動画制作をしている人なら、より多くの人に作品を見てもらいたいと思うでしょう。現在ではSNSや動画サイトに簡単に作品をアップロードできますが、それでも必ず見てもらえるとは限りません。
そこで便利なのが、動画のQRコード化です。QRコードに動画の情報を載せておけば、自分の動画を手軽に発信できます。
今回は動画のQRコード化について知りたい人に向けて、QRコードのメリット、活用法と注意点、動画をQRコードにするのにおすすめのサービスなどについてご紹介します。
これは便利!QRコード化の3つのメリット
動画をQRコードにすると、さまざまなメリットが得られます。主なものとしては以下の3つが挙げられます。
大容量のデータを収納できる
QRコードは、数字・英字・漢字・カナ・ひらがな・記号など、あらゆるデータを取り扱えます。数字のみの場合、1つのコードで最大 7089文字まで読み込みが可能です。これは従来のバーコードの数百倍にあたります。大容量のデータを一度に収納できて便利でしょう。
簡単にアクセスできる
動画をQRコードにして見せたい相手に渡せば、ピンポイントでその動画を見てもらえます。動画サイトからアクセスしてもらったり、面倒なURLを教えたりする必要がないので、どちらにとっても操作が簡単です。
不要な情報を出さずに済む
QRコードは実際に読み込むまでどんな内容が収納されているかわかりません。情報共有者以外に内容を知られたくない場合にもおすすめです。
動画入りQRコードの活用法
動画の入ったQRコードはどのようなシーンで活躍するのでしょうか?活用法を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メッセージカードに
QRコードは、誕生日や記念日にプレゼントするメッセージカードに埋め込むことが可能です。文字だけでは伝えきれない気持ちも、動画なら臨場感たっぷりに届けられます。このような動画をQRコードにすれば、1枚のカードで文字と肉声の両方を伝えられます。
ビジネスや趣味の名刺にも
メッセージカードだけでなく、名刺にも使えるのがQRコードのポイントです。たとえば動画クリエイターの場合、作品を1つにまとめた動画をQRコードにしておけば、名刺から簡単にアクセスしてもらえます。ポートフォリオとしても活用できるので便利でしょう。
デジタルメモとしても使える
QRコードは自分用のデジタルメモとしても利用できます。動画のほかに写真・連絡先・テキストなども収容できるため、膨大な旅行写真を一つにまとめたり、授業や講習会のメモを整理したりすることも可能です。QRコードを印刷して手帳に貼れば、日ごとの情報整理にも役立つでしょう。
QRコードの注意点
アイデア次第で便利に使えるQRコードですが、いくつかの注意点もあります。動画をQRコード化する際は、以下の点に気をつけたほうが良いでしょう。
読み取れない可能性がある
QRコードはスマホで読み込んで情報を引き出すため、表示がゆがんでいたり汚れがついていたりすると、うまく読み取りできない可能性があります。QRコード発行後は、読み取れるかどうか一度確認したほうが良いかもしれません。とくに誰かにQRコードを渡す場合は、しっかりチェックしておくことをおすすめします。
動画削除後もQRコードは残る
QRコードつきのカードを配布すると、動画削除後も誰かの手元にカードが残っているという状態になりかねません。たとえば名刺にポートフォリオ用の動画QRコードを載せた場合、後々動画にアクセスできないと、せっかくのチャンスを逃すことになるので注意しましょう。
動画をQRコードにする方法
動画をQRコードにしたい人に向けて、おすすめのサービスを2つご紹介します。どちらも機能満載なので、ぜひチェックしてみてください。
mevie
mevieは動画をQRコードやURLに保存して共有できる無料サービスです。アップロードした動画は30日で自動削除される設定ですが、会員登録すれば期間なしで保存できます。
QRコードやURL内の動画は、後からでも管理画面で変更可能。パスワードをかけて管理できるので、プライバシーの面でも安心でしょう。
QRコードで、カード・名刺・シールなどのグッズも作れます。自己アピールにQRコードを活用したい人にもおすすめです。
外部サイトへ:mevie
スティーカミQR
スティーカミQRアプリは、QRコードにさまざまなデータを入れて管理できるサービスです。「スティーカミQRシール」を購入すれば、さまざまなデータをシールとして保存して持ち歩けます。
手紙に画像や動画を添えたり、授業や会議の内容を録画して保存したり、個人的なメモを残したいときにも便利です。長文も保存可能なので、小さな紙には収まらない内容を保管しておくのにもちょうど良いでしょう。
外部サイトへ:スティーカミQR
まとめ
動画をQRコードに入れると、仕事からプライベートまで、さまざまなシーンで活用できます。名刺やカードなどにQRコードを添えれば、文章では伝えきれない臨場感あふれるメッセージを発信できるでしょう。クリエイターの場合は、URLを教えるより簡単に動画にアクセスできるため、自分の作品を広めたいときにも効果的かもしれません。
まだ一度も動画をQRコード化したことがないという人は、この機会に動画のQRコードを作成してみてはいかがでしょうか?