企業やブランド、ブログなどの「ロゴ」には、さまざまなものがありますよね。
このロゴは、商品の売上や、サイトのアクセス数などに関わる場合もある、重要な要素です。
しかし、デザインの知識がないと、自分で作るのはなかなか難しいかもしれません。
今回の記事では、デザイン初心者でも、簡単にロゴを作成するコツについてご紹介していきます。
初心者でも作れる?
“ロゴデザイン”というと、難しそうに感じる方も多いはず。
しかしコツをおさえ、ある方法を使えば、初心者でも簡単にロゴ作成ができます。
「ある方法」とは、テンプレートやフリーフォントを最大限に活用すること!
テンプレートやフリーフォントを活用すれば、制作時間もかからず、ハイクオリティなロゴを作りやすくなります。
最近は、クオリティの高いテンプレートやフォントを無料で配布しているサイトが多くなっています。
ものによっては、かなり自由にアレンジできる場合もあるので、デザインに自信がないうちは、積極的に使用してみるといいでしょう。
ロゴ作成でおさえておきたい、6つのコツ!
ここからは、ロゴ制作のコツについてご説明していきます。
作る前に情報を集める
初めてデザインする方は、作業に入る前に、色々なブランドや会社のロゴを見てみましょう。
ブランドロゴを作るなら他のブランドのロゴを、ブログのタイトルロゴを作るなら他のブログのロゴを参考にすると、イメージがつかみやすいかもしれません。
ただし、参考にしたロゴデザインをそのまま模倣すると、著作権侵害になってしまう可能性があります。
あくまでも他者の制作物は、デザインの傾向を掴むきっかけ程度にしておきましょうね。
ターゲット層を考える
ロゴを作りはじめる前に、自分のブランドやブログのターゲット層をよく考えましょう。
「どんな人に興味を持ってほしいか」を考えると、そのために必要なロゴの色使いやフォントなどが、なんとなく見えてきます。
例えば、
女性向けなら、
「丸い・柔らかいフォントで、淡い色やピンクなどの可愛らしい色使い」
高級ブランドとして売り出すなら、
「シャープなフォントで、黒や金を基調とした落ち着いた色使い」
にするなど。
またこの作業を進める際は、思いついたアイデアをどんどん出していく“ブレインストーミング”で案を出すのがオススメです。
プロのデザイナーも、デザインをする前にこのブレインストーミングをして、色々なアイデアを紙に書き出すことから始める人が多くなっています。
スケッチをしてデザインを固める
ターゲット層が決まったら、手書きで思いついたアイデアを描き出していきましょう。
良いデザインを生み出すコツは、ここでなるべく多くのデザイン案を出すこと。
頭の中でイメージが固まっていても、実際に描いてみると印象が変わる場合もあります。
パソコンでデザイン作業を進める
スケッチした中からデザインを選び、パソコンに取り込んで作業を進めます。
主に使われるのはAdobeのIllustratorやPhotoshopなどのソフトですが、その他のイラストソフトでも作業は可能になっています。
フリーフォントを活用する
ロゴマークが一通り描けたら、ロゴにあったフォントを選んでいきます。
フォントには無料で使えるものが多く、種類も豊富なので、いろいろなフォントを試してみるといいでしょう。
ただし、個人利用のみのものや商用も使用可能など、さまざまな利用規約があるので、ロゴに使いたい場合には、規約をしっかりと確認してから使うようにしてくださいね。
配色に気をつける
ロゴの中に色が多すぎると、見た人に雑多な印象を与えやすくなってしまいます。
とくにデザインの経験が少ないうちは、あまり多くの色を使いすぎないほうが無難かもしれません。
また、デザインしたロゴが、白黒で印刷される可能性も頭にいれておきましょう。
もちろん、もっとも大切なのはカラー時の配色ですが、モノクロにした時の美しさも考慮したデザインにしてみてください。
役立つ!4つのおすすめをサイト紹介
ここまで、ロゴ制作のコツをご紹介してきました。
しかし、制作には難しい作業や、手間のかかる作業も多くなっていますよね。
ここからは、ロゴ制作に役立つサイトを4つご紹介していきます。
iGraphic Logo
URL:http://igraphiclogo.com
ロゴテンプレートの配布サイト。
クオリティの高いテンプレートが多く揃っています。
データはEPS形式、PSD形式でダウンロードでき、IllustratorやPhotoshopでの編集がしやすくなっています。
DesignEvo
URL:https://www.designevo.com
デザイン初心者でも、簡単にロゴが作成できるサイト。
サイト上でロゴのフォントや装飾などをカスタマイズしてからダウンロードできます。
サイト内のテキストは英語のみですが、操作が分かりやすいので、かなりオススメのサイトです。
dafont.com
URL:https://www.dafont.com
海外のフリーフォント配布サイト。
任意の文字を入力すると、フォントが適用されたプレビューを確認できる、便利な機能つきです。
FONT FREE
URL:http://fontfree.me
日本のフリーフォントサイト。
書体別や表記体別など、カテゴリに分けてフォントを探すことができます。
かなりの種類のフォントが揃っており、とくにひらがなやカタカナのフォントは、ユニークなものが多い印象を受けますね。
ロゴが上手く作れない時に確認する5つのポイントを紹介
作れる環境が揃っていても、なかなか思い通りにロゴが作れないことも……。
上手く作れない時は、以下のポイントをおさえると、解決につながるかもしれません。
デザインは、なるべくシンプルに
覚えておいてほしいのは、ロゴはなるべくシンプルな方がいいということ。
人は名前を覚えるより、ロゴのようなマークの方が覚えやすい傾向にあります。
また、ロゴは名刺など、かなりちいさな箇所に使われる場合もあります。
細かく複雑なデザインは覚えにくいですし、縮小した時、見づらくなってしまうことも……。
フォントのデザインから考える
デザインのどこから手をつけるか悩んでしまった時は、まず、ブランド名や会社名をパソコン上に入力してみましょう。
そこに合いそうなフォントを当てはめるところから始めるというのも、ひとつの方法。
ただし、フォントを選ぶ際には、商用利用ができるかどうか、利用規約をしっかりと読んでから使うようにしてください。
文字の読みやすさも忘れない
装飾がごちゃごちゃしすぎたり、文字と背景の色が似ていたりすると、肝心の文字が読めないロゴになってしまいます。
文字の要素が重要になるロゴは、デザインだけではなく「文字の読みやすさ」にも注意して作成するのもポイントですね。
まとめ
最後に、今回のポイントについて簡単にまとめました。
- ロゴデザインは、テンプレートや便利なサイトを使えば、比較的簡単に作成できる
- 作業前の情報集めやデザイン決めなどをしっかり行うと、魅力的なロゴを作りやすい
- ロゴは小さく印刷しても見やすい、わかりやすいよう、シンプルに作るのがポイント
何もわからない状態から、一人でロゴを完成させるのは、かなり大変なはず。
ですが、ポイントをおさえて、テンプレートやフリーフォントの力を借りれば、
デザイン初心者でも、簡単に魅力的なロゴを作るのも可能になっています!
今回ご紹介したコツや、オススメのサイトを参考に、オリジナルのロゴを作ってみてはいかがでしょうか。