獲得するためにはどうしたらいいのか

など、オウンドメディアの土台作りや、運営を通した全体の戦略設計も必要になります。ただし、ノウハウがない状態で新規にオウンドメディアを立ち上げる場合は、成果が出ずに失敗するケースが多いです。

そのため、社内にオウンドメディアの運用に詳しい人材がいない場合は、外部のプロのサポートを受けましょう。コストはかかりますが、上記でご紹介した「費用対効果」に関する戦略をしっかり立てれば、目先のコストを超える利益が後からついてくるはずです。

デザイン費

オウンドメディアを作成するためには、サイトデザイン費が必要になります。メディア作成には、WordPress(ワードプレス)が使用されることが多く、簡易的なデザインであれば、HTMLやCSSの知識があまりなくても作成することが可能です。

しかし、オウンドメディアの成果を上げるためにも、簡易的なデザインではなく、作り込んでいく必要があります。内部に適切な人材がいない場合は、外部のプロに依頼しましょう。

コーディング費

コーディングとは、サイトデザインや機能などをサイトに反映させるためにコードを使用してプログラムを組む作業です。サイトデザインと同様に、簡易的なデザインや機能であれば自力でも作れます。

しかし、作り込んだデザインや充実した機能をつけたい場合は、WordPressで作ったサイトであってもカスタマイズが必要です。専門知識が必要なケースも多いため、社内に知見がある人材がいない場合は、外部に依頼しましょう。

サイトデザインとコーディングを一緒に請け負ってくれる人もいるため、必要に応じた人材を確保すると良いです。

オウンドメディアの運用費用

オウンドメディアで成果を出すためには、構築費だけでなく運用費もしっかり確保しておく必要があります。主な運用費用は以下の通りです。

  1. サイト維持費 
    サーバー代:数千〜5万円
    ドメイン代:100円〜10万円
  1. マーケティング・分析、改善費:月額10万〜30万
  2. コンテンツ制作費:2万〜30万

サイト維持費

サイト維持費は主に以下の2つに分かれます。

  1. レンタルサーバー代
  2. 独自ドメイン代

上記はサイトを作成したら、継続的に費用が発生するものです。サーバー代は基本的に、初期費用が2万円以下、月額利用料が500円〜5千円ほどかかります。ドメイン代は登録料と年間更新料100円〜数千円かかります。人気の高いドメインだと使用料が高いものもありますが、独自のサイトで新規に取得する場合は心配ないでしょう。

マーケティング・分析、改善費

サイトを運用し始めてからも、市場調査・競合調査・コンテンツのキーワード選定などのマーケティング費や分析・改善費が必要です。

コンテンツマーケティングで効果を出すためには、詳細なペルソナ設定(ターゲット設定)と専用ツールの活用や適切な調査方法が求められます。そのため、自社に適切な人材がいるのが理想ですが、いない場合は専門家への外注を検討しましょう。    

コンテンツ制作費

コンテンツとは、オウンドメディアでは「記事」のことを指します。記事の専門性や難易度によって外注単価が変わりますが、1記事1万〜4万円程度かかることが多いです。

もちろん、もっと安価に引き受けてくれるライターもいますが、その場合はライタースキルが低く、記事の品質が保証されない可能性があります。ライターの数が増えていることもあり、選定するのに一苦労です。

web制作からコンテンツマーケティングまで請け負ってくれる会社もありますが、質が保証されるのか?予算が高すぎないかをよく検討してから、慎重に選びましょう。

状況別|オウンドメディアの構築・運用費用

社内の状況別に必要となる、オウンドメディアの構築・運営費用をシュミレーションしてみましょう!

  1. 費用を抑えたい×運用知識やスキルがある×社内リソースがある
  2. 費用を抑えたい×運用知識やスキルがある×社内リソースがない
  3. 費用を抑えたい×運用知識やスキルがない×社内リソースがある
  4. 費用をかけてもOK×運用知識やスキルがない×社内リソースがない
  5. 費用をかけてもOK×運用知識やスキルがある×社内リソースがない
  6. 費用をかけてもOK×運用知識やスキルがない×社内リソースがある

上記6つのパターンをシュミレーションします。

費用を抑えたい×運用知識やスキルがある×社内リソースがある

【必要な費用】

  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:約5万
  • 社内人件費(3人):月額約90万

合計:約155万円

費用を抑えたい場合は、無料CMSが使えるWordPressを活用しましょう。社内リソースと運用知識・スキルがあるため、外注費用は、サイト構築にかかる費用のみです。

費用を抑えたい×運用知識やスキルがある×社内リソースがない

【必要な費用】

  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:約5万
  • コンテンツ制作費:月額約15万
  • 社内人件費(1人):月額約30万

合計:約110万円

社内リソースがない場合は、コンテンツ制作を外注する必要が出てきます。社内でコンテンツ制作するよりも費用が安く済む場合もありますが、長期的な人材育成ができなかったり、質の保証ができなかったりするのがデメリットです。

費用を抑えたい×運用知識やスキルがない×社内リソースがある

【必要な費用】

  • 戦略・マーケティング費:約20万
  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:約5万
  • マーケティング・分析、改善費:月額約20万
  • 社内人件費(3人):月額約90万

合計:約195万円

社内リソースがあっても運用知識やスキルがないと、外注する費用が多くなります。オウンドメディアを運用する予定で、長期的な費用をなるべく抑えたいという方は、社内にオウンドメディア運用に関する知識やスキルがある人材を確保すると良いでしょう。

費用をかけてもOK×運用知識やスキルがない×社内リソースがない

【必要な費用】

  • 戦略・マーケティング費:約20万
  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:年間約5万
  • マーケティング・分析、改善費:月額約20万
  • コンテンツ制作費:月額約15万
  • 社内人件費(1人):月額約30万

合計:約150万円

費用をかけても問題ない場合は、コンテンツ制作数や発注数を増やすのも良いでしょう。もしくは、長期的な人材育成のために社内人材を増やすと、将来的な利益につながります。

費用をかけてもOK×運用知識やスキルがある×社内リソースがない

【必要な費用】

  • マーケティングコンサルティング:約15万
  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:年間約5万
  • コンテンツ制作費:月額約 15万
  • 社内人件費(1人):月額約 30万

合計:約125万円

費用をかけても良い場合は、社内に運用知識やスキルがある人材がいても、コンサルティングという形で外部のノウハウを取り入れると、より成果につながるオウンドメディアを作れます。

費用をかけてもOK×運用知識やスキルがない×社内リソースがある

【必要な費用】

  • 戦略・マーケティング費:約20万
  • デザイン費:約30万
  • コーディング費:約30万
  • サイト維持費:年間約5万
  • マーケティング・分析、改善費:月額約20万
  • 社内人件費(5人):月額約 150万

合計:約235万円

費用をかけても問題ないのであれば、社内人件費を充実させましょう。運用知識やスキルがある人材を社内に確保できるのが理想です。

予算別|オウンドメディア構築・運用費用の特徴

当然ですが、かける予算によってオウンドメディアのクオリティが大きく変わります。予算別のオウンドメディアの特徴を知って、適切な予算確保をしましょう。

  • 無料〜20万円以下のオウンドメディアの特徴
  • 20万円〜100万円以下オウンドメディアの特徴
  • 100〜300万円以下オウンドメディアの特徴

無料〜20万円以下のオウンドメディアの特徴

【特徴】

  1. 記事や素材などは全て依頼側が用意する必要がある(運用費をとにかく抑える必要あり)
  2. サイトデザインはテンプレを使用したシンプルなものになる(デザインにお金をかけない)
  3. 格安のCMS活用が必要になる(機能にお金をかけない)

ブログ感覚で簡易的に始めてみたい人は無料〜20万円以下の費用で自力でサイトを作りましょう。運用費も抑える必要があるため、運用に必要な記事や素材も全て自分で作る必要があります。また、自力で作るサイトは時間がかかるうえに凝ったデザインのものを作るのは難しいです。オウンドメディアとしてしっかり成果を出したいのであれば、安く済ませようという考え方は捨てましょう。

20万円〜100万円以下オウンドメディアの特徴

【特徴】

  1. 記事や素材などは全て依頼側が用意する必要がある(運用費をとにかく抑える必要あり)
  2. オリジナルのデザインサイトが作れる
  3. 格安のCMS活用で簡単な機能実装ができる

テンプレートでないオウンドメディアを作りたい人は、20万円〜100万円以下の費用が必要です。サイトデザインや機能実装などは外注します。運用費を削る必要が出てくるため成果が出るまでひたすら記事を書き続けられないと苦痛になるでしょう。

100〜300万円以下オウンドメディアの特徴

【特徴】

  1. 記事や素材などの一部は外注する
  2. SEOに最適なオリジナルのデザインサイトが作れる
  3. CMSをカスタマイズできるため、機能実装が充実する
  4. 戦略・マーケティング設計ができる

300万円ほど予算が取れるのであれば、成果の出せるオウンドメディアが作れます。一般的な相場です。初期費用はかかりますが、長期的に見て成果を期待できるのであれば、初期費用は惜しまず出しましょう。

オウンドメディア制作会社の選び方2つ

オウンドメディアの制作を依頼する会社の選び方を2つご紹介します。成果を出すためにもここはしっかり確認しておきましょう。

  1. SEO対策に強い会社を選ぶ
  2. 営業力よりも運用力があるかどうか

下記で詳しく解説します。

1. SEO対策に強い会社を選ぶ

オウンドメディアは、検索エンジンから顧客流入を狙う場合が多いです。そのため、検索上位に上がるための施策である「SEO対策」に強い会社を選びましょう。安く依頼できるからといって、SEOに関する知識が全くない会社に頼んでしまうと、成果を出せなくなってしまいます。

  • SEOの実績があるか
  • 既存サイトがある場合はサイトの改善点を聞く
  • サイト作成後のサービスを確認する

上記を事前に確認して、SEOに知見があるかどうかを見極めましょう。

2. 営業力よりも運用力があるかどうか

営業にばかり力をいれ、運用にリソースを割いていない会社もあります。しかし、大切なのは、依頼する制作会社がオウンドメディアの運用にどれだけ力を入れているかです。運用は自社で行いWebサイトだけ作ってもらうため、制作会社の運用力は関係ないと思われる方もいるかもしれません。

しかし、運用能力が全くない会社は、オウンドメディア自体の知識がほとんどない可能性が高いため、非常に成果がでにくいオウンドメディアができあがる危険性があります。

運用力がある制作会社の見分け方は、会社を選定する際に、どういったルートで仕事を受けることが多いか・運用に関する専門的な質問などを細かくしてみましょう。

オウンドメディア構築・運用が得意な制作会社3選!

先程の制作会社の選び方のポイントを踏まえて、オウンドメディアの依頼先におすすめの制作会社をご紹介します。

  1. 実績豊富な「株式会社ニュートラルワークス」
  2. 集客に強い「株式会社イノーバ」
  3. 格安の「SODA株式会社」

実績豊富な「株式会社ニュートラルワークス」

出典:ニュートラルワークス

【特徴】

  • 自社オウンドメディアを運営し、高いノウハウを持っている
  • SEOに強いコンテンツ制作ができる
  • 改善支援のコンサルティングスキルも豊富

株式会社ニュートラルワークスは、自社でオウンドメディアを運営しており、運用を始めてから1年でリード獲得数を34倍に増やした会社です。高い運用ノウハウを所持しており、運用・改善支援のコンサルティングも得意としています。SEOに強いコンテンツ制作も強みとしており、オウンドメディアの制作から運用まで長期的な視点でサポートしてくれるでしょう。

集客に強い「株式会社イノーバ」

出典:イノーバ

【特徴】

  • B to B向けのコンテンツマーケティングが得意
  • 集客支援に強く、顧客を獲得するノウハウも豊富
  • オウンドメディアの集客支援に強い

株式会社イノーバは、B to B向けのコンテンツマーケティングが得意な会社です。オウンドメディア制作からコンテンツ作成、そして集客支援まで幅広くサポートしてくれます。実績も非常に豊富で、270社以上のB to B向けのオウンドメディアを作成しているのです。また、独自のオウンドメディア構築・運用ソフトを提供しており、集客・リード獲得・コンバージョンに至るまでの過程を手厚く支援してくれます。

格安の「SODA株式会社」

出典:SODA

【特徴】

  • 自社開発のCMSパッケージを提供
  • 簡易的に操作できるため、学習コストを抑えられる
  • 手軽にオウンドメディア運営ができる

SODA株式会社は、オウンドメディアを制作できる自社開発のCMSパッケージを提供している会社です。設定作業や運用は自身で行う必要がありますが、簡単操作ができるCMSパッケージのサポートで、SEOに強いオウンドメディア構築・運用ができます。企業での導入実績も豊富です。

目的や予算に合った制作会社をお探しの方は「cone」へご相談ください!

オウンドメディアの構築・運用にかかる費用をさまざまな観点からお伝えしました。オウンドメディアはただ作るだけでなく、作った後の運用や成果の出し方まで熟考する必要があり、それに伴い発注先をしっかり見極める必要があることをお分かりいただけたと思います。

そうは言っても、オウンドメディアの制作会社やコンサルティング会社は非常に数が多いです。そのため、どの会社に頼めばいいのか見極めるまで非常に時間がかかるでしょう。オウンドメディアの知識があまりない会社にとっては、自社に合う制作会社を選定することは簡単ではありません。

そんなときには、法人の方でも気軽に相談できる「cone」へご相談ください!オウンドメディアの制作や運用、そして改善支援まで、あなたの予算や目的にぴったりの依頼先をご紹介いたします。ぜひお気軽にご相談ください!

とは

coneはSKIMAから生まれたクラウドソーシングです。
SKIMA creativeがリニューアルしconeになります。
でもconeはただのクラウドソーシングではありません。
「クリエイターとの価値共創」をテーマに、クリエイター・クリエイティブ・クライアント・コミュニケーションなど全ての「C」でオンリーワンになることを真剣に考えています!
クリエイターとの共創でより良いサービスにし、クリエイティブの価値を高めていきます。